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泡沫の約束  作者: mi
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「え、、、

 じゃあ、ユーノー様が私に『メルジーナ』って言ったのは、、、」


「多分そう言うこと。

 シエルちゃんはメルジーナ様の生まれ変わりってことさね」



「私が、メルジーナ様の、生まれ変わり、、、

 え、じゃあもしかして、彼は、、、、、、」



「シエルちゃんの話を聞く限りじゃそうじゃないかねぇ、、、」



「いえ、、、でも、、、」



「ユーノー様がメルジーナ様の名前を呼んだこと、

 そしてそれが、あの青年の話をシエルちゃんとした直後、

 となると、、、ねぇ」








 私が、人魚、メルジーナ様の生まれ変わり、、、



 とてもじゃありませんが、私は信じられませんでした。







 そしてその翌日も、彼はオンセンにやってきました。



「こんにちは!

 今日もよろしくお願いします!」



「いらっしゃいませ」



 なんだかソワソワしてしまって、彼の顔を見ることができません。



「あの!」


「はっ、はい!!」



 突然大きな声で呼びかけられて驚いて顔を上げると、真剣な顔をしてこちらを向いている彼がいました。



「あの、今日のお仕事が終わったあと時間ありませんか?」


「えっ?」


「よかったらゆっくりお話ししてみたくて、、、

 ダメですか?」


「え、いや、ダ、ダメじゃないです!!」


「やった!

 では、オンセンが閉まるころにまた来ますね」



 そう言って、嬉しそうにオンセンに向かう彼の後ろ姿を、シエルは真っ赤な顔をしながら見つめていたのでした。





 勢いで返事したのはいいけれど、話って何かしら??

 もし、彼が勇者様の生まれ変わりだったら、、、

 もし、彼がそれに気づいていたら、、、




 いろんな思いがグルグルとシエルの中で駆け巡っています。


 とても仕事どころではない様子を、メリダおばさんが店の外から覗いていることにも気づかず、百面相しているのでした。



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