発音どおりに表記してない ~ 北限の関西弁
こんにちは、狸です。
月の裏のBL側で、女性も絡む泥沼恋愛とか妻妾ゾロゾロ野郎とか書いているヤツです。
狸の作品のうち、もっともどうかしているモノは、なんといっても初投稿作。関西の北限あたりの山の麓にある寺で、イイ性格した有徳の美僧と自らの手で殺めたモノからしか動物性タンパク質は摂取しないという自己流戒律を守る血まみれ破戒僧が同棲しているバディ物。話数は煩悩の数と同じ一〇八話。ブクマやご評価を入れてくださった月の裏の読者様の寛大に深く感謝いたします。
あのお話のなにがキてるって、鯉だの魚群探知機だのの話ばかりしてるところだけでもアレですが、なんといってもセリフがほぼすべて関西弁。しかも、北限の辺境で話される古いもの。さらに、長身優美な有徳の僧侶(受け)の一人称が「わし」!
ですが、あの訛り。実は小説舞台のモデル地域の発音そのままではなく、字面で見て分かりやすい形で表記しております。
例えば。その地域では「そうや」「それから」などの「そ」は「ほ」と発音します。ですが……「ほらほやろ」て字ィで見て、皆さん、何のことか分からはりますか? ですので、表記は「そらそやろ」としております。
ついでに「分からはりますか」は実際には「分からりますか」と発音します。尊敬語の「はる」の「は」は省略されることも多いのです。
また、「いらっしゃる」は「きゃーる」ですが……尊敬語のニュアンスを読者様に感じて頂けなさそうですので、キャラたちには「来はる」とか「来やはる」のように、実際よりも丁寧に発音してもらっています。
逆に。語尾の「〜ほん(強意)」につきましては、現在は使用する人をあまり見かけません。ですが、一気にそれっぽい雰囲気が出せるため、有徳の美僧こと照信さんには何度か言ってもらいました。「タラシと呼ばれた男のテクがどういうモノか教えたろほん」とか「どしこいめに合わせたろほん(和訳:ギッタギタにしてやろうか)」とか。
後者の方は私のガラの悪い親族がヒマさえあれば口にしていたロクでもねえワードですが、「どしこい」って何でしょうね? 「シコい」で一度検索をかけたことがあるのですが、当然、エロい意味しか出てきませんでした。たぶん「醜い」じゃないのかな、なんて勝手に思っているのですが。
もしも、ご存知の方がいらしたら、教えていただけますと嬉しいです。その親戚のおっちゃんは鬼籍に入ってしまったので、尋ねたところでもう答えを聞くことはできないのです。




