突然だけど自己紹介
唐突だけど、ボクの名前は陽宮 渚。この小説の主人公で、キミ達が追っかけていく美少女の名前だよ。
まずボクのお話を読む前にボクのおにぃちゃんが活躍する「ヒトとキツネの異世界黙示録」を読む事をオススメするね、そうするとボクの物語が分かりやすく読めるから。あ、決してブラコンじゃないからね。
さて、某小説が読めるサイトに読みに来てる読者のみんなに説明するけど、この小説は簡単に言えば異世界転生もの。
と……言っても、ボクは産まれる前に飛行機事故で母胎が死んだから転生というかガチ産まれになるのかな。
ボクとボクのおにぃちゃんは飛行機事故で死に、このミズガルズシティにそれぞれ別の形で転生した。おにぃちゃんはどう暮らしてたかは知らないけど、ボクは裏路地の孤児院で拾われ、のんびり暮らしてた。産まれてから8歳くらいまでかな? のんびりしてたのは。
だけど、その時に、多くの異世界を巻き込んだ大戦争、"異世界大戦"が勃発した。なんでも、ボクのおにぃちゃんはその大戦の英雄だったらしいけど、ボクは違った。ボクは戦える歳じゃない子供だったから戦争に呼ばれる事はなかった。
でも、幸せであったワケじゃなかった。ある時、孤児院が略奪に遭い、そこにいたボクたちは奴隷として売られることになった。
で、大戦が終了するまで、ボクはある貴族の愛玩奴隷として飼われた。その時は辛かったなぁ、毎日パンと水くらいしか与えてくれなかったし、痛い事も人には言えないこともされたし。
戦後、ボクの飼い主であった貴族の不祥事が発見され、軍から正式に調査隊が送られた。結局その貴族は死んだらしいくて、んでボクはある男の娘として引き取られる事になった。それがボクの親父、ジェフリー=ランツェル、そっ、第一話でボクに通信していた人、あの人がボクのパーパ、まぁ…仮の、だけどね。
その後は親父の経営してる闇ギルド"ナハトヴォルフ"の下働きをしながら殺しの技術を学んだ。
今ではナハトヴォルフの看板娘兼エースとして毎日酒と女に浸る荒くれ者達を率いって色んな任務をこなしてるの。
闇ギルドと言ってもそんな毎日人を殺したりするワケじゃないよ、やってくる任務がどれもこれも人命ガン無視なクソッタレな任務ではあるけどね、やるのは結構様々だよ? 住処となる裏路地の掃除、都市外郭生物退治、ああそれと、異世界管理組織"イストリア"の異世界特別調査隊四課ですら扱いきれない異世界の不祥事を抹消する、と言った感じかな
こんなボクだけど、実は人間じゃないんだよねー、いや、人間だったと言うか、色々訳があってね、まぁこれに関してはいずれわかるよ、小説の冒頭読んでみんなボクが異常なの察してるだろうし。
まぁそんなところ、簡単な自己紹介はこれでおしまい。細かい事は多分これから語られてくと思うし。
じゃ、これから始まるのはボクとボクの仲間達の愉快でバカでクソッタレな冒険、みんなは、ボクたちの物語についてきてね。