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狐依コンの異世界大冒険  作者: 狐依コン
あの子との再会編

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第95話「再会②」

ジーナとの再会じゃ。ジーナは生まれ変わっておったのじゃ。



 ワシはゆっくりと振り向いたのじゃ。そこには髪が黄色くなり狐の耳と尻尾の生えた、あの子が立っていたのじゃ。

 髪型は生前のものと同じ、斜めに左眼を隠す髪じゃ。


「ジーナなのかのう……?」

「そうだよ? コン様」


 ワシは訳が分からんかったのじゃ。ジーナはあの時死んだはずじゃ。生まれ変わったというのかのう?

 ワシが混乱しとると、ジーナがクスクス笑ったのじゃ。


「私もまさか生き返らせてもらえるなんて思ってなかったよ」

「まさかワールド様にかのう!?」

「今の私は狐依ジーナ。中位の神に生まれ変わったの」


 やってくれおったのじゃ! ワールド様の権限でジーナを生き返らせてくれたのじゃ!

 狐の神となったジーナはワシを探すために、トナ様を頼ったらしいのじゃ。

 禰宜とは繋がるつもりがなかったらしいのじゃ。


「ルナ、来て」

 ジーナがルナを呼ぶのじゃ。身長がワシと同じになっとるジーナは、胸もあるのじゃ。

 神が着れる服として作られたワンピースの形をした服を着とるが標準装備でもちゃんと隠れとるじゃろう。


「ルナ、私に神力を繋げて」

「え、でも……私は巫女であなたは女神ですよ?」

「いいから」

 言われた通りにルナがジーナに繋げると、ワシとルナとジーナの繋がりができるのじゃ。


「な、なんで!?」

「私は特別だからだよ。コン様の神力と繋がってるの」

 ジーナが終えると、トナ様が立ち上がり拍手したのじゃ。

「積もる話もあると思うから、とにかく一旦自分達の宿に帰るといいよ。僕が君たちにやるべき事は終わったからね」


 ワシらは一旦自分たちの宿に戻るのじゃ。改めてジーナを見たグーシャは抱きついたのじゃ。

「ジーナ! ジーナぁぁぁ!!」

「グーシャ、久しぶりだね」


 テンカは自分より背の高くなったジーナを見上げて、手を伸ばし頭を撫でるのじゃ。

「本当によかったよ。これならあたしも安心だ」

 その言葉の真意はわからんジーナじゃったが、彼女はテンカを抱きしめるのじゃ。


 そしてジーザスに近づくジーナは握手をするのじゃ。

「私ジーナ。よろしくね」

「僕はジーザスです。よろしくお願いします!」


 ルナは何やら難しい顔をしとるのじゃ。じゃが、何故か自然に顔が緩んでいき、最後には一人で笑っとったのじゃ。

 頭おかしくなったのかのう?

「怒りますよ、コン様」


 全く筒抜けじゃ……ああ、そうか、ジーナの心も筒抜けなんじゃな。

 ワシはジーナに尋ねるのじゃ。

「ジーナはワールド様から説明は受けたのかのう?」


 するとジーナは座り直し、語り始めるのじゃ。

「まず最初に私があの日死んだ時、魂は空に昇ったの。そしてある日、この世界に輪廻転生したの」

 それはまさにあの日、ルナが願った通りじゃった。狐の神に輪廻転生したジーナは、タツイ王国に落とされたのじゃ。


「ワールド様には、コン様への初任給が私だと言われたよ」

 なるほどのう。あのロープウェイでのワールド様の話にも繋がっとるのじゃな。

「でもそう何度も同じ褒美をやるつもりはないと言っておけと言っていたよ」

 まぁそこまで甘えるつもりはないわい。気を引き締めていかんとのう。


 その後、最初からワシと再会するつもりでおったジーナは、禰宜を見つけたくもなかったので、たまたま通りかかった神のトナ様に保護してもらい、レイにお願いしてワシを探してもらったというわけじゃ。

 見返りはワシの旅の話だったというわけじゃな。改めてトナ様には感謝のお礼に何かしたいのう。何も出来んのが歯痒いがのう。


「皆の旅の話も聞きたい。教えて欲しいな」

 ワシらはジーナと死に別れてからの話を聞かせるのじゃった。

 グーシャはジーナの隣で座っておるのじゃ。ジーザスは恐る恐るグーシャの隣に座るのじゃ。

 それを拒否せんグーシャじゃ。


 テンカは深刻な顔をしとったのじゃ。ワシは察したわい。

「あのさ、ジーナと再会したばかりで言うのもなんだけど……」

 皆がテンカの方を向くのじゃ。

「あたしはこの王都を出たら、皆と別れようと思う」


 やはりそうじゃろうなと思っとったのじゃ。グーシャが驚いて、テンカに詰め寄るのじゃ。

「なんで? どうして? 折角みんな揃ったのに!」

 ワシはグーシャに寄り添い、頭を撫でてやるのじゃ。

「出会いあれば別れありじゃ。テンカはテンカの旅をしたいのじゃ。大丈夫じゃ、またいつか出会える、生きていればきっとのう」


 涙ぐむグーシャをテンカは抱きしめるのじゃ。そして俯いているジーザスの方に行き、抱きしめて額にキスをしたのじゃ。

「あんたを見てくれる女性はきっといる。ここにもいるよ。しっかり生きなよ? 邪神になったりしたら許さないからね?」


 ジーザスは頷いて涙を拭い、テンカを抱きしめ返すのじゃ。

「まだあと少しやることが、この王都にはあるからのう。別れの時までは笑顔でじゃぞ」

 ワシらの道は決まったのじゃ。


「では明日、鉱石を買って私以外のアクセサリーを作ってもらいましょうか」

 ルナは鉱山のあった街で貰った、呪いを解いた後のアクセサリーがあるからのう。

 ワシらは夜まで話した後、眠りについたのじゃった。

 ルナもグーシャもジーナに譲り、ワシの隣にはジーナがおるのじゃ。


「ジーナ……ワシ、嬉しいのじゃ」

 そっとキスをして一緒に眠るのじゃった。


ワシ、嬉しさのあまり自分から行っとるのじゃ。


ここまで読んでくださりありがとうなのじゃ!続きを読んでくださるとありがたいのじゃ!

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