―反省会をしよう―
「さぁ〜メイ。ここからどうするのかなぁ〜」
「⋯⋯」
(う〜ん。3対1で向こうのほうが数が上。もう少し粘って魔法開発したいけどどうしよう)
完全に義姉とアルファルドを実験台にする気満々だった。
(あ、そうだ最後にもう一回だけ風でみんなふっとばしてみよう)
(飛ばすな)
リタイアとなり戦闘を観戦していたムーアはメイの心を除いて心のなかで突っ込んだ。
『そこまでです』
今まさに攻撃を仕掛けようとしていたメイを止めたのは胃薬を片手に持ったSSSクラスの担当教師―アロンだった。
「えぇ〜もう少し遊びたかったのにぃ〜」
リリアの言葉に
(お母様が聞いたら間違いなく説教でしょうね。)
胃薬を大量に飲みながら思う教師だった。
「いや、遊ぶも何も訓練場消えてね?いつの間に消えたんだ?」
(今気づいたんですか、ディルフェルト君)
「はぁ。とにかく君たちは反省会を行い話し合ったことをまとめて12000字以上書いて提出しなさい。」
露骨に嫌そうな顔をするSSSクラスの生徒に
「訓練場の破壊がこれで消えるんですよ。修理代を稼がなくて済むんですよ。」
悲痛な表情で脅す教師であった。「12000字位書いてくださいね?」
「「「嫌です」」」
全員がすかさず答えた。
「じゃあ自分たちで稼いできてください。領主の子がバイトなんて不名誉なだけだと思いますけどね。」
「ちなみに金額は金貨40枚ですよ。一人あたり。」
孤児院の出であるエリオットは崩れ落ちた。そして
「反省文、書きます。」
庶民の1年間の年収に匹敵する金額を提示され諦めたのだ。
「反省はしてないけど、一人で書くより楽しそう。」
メイ、陥落。
「「「メイが書くなら」」」
クレシェラ一家、陥落。
「はぁ。まぁ、自分たちがやったことだしな。」
アルファルド、陥落。そしてまだ反省文を書かないと意思表示する弟やゴルシア、後輩を睨み、
「もちろん、お前らも書くよな?」
更地になった訓練場が凍る。ブンブンブンブン。必死に頷くディルフェルトと後輩たちであった。なぜか教師まで首を振っていたが。横に。ゴルシアは
「チッ。ガルシア俺の分も頼んだ。」
丸投げした。
「自分で書けよ、クソ兄貴。」
全力で抵抗した。
感想、アドバイス等ありましたら、お知らせ下さい。できる限り改善して行きます。




