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狸のたわごと ~ 江戸モノとか中華とか、創作こぼれ話  作者: 月白狸


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本編で使うかどうか悩ましい中華ネタ二選【※ 画像あり】

 こんにちは。狸です。


 月の裏で唐風官場純愛物語を書いてるヤツです。


 今回は、狸がメッチャ小説に出したがっているけれど躊躇しているネタふたつを晒したいと思います。



その1 夜光の杯タワー!


「夜光の杯」といえば、中高の教科書にも載っていることが多い王翰(おうかん)の「葡萄美酒夜光杯」で始まる七言絶句。狸の執筆の友、百度百科(これが無いと何も書けない!)などによると、甘粛省(かんしゅくしょう)酒泉(しゅせん)は祁連山(きれんざん)の玉を研磨して作られた超高級グラス。狸はこちらを画像検索してみましたが、緑色に黒が混ざった不透明な美しい杯で、なかなか眼福なのですよ。


 ですが。PV均等棒に脳をやられた狸。いつしか「夜な夜な胡姫を従え飲み歩く劉狗(リウゴウ)がシャンパンタワーならぬ夜光の杯PVタワーを築き上げ、上から真っ赤な葡萄のPV美酒を注ぎ込む」という光景を幻視するようになりました。


 というわけで。月の裏でやっている「金も女も出世もうんにゃら」という小説の中で官官接待ばかりやっている劉(リウ)明睿(ミンルイ)に夜光の杯タワーを作らせてやろうと目論む狸。しかし。夜光の杯タワーにはみっつの大問題が!


 ひとつめ。夜光の杯、メチャクチャ高価だから。積むほど入手するのは大変だし、落として割れたらイヤだから、そもそも積みたくない。


 ふたつめ。そんな高価な夜光の杯を使って、官官接待の場で二十四歳の若造がタワーなんか作った日には、高官たちの反感を買うだけ。おまけに。あまりの金回りの良さに御史台(監察)が汚職を疑って飛んでくる! チャラく見えても劉さんは十八で進士に登第した男。そんなことするほどIQ低くないぞ。


 みっつめ。夜光の杯は祁連玉製。画像を見たところ、不透明な緑色のグラス。つまり。赤ワイン注いだところで中は見えないぞ。思ってるほど映えなくない?


 ということで。とりあえずAIに「夜光の杯タワー」の絵を描いてもらいました!


挿絵(By みてみん)


 あれ? 思ってたよりもゴージャス。確かに杯は不透明で中の酒は見えないけれど、古代の薄暗い照明に夜光の杯がキラキラ輝いて幻想的でもありますな。


 ちなみに絵の中の人物は劉さんと劉狗です。劉さんは私の中ではもっとガチムチなのですが「緑袍着たひとなつっこそうなイケメン」としか指定しなかったので、こんなものですね。




その2 独竹漂(どくちくひょう)!


 狸が見る専をやっているX(旧Twitter)上で出逢ってしまった独竹漂。素足で太い一本の竹の上に乗り、手に持った細い竹竿だけを使って川面を滑るように進む水上技芸。古くは秦漢時代に始まり、渡河用の交通手段として使われていたそうです。現在では、中国南西部の貴州を中心に水上スポーツ・芸能としても親しまれているらしいです。


 ということで。こちらはぜひとも工部は水工司の天才技官、鄭さんにやってもらいたい!


 以下、AIに描いて貰ったイメージ図です。


挿絵(By みてみん)


 こちらの鄭さんはかなり私のイメージに近いです。ガリガリに痩せていて目が底光りしていて色黒。隣で鄭さんの真似をしている劉狗の脚の数が六本のような気がしますが、拙作のアクセス解析に棲む妖怪のことですので、どうかあまりお気になさらないでください。



 夜光の杯タワーも独竹漂もそのうち小説の方で出すかもしれませんので。成人なさっている皆さま。見かけたら「ホントに出したのかぁ……」とでも思ってやってください。

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