表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
28/34

10-2. プロフェッショナル

 この物語はフィクションです。

 作中の人物・団体などの名称は全て架空のものであり、

 特定の事件・事象とも一切関係はありません。

「そんなズボラな僕達から君に、仕事の依頼でね。この蝉はプロジェクト凍結後も処分されず飼育されていたんだが、そのうち四匹が逃げ出してしまってね。何とか回収をお願いしたい。君のように刺される者が出る前にね」

「全国民にナノマシンを投与するなら、わざわざ回収しなくてもいいのでは」


「むしろ一番の問題だ。スイのような拡張現実のオブジェクトが光って見える者は、体内のナノマシンが古いと話しただろう?」


 体内にナノマシンを取り入れる際、飲み水由来か、蝉由来かで見える景色が変わる。

 スイや前宰相のように、蝉由来(サトウ)視点では蛍光緑色(ネオングリーン)に発光する人はこの場に存在していないという話は興味深かった。


 前宰相は全員から認識されていたのに、スイがサトウしか認識できなかったのも、ナノマシンから特別な司令が送られているせいらしかった。洗脳とかされそうで怖い。


 明日からの仕事の注意点の説明を受け、仕事道具をいくつか受け取るサトウ。


「さて長くなったね。今日のところは帰ってもらって構わないよ」

「え。あ、はい。じゃあ失礼します」


「君の職場はここになるとは言ったけど、蝉の回収が終わって必要な手続きを終えれば開放してあげられるから。君の雇用主にも私から伝えておくよ」


 いつの間にかスイがバンのバックドアを開けていた。

 時刻は二二時前。すでに真っ暗になっていた車外にサトウが出る。彼が博士のほうを振り向いて会釈をすると、スイがバックドアを閉めた。


「さて、スイ。お前にはサトウ君の監視(サポート)をよろしく頼むよ」

「承知しました」

「彼も本作業が終わり次第、処分する予定だが。プロジェクトについて外部に漏らしたり、トラブルを起こすようならその場で処分しても構わん。お前なら誰にもバレないだろう」

「‥‥」


 サトウ監視の任を命じられたスイは光の粒子になってどこかへ消えていく。


挿絵(By みてみん)


 その光景を見送った博士は、ラボ内のテーブルに軽く腰掛けどこかへ電話をかけ始めるのであった。

 暑すぎて死ぬ。

--

 お手すきでしたら【評価】と【ブックマーク】の方、どうかお願いします。

 評価は下部の星マークで行えます! ※例)☆☆☆☆☆→★★★☆☆

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ