ずっとこっちを見ていた視線
マスター「さてとお仕置きも済んだし亜希ちゃん、ミッキーを病院に連れて行ってくれないか?
大日向今二郎医院の、大日向 今二郎先生に診てもらうよう話は通ってる。
場所は分かるよね、キミたちの家のすぐ近くだからね。」
ミッキー「病院なんて大丈夫ですよ!それにこいつらの始末つけないと!」
マスター「ミッキーには言ってないよ。
それにここからは大人の仕事だ、子供の喧嘩の一線を越えたからねコイツ等は。」
ミッキー「ぅぅぅ、は、はい。(優しく言ってくれてんのにマスターの凄みパねぇ、怖えよぅ。)
亜希「分かりました。でもその前に私にも罰を与えて下さい!
私が悪いのにミッキーだけが罰を受けるのは我慢出来ません!」
マスター「叱るってのはね、相手が叱ってやらないと道を誤るからそうするんだ。
ミッキーには足かせが無いと、これからも際限無く暴れる場合があると思ったからお仕置きした。
沸点をもう少し上げないとね。
亜希ちゃんはどうだい?まさか まだハードコアな言動を続けるなんて言わないだろう?
亜希ちゃんの為に必死になって戦ったのに罰を受けた、今のミッキーを思い出したなら 普通出来ないよね。」
亜希「それが嫌なんです!苦しいんです!」
マスター「そう、それが亜希ちゃんへの罰。
引っ叩かれてスッキリなんてさせないよ。
しばらくは朝から晩まで悩んで苦しんで考えるんだ。
何を変えて何を変えないかをね。
それに女の子の尻を叩く趣味はないんだよね。あははは!あははは!」
亜希「ぅぅぅ、は、はい分かりました。(マスターって超キビシイ!そして超優しい。)」
マスター「はい、はい、それじゃあ お前とお前は帰ってヨシ!!」
ミッキー「うわ、亜希さんがどうやって入って来たか不思議だったんだ。
窓は鍵がかかっているだろうし、こじ開けられただろう玄関は車で塞いだのにって。
車のリアウインドウを割ってロック外して、コイツ等 踏み付けて来たんだね。
ごめんね亜希さん、怖かったでしょ?あんな怖い目に遭わされたコイツ等はの上を通るなんてさ。」
亜希「え?!なんだか恥ずかしいな。
ジャジャ馬だって思われてないかな?
でもね 何とかしなくちゃって必死だったから 怖いとか無かったんだ。」
ミッキー「亜希さん…助けたつもりで助けられたのは僕の方だ、ありがとう亜希さん。」
亜希「もうヤダ、助けてくれたのはミッキーだよ!
もう そういうのやめて、ほら もう行こう。」
ミッキー「うわ、マスターの車のブレーキ痕!
よっぽど急いで来てくれたんだな。
亜希さんが呼んでくれたんだよね。」
亜希「うん、でも良くここが分かったと思うわ。
通話っぱなしだったからだと思うけど、ミッキーと私の会話でこの場所 出たっけ?」
ミッキー「え?!(ああ マスターも睦美さんに聞いたのかな、亜希さんの位置情報。
睦美さんの名誉の為 この事は黙ってないといけないな。)
う うん、はっきりはっきり言ってなかったかもしれないけど、マスターなら推理して探り当てたんだろうね…はっ!はああああああ!!亜希さん!はああああああ!!」
亜希「もう 大袈裟!病院に着くまででいいの。
手を握って…お願い、少しの間ガマンして。」
ミッキー「我慢なんて必要ありません!」
亜希「よかった。」
亜希「ねえミッキー、どうして私が狙われてるとか、三毳山公園に行くって分かったの?」
ミッキー「え?!ああ、その それは。(早速来たよ!どうやってごまかそうかな。)
バスのね周回ルートは分かってたんだ。
出発するとこは見えたからね。
そしたら急発進する車があってさ、その車 昨日もベンドニーで見かけたんだよね。
ヤな予感してさ、周回ルートで亜希さんが下りたら 一番ヤバい、閉園時間過ぎた三毳山公園に行ったんだよ。」
亜希「それだけの理由で?!それだけの理由で自転車でバスに追い付く程に急いで来てくれたの?!」
ミッキー「それだけって言われたら それだけかも知れないけど。
あんな事があったから 一刻も早く亜希さんに会って謝りたかったんだ。」
亜希「ああ 私ミッキーに酷い事したのに…
ありがとう、ごめんなさい、ありがとうミッキー!」
ミッキー「(銀三郎だな、俺の変なクセを亜希さんに教えたの。
普通なら あれくらいで怒ったりする僕の方がおかしいって思うもんな。
でも黙っていた方がいいな、こっちだって睦美さんの事は言えないんだから。
まあ、ありがとうと言っておくよ銀三郎。)
あ!あれ?!亜希さん?!」
亜希「痛かったでしょ?」
ミッキー「平気だよ!あんなチンピラにいくら殴られたって全然平気さ。
試合中にゴールポストに おもっクソ頭ぶつけた事もあったし、あの時の方がよっぽど痛かったよ。」
亜希「違う!私 自分の気持ちしか考えてなかった!
ミッキーがどんな気持ちで追い掛けて来てくれたかって事も考えないで、自分の気持ちだけでミッキーを殴っちゃった!
ごめんなさい、いくら謝っても償えないのは私の方よ!」
ミッキー「(またまたまたまた亜希さん大接近!
ヤバいヤバいヤバい!頭ボーってする!そのままチューして!チューって!
いやいやいや!亜希さんを慰めないと!なんて言ったら…あれ?本格的に頭ボーってするぞ………」
亜希「ミッキー!どうしたの?!」
ミッキー「ふぇー…………」
亜希「しっかりしてミッキー!どうしよう!私のせいだ!頭 怪我したミッキーを殴っちゃった私のせいだ!
誰か!誰かいませんか?!助けて欲しいんです!人が倒れているんです!」
亜希「はっ!!!!!!!!!!」
おばさん「亜希ちゃん その子どうしたの?
この前の朝 すごい速さで走って行った子よね。
そうそう 第2金曜日は粗大ゴミの日じゃなかったみたいね、だったらいつだったのかしら?
亜希ちゃん知らない?」
亜希「(何これ?!何これ?!何これ?!何これ!!
おばさん粗大ゴミだなんて何言ってるの?!ミッキー倒れてるのよ!
分かんない!分かんない!分かんない!
何で松ヤニ学園の制服着てるの?!
怖い!怖い怖い怖い怖い怖い!!
何でカッターなんか持ってるの!!!!」




