試験 体力編
150pt超えました。
ありがとうございます。
あぁ、ここか。
パンフレットを見て確認する。
ここ、と書いてあるので間違いではないだろう。
人も集まってきているし。私は訓練場に足を踏み入れた。
「今からこの試験の説明を行う。」
ムキムキマッチョの先生が全員揃ったことを確認して話し始めた。順番に回るのだが、それでもかなりの人数だ。
「この試験では単純に体力を測る。活動に必要だからだ。ルールは簡単。二十周を早く走ったやつから好成績として残しておく。」
なるほど。ルールは簡単だな。
一周は1キロぐらいだから、20キロか。
「なお、魔法はなしとする。」
ふんふん。
「よし、ではまず、前列から。」
ふんふん。って、私も!?
これは気合入れよう。ここでとらないとダメだからね。
「よーい、スタート!」
構えて、
バッビューン
よし、スタートは一番っぽいな。
周りが絵の具のようだ。
この調子でスピードを上げていこう。
あれ、目の前に背中が。いつのまに誰かに抜かされたか?まあ、いい。抜かそう。あれ、また?よし、抜かした。
そうこうしてるうちにもう、あと一周で二十周か。
「意外にも余裕だな。」
「いや、あいつ、化け物じゃん!やばいって!」
ルミアの走った後の砂埃の中でそれを耳にしたパルティア(七周目、普通です。)は走りながら思わず突っ込んでいた。
それと同じ時間にルミアはもう、到着していた。
それと同時に真面目な顔をしたムキムキマッチョが歩いてくる。
近づいてきて…。
がしっとルミアの肩を掴んだ。
え?なにこのオジサン。コワイ。
「おまえ、おまえ…」
なに?
「おまえ、マジすげえな!」
「そりゃどうも。」
こっちは、日々実母メフィルに鍛えられていますから。
「お前を、ムキムキマッチョを目指す会にいれてやろう。」
「あっ、遠慮しておきます。」
私、マッチョ目指してないし。てか、もうあなたムキムキマッチョだと思うけど。
「なん、だと…。」
「あまり、興味が出ないので… 。」
「そうか…。気が向いたらまた言ってくれ。」
意外にしつこくなくて良かった。良かった。
あれは、よくも悪くも素直なタイプだな。
でも、みんなのゴールぐあいはどうなんだろう?
あれ?まだ、ほぼ全員走ってる?みんな遅いな。
あっ!パルティアじゃん!頑張れ!
「あぁ、そうだ。一位のところにサインしといてくれ。」
マッチョが戻ってきた。
え?一位だったの?やったあ!
スラスラとルルとサインした。
まあ、受験票とかはいらないので楽だ。
普通にルルでいいだろう。
「ルル、か。その名前、しかと覚えた。」
覚えないでください。
「ルル、次の会場、行っていいぞ。」
そうなんだ!じゃあ、いこう。
歩き出したルミアの背中をマッチョが見ていた。
おそらく、これをルミアが知ったら怖っと戦慄するだろう。
読んでくださりありがとうございました。




