1限目、初授業
こんにちは!ご愛読くださると嬉しいです!
チャイムが鳴り、朝のホームルームが始まりました。
「改めて、皆さんよろしくお願いします。
僕と一緒に色々なことを学んでいきましょう。」
そう、前置きして先生は色々と話しました。
心構え、教室での過ごし方、これからすることなどなど。
しばらくして、
「それでは、早速1限目を始めたいと思います。」
と言う言葉と共に、チャイムがなりました。
「今回は、下級魔法を使ってみてください。ほとんどの人が出来ると思いますが、復習のようなことだと思ってください。」
そう言われて、私の鼓動が早くなる。
下級魔法。
それは、“普通″の子だと、魔法学園に入らずとも日常生活で使ったりするので、魔法学園ではない学園でも、最低限の魔法は習う。
でも……私は……
……学園なんて、…行かせてもらえるわけが無かった。
「ユノン?どうしたの?」
隣に座っているニトさんが私の顔を覗き込む。
「もうみんな行きだしたよ。中庭でするんだって。」
「…」
「ユノン?」
「あ、えっ、大丈夫。行こ!」
思わずぼーっとしていた。
中庭か、魔法を使ってる子が居たところだ。
そして、私達は中庭に向かった。
「それでは、みなさん初級魔法をこの人形に撃ってみてください。」
先生が言う中、私は1人俯いていた。
初級魔法すらも出来ない。
みんなが上手ければ上手いほど、私の不安は増す。
やっぱり私は使えない奴。
今思えば、入学出来た!入試合格した!って調子に乗ってた。
魔法を使えないと意味が無いのに。
魔法が使えないからみんなに迷惑をかける…
そんな自分が嫌でたまらなかった。
「?次ユノンの番だよ。顔色悪いけど大丈夫?」
ニトさんが声をかけてきた。
「あっ、えっ、大丈夫。今…する。」
そして私は杖を取り出す。
人形に向かって、
「フレイムボール」と小さな声で唱えたが、やっぱり何も出来なかった。
シーンと辺りが静まる。
「…ユノンさん…?やっていいですよ。」
しかも先生にはまだやったことすら分かってないようだ。
逃げ出したい。
こんな空気嫌だ。
そう思い、勢いに身を任せて、私は逃げてしまった。
読んでくださりありがとうございます!
次回もお楽しみに!




