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2、望んで底辺になる人はいません

 私は生活保護を受けて隠居したような身です。

 思えばなるべくしてそうなってしまったかなと思います。

 小さい頃は、ろくに何かを頑張ることがありませんでした。

 宿題をいつも忘れるような子供ではありませんでしたが、かと言って頑張ったことはありません。

 ゲームは好きでしたが、プロゲーマーを目指すような感じではなく、草むらを歩いて、出てきた敵をひたすら倒してレベルを上げるような楽しみ方をしていただけです。

 顔は下の下で、女子にはモテませんでした。まだ童貞です。笑


 それでも負けず嫌いの精神がありました。

 子供のころに50m走でタイムが悪くて、泣きわめいて、先生に「もう一回走る」と駄々をこねていました。

 それでも、走り込みをするなどの努力をするきっかけにはなりませんでした。

 中学生のときは成績は2と3が多かったです。1はありませんでした。

 技術だけ5を取ったことがあります。しかし、それは技術の先生の準備を手伝っていたというのが大きかったんだと思います。

 高校は誰でも入れる普通科です。大学は実名を上げます。大阪産業大学です。中退です。センター利用で受かったんですが、空気感についていけなくなりました。

 それからアルバイトをするようになりました。しかも母親に付き添ってもらって面接をしたぐらいの臆病者です。

 アルバイトも長く続かず休みがちになり、半年ぐらいでやめました。

 あとは親のすねをかじる毎日です。

 30を過ぎたあたりで精神科にかかって、社会適応障害、対人恐怖症、発達障害、うつ病と言った診断を受けました。

 それからしばらくして生活保護を受給するようになりました。


 誰もが望まないような人生だったと思います。

 でも、1つだけ言いたいことがあります。

 たしかに自業自得ですが、望んでそうなったわけではありません。

 私はそういう人生を注文したわけではありません。

 気が付けばそうなっていましたが、望んでだけはいないのです。

 それはきっとすべての底辺に生きる人が認めることです。

 望んでなんかはいません。

 ですが、そうなってしまったのです。はい、言い訳にならないことは承知しています。

 それでも、望んでなんかはいないことだけは言っておきたかった。いつもそれは思っていたことだったのです。

 望んでいなくてもそうなるのが人生です。

 当たり前と言われるかもしれませんが、私がそれに気づいたのは30を過ぎてからです。

 それまでは「注文しなければ、悪いことはやってこない」とどこかで思っていたと思います。

 ですが、悪いことはやってきます。自分から掴みに行かなければならなかったんです。

 ええ、今更もう手遅れなのですが……。

 次の人生があれば……いえ、きっとそうではありません。

 私はきっと次の人生も同じようにダメになると思います。

 だって、こうすればうまくいくという確証は今でも全然ありませんから。


 だから、今でもこんなことを思っています。

 神様が助けに来てくれないかな、遠い未来からすごいロボットが助けに来てくれないかな。


 1つだけ言えることは、少なくとも私を助けに来てくれたすごい存在はいません。


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