魔法の特訓
こんにちは!ご愛読くださると嬉しいです!
「……友達として…。」
「え?」
予想外の言葉が出てきた時、私の頭の中は真っ白になった。
友達…。
私には一生出来ないと思っていた存在。
でも今は、シアさんが私と友達になりたいと言ってくれた。
こんな私でも。
だから、今は今ある″幸せ″を噛み締めるしかない。
「ありがとう…これからよろしくお願いします!」
「…!」
…自分でも、驚いた。
全属性なのに使えない私が、″友達″を作りたい、作ると思ったことを。
今までの私なら謙遜することを、今は素直に受け入れている。
「…こちらこそ、よろしくお願いします!」
ーーーー
「まず、魔法の基礎です…。」
私たちは魔法の勉強…それも実技をするために、中庭に来ていた。
「魔力と体力と…技術。そして能力が、魔法を放つために必要な、項目です。発想、知識はその魔法を活かすための項目です…。」
「あのっ!」
私は、手を挙げて質問する。
「能力って…?」
今までも何回か本で見たけど、基礎中の基礎すぎてあまり詳しく載っていなかった。
私が魔法を使えないことは、多分、能力が関係してるのかな…。
「能力っていうのは、元々持っている、魔法の力です。」
「へえ…」
私はそれが低かったから…お母さんに…?
「…そういえばユノンさん…会った時から気になってたんですが、……この学園の生徒では無いですよね…?」
…うっ
「″能力″も知らないし…制服着てないし…」
「…はい。実は…色々あって寮に住まわせて貰ってて…」
「…そう…詳しいことは知らないけど…私は1年生。まあ、もうすぐ2年になりますけど…」
…よかった。なんとか持ちこたえられた…。
「じゃあ、続きです。」
ーー少しして。
魔法の基礎確認が終わり、実技をしてみることになった。
「フレイム・ボール」
シアさんは、杖から炎を出し、私に見せる。
「はい、これ…1番簡単な魔法、やってみてください!」
「…わかりました。」
…出来るかな。
「フレイム・ボール!」
そう唱えて杖を振る。
何も出ない。
「…まあとりあえず!、練習していきましょう!練習したらいつか習得できますよ!」
本当に出来るかな……。
うぅ…やっぱり自分の魔法、見たくない…けど…
やらないと…上達しない。
頑張って、この学園と釣り合う魔法を使えるようになろう!
読んでくださりありがとうございます!
次回もお楽しみに!




