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入試に向けて

こんにちは!ご愛読くださると嬉しいです。

「…そんなことがあったのね。……辛かったわね…」

「……はい。」

…話してる時、噛まなくて良かった…


セルナ校長は私を、真っ直ぐな目で見る。

「で、あなたはどうしたいの?エレットに来て。」


「…え、えっと………入学…したいです。」

「…そっか、……わかった。」


セルナ校長は、何かを決心した声で言う。


「入学試験、受けてみる?」


「え……?」


私は、しばらく固まってしまった。

なんで、なんで、

「私なんかが……」


「……いい?」


「……は、はい…」

セルナ校長が、私の顔を覗き込む。


「…私は、魔術師の素質が無いと判断したら、こんな提案しないの。…1万人も、希望者がいるからね。」


「そ、それって…?」


「じゃ、考えといてね!バイバイ!」


……そう言って、去ってしまった。

セルナ校長、それって……

私に素質が…?


いやでも、そんなわけない。

こんな私が…


″あんたは掃除でもしてな!″


……でも、ここで入試を受けなかったらまた、……


……決めた。

ーー数時間後。


「はい、どうぞ。」

「お、美味しそう……」


私の目の前には、豪華な食事が並んでいた。

味噌汁にご飯にお肉!

すごい豪華……


「……こんなの、食べてもいいんですか?」

「はい。」


私は思わず、救護室の職員に聞く。


「……本当に?」

「はい。」


「……本当の本当に?」

「はい。」


「……いただきます。」

私は1口、ご飯を食べてみました。


「……美味しい。」

そのまま、お肉に味噌汁に、どんどん口へ運びます。


「…幸せ。」


少しして。


「…ご馳走様でした。」

私は、あっという間に平らげました。


外を見ると、もう暗くなってきています。

本当に、幸せだった……


「お下げします。」

救護室の職員さんが片付けてくれました。

本当に、私なんかがこんなに優待されていいのだろうか……


「こんばんは、ユノンさん。」

その時、誰かが入ってきました。


「セ、セルナ校長…」

「ユノンさん、入試の件だけど。」


「……あ、はい。そのことなんですが…」


私は、真っ直ぐの瞳をセルナ校長に向ける。

「受けたいと思います。」


「…わかった。」


言えた、言えた…

セルナ校長は、近くにあった椅子に座ります。


「あと、1週間後に入試があります。ユノンさんは、最低2日は休むこと。残りの5日は自由です。」


「…ありがとうございます!」

読んでくださりありがとうございます!

次回もお楽しみに!

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