ホテルにて。。。。。
和寿と私はお寿司を無事に食べ終えて、海辺のホテルにチェックインをした。予約した部屋は最上階のスイートルームだった。2泊するんだから、どうせなら豪華な方がいい。そう思った。
「凄い!眺め!なんかよくわからないタワーが見える。あ!あっちにはさっきのお寿司屋さんが見える。うちも見えるかなー!て、さすがに無理か。」
和寿は終始部屋の中のアチコチをウロウロしている。まるで、となりのトトロに出てくるメイとサツキ状態だ!やっぱり中学生とはいえ、まだまだ子供なんだと思う。学校の中の和寿は分からないけど、案外暗いらしい。
担任の先生いわく。クラスに馴染めず、孤立してることが多いと聞いた。今日は私が友達がわりだ。
「かずーー。ここ、運動場やテニスコートとか、ジムとかプールもあるからさ!後で見にいこーよー。」
「うん!いくいく。」
おっとちょっと待てよ、プール。。水着は一応もってきたが、バレるかな?体型で、、まぁ大丈夫か。すっぴんでいけば。
と。。数時間後はしゃぎすぎたのか。フカフカの大きいベットの上で寝てしまった。
これからというのに。。でもここの周辺の観光スポットは明日回ることになってるから、今日は寝かせてあげようかな。。
寝顔をのぞきこむと、どことなく。旦那に似てきている。私の旦那は子供みたいな男性だった。常に私を笑かそうと一生懸命で、はしゃいで、いろいろな事を楽しむ人だった。忘れられないのはプロポーズの瞬間だった。遊びにいったレジャーランドで!バンジージャンプやろうよと、言い出し、二人で上へ、そしたら、僕と結婚してください!!!!って大きい声を言いながら、落ちていった。
何とも愉快なプロポーズだったのを今でも昨日のように感じる。そんな旦那が、和寿が産まれたすぐに、交通事故にあってあの世に旅立った。
和寿が産まれた日のあの人の言葉が蘇る。
「俺、、一生!二人を守る!!そんで!毎日笑かしたる!」
私はイケナイ女だと思う。。そんな大切にしてくれた天国にいる旦那を裏切るように。AVの世界に入ってしまった。そして、楽しんでしまった自分がいる。神様はこんな罪な女を許してくれるんだろーか。
「ママぁ」
寝言をいう和寿が愛おしくなった。
★そっと手を握りしめた。★
「こんなお母さんで許してね。。。」
和寿の手は柔らかかった、、若いAV男優の手よりずっと小さく。今にも壊れそうな手だった。




