第6話 逆侵攻
次の日。
いよいよ、逆侵攻の日だ。
現在のステータスを開く。
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【ステータス】
名前:相沢 天音 レベル:43
ジョブ:【忍者】 種族:人間
体力:92 / 魔力:94 / 攻撃:136 / 防御:64 /
敏捷:179 / 器用:174 / 感知:129 / 運:54
スキル:【鑑定 Lv.6】 / 【気配遮断 Lv.6】 /
【物真似 Lv.5】 / 【影潜伏 Lv.4】 /
【雷遁 Lv.4】 / 【短剣術 Lv.4】 /
【罠感知 Lv.3】 / 【足場生成 Lv.2】 /
【水月歩 Lv.1】 / 【電磁砲 Lv.1】
ユニークスキル:【雷影の化身】
称号:【闇纏い】 / 【ヤタの友】
所持スキルポイント:0
経験値:3620 / 4200(次のレベルまで 580)
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この5日間で、レベルが一つ上がり、【物真似】や【雷遁】、【短剣術】のスキルレベルが上がった。
今できることは、全てやったつもりだ。
父親に「行ってきます。無事に戻ってくるね」と告げ、家を出る。
待ち合わせのゲートがある場所に向かうと、九尾ギルド、氷雪ギルド、難波ギルドの人が勢揃いしていた。
重村さんも物資を大量に用意して、その場にいる。
ただし、ギルドの一部の者はいない。
念のため、私たちが侵攻までに間に合わない場合や、侵攻が早まったときに備え、岸さんなどは地球に残ると聞いている。
この場に来ていないが、レベル上げなどをしているのだろう。
それでも、乗り込む人数だけで百人ほどこの場にいた。
……思ったよりも多い。半径3mに入るだろうか。
そんなことを考えていると、玉野さんが話しかけてきた。
「影殿、妨害の可能性が高いと聞いていたが、最初はあまり魔力は使わないでほしい。
お主はワシらの中で一番の切り札じゃ。もしかしたら魔王との連戦も起こりうる。
その際、影殿が全力を出せぬ状況は避けて欲しいのじゃ」
確かに、魔王と戦うときに全力を出せないのは避けたいが。
「ですが、妨害を担当するということは、おそらく相当な強者だと思いますよ?
フーガが情報を持ち帰っていますし、妨害してくるなら確実にフーガなどの幹部クラス。
もしかしたら、フーガを含めた魔王軍幹部が2体という可能性もあるかもしれません」
玉野さんが頷く。
「うむ。あくまで、できればという話じゃ。お主の判断能力は信頼しておる。
ただ、そのことを影殿の頭に置いておいてほしかったのじゃ」
そういうことならと了承しておく。
【アイテムボックス】のスキルを持っている人が物資を詰め終わり、出発の準備が完全に整った。
そこで、重村さんが大きな声をあげた。
「ワシにできるのは、申し訳ないが物資を用意するくらいじゃ。
後は、お主たちに任せることしかできぬ! 勇者たちよ。どうか地球を頼む!」
重村さんの言葉を聞き、周囲の人が口々に叫んでいく。
「物資しか用意できないと言ったが、あんたのおかげで俺の家族は救われたんだぜ!」
「適材適所ってやつですよ!」
「おれたちの帰ったときの歓迎会は任せますよ!」
そんなことを次々と言われ、重村さんが瞳を潤ませていた。
「歓迎会は盛大に用意しておこう!」
重村さんのその言葉を背に、私はゲートへ鑑定を発動する。
新たなゲートが発生し、私たちはアラヤのいる場所へ向かった。
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真っ白な場所。
一緒に乗り込むメンバーが、物珍しげに周囲を見回していた。
アラヤに心の中で、私の本名は言わないで欲しいと伝えておく。
『適合個体01。適合個体02——玉野舞。適合個体03——東條雪奈。適合個体04——風戸涼。
その他の者の平均レベル——27。
勝率。計算結果——告げない。さらなる上昇』
そんなアラヤを見て、エリカさんが話しかけてきた。
「影ちゃん、影ちゃん。適合個体って何なの?」
雪奈さんも「それ、私も気になったわ」と口にした。
「私も気になってアラヤに尋ねたのですが、答えてもらえませんでしたね。
おそらく、ユニークジョブを持っている人のことだとは思うのですが……」
そんなことを話していると、アラヤが告げた。
『転送を開始する。核となる適合個体01の元へ集え』
一瞬、「適合個体01?」と呟く声が聞こえたので、とりあえず手を挙げておく。
全員が雪崩れ込むように近づいてきた。
肩を寄せ合い、全員が私に向かって身を寄せている。
お互いの装備がぶつかり合うほどの密度。
……何より問題なのが。
『警告。半径3m外の者。体が別れる』
入りきれていない。
「……風戸殿、もう少し難波ギルドの者を小さくできないじゃろうか?」
「無理や! それに筋肉を萎ませたら筋肉が泣いてまう! これが勝利のバルクや!」
玉野さんたちのギルドで試したときは大丈夫だったみたいだが、難波ギルドの人たちは体の分厚さが違った。
どうにかするために、強引に密集する。
満員電車に乗るよりも、狭い。
……正直、体勢がかなりきつい。早く移動させてほしい。
『範囲内に入ったことを確認。転送開始。
最終助言。覚悟を灯せ』
次の瞬間、私たちの視界が一斉に切り替わった。
後書き
閲覧ありがとうございます!
本日からGW!ということで、ここから最終話まで「毎日3話投稿」で一気に駆け抜けます!
【GW中の投稿スケジュール】
・1話目:12時20分(頃)
・2話目:19時20分(頃)
・3話目:21時20分(頃)
※システムの関係上、予約時間は上記ですが、なるべく最新一覧に載るよう「11分」を狙って更新する予定です!
最後までお付き合いいただけると嬉しいです✨




