シアさん
こんにちは!ご愛読くださると嬉しいです!
「疲れた…」
もう3時間経ってる…。
「…あの!」
後ろから声がして振り向くと、ウルフヘアのピンクの目の子がいた。
「あ、朝の…」
朝シンクロしまくった、あの子だ。
「…魔法の勉強、してるんですか?」
「…はい。」
「…シア、勉強苦手なので…一緒に勉強してもいいですか…?」
「…あ、どうぞ…?」
この子、シアっていうのかな。
でもわざわざ私のところに勉強しに来たの…?
「…ノート、すごいですね。」
「あ、ありがとうございます…?」
まあ、魔法のことは、昔から勉強してたからね…。
「…えっと…」
私がシアさんの顔を見る。
「…あ、シア・フィルネっていいます。」
「…フィルネさんは…魔法、どのくらい出来るんですか…?」
……なんとなく、気になった。
「シアは光と土属性で、上級魔法まで、出来ます。」
「光…」
希少なんだよね、確か。
上級魔法…私よりは出来ると分かってたけど…いいなぁ…
「…あの」
「あ、私は…ユノン・ラーラスです。」
「逆にユノンさんは…魔法はどのくらい…?」
「えっと…全属性なんですけど、」
「ぜ、全属性…?」
…全属性って…珍しいんだった。
やっぱりそんな反応になるんだ…
「で、でも!私、魔法一つも使えなくて…ごめんなさい、期待させて。」
…やっぱり、シアさんみたいなすごい子が持てば良かったのに…。
「そんな事ないですよ!」
「え?」
シアさんは、そう言って羽根ペンも置き、必死な瞳を私に向ける。
「シアも最初は魔力が少なくて。1つ習得するのに、何日、何週間とかかりました。」
…一緒だ…。
「周りからも、馬鹿にされて……だから、シアは悔しくて、見返してやるって、毎日、練習しました。」
…
「そうしたら、だんだん魔力がついてきて、つい最近上級魔法を使えるようになったんです!」
嬉しそうに語るシアさん。
…そうなんだ。
今の私は、ノートに魔法のことをまとめてるけど、実践はしたことないな、
自分の魔法を見るのが、なんだか嫌で。
私も上級魔法、使えるのかな…
「私にも出来るのかな…」
そう、零した言葉。
その言葉にシアさんは反応しました。
「…きっと、努力をしたら報われますよ。」
「そうかな…。」
「…じゃあこれからもシアと一緒に魔法、勉強しますか?」
「…?」
「……友達として…。」
読んでくださりありがとうございます!
次回もお楽しみに!




