第五話 交流会準備
「えー、今日はですね、交流会までの準備の流れを説明しようとおもいます。」
今日は交流会実行委員会議の日。初めての会議なので、簡単なことだけを説明してくれるらしい。
「このプリントはスケジュール表です。2枚目は、次の縦割り班会議に行うことの説明。」
縦割り班と言うのは、「小学一年生から中学三年生までがいっしょに集まって行動する」 ための班のこと。今回の交流会は、この班の中学生で行うらしい。
「皆さんには、スローガンを決めてもらいたいので、次までに考えておいてください。それでは、次の縦割り班会議についてですが。。。」
そうして一通り説明されて、今日の委員会会議は終わった。
「これから、縦割り班交流会会議をはじめます。」
わたしと同じ教室で説明をするもう一人の委員が号令をかけた。
「プリントをみてください。」
この教室には、4つの班が集まっている。私は運よく自分の班がいる教室で説明することになった。
「今日は、トピックを決めます。それぞれの班でなにについて話したいか決めてください。15分間で話し合いをしてください。」
みんながそれぞれの班で集まり、話し合いを始めた。
わざわざ話し合いをしろという指示まで出さなくてもいいと思うけど、委員専用のシートにはそうしろと書いてあるので仕方ない。さすがは日本の学校、と思った。たとえ韓国でも、ここは日本人学校なのだ。。。
「アニメとマンガ、がよくない?」
班の中3が言った。アニメとマンガ、きっとほかの班もこのようなトピックにしているだろう。音楽、アニメ、マンガ、映画。。。流行を伝えるにはもってこいだ。
「「いいね。」」
みんな賛成して、アニメとマンガに決まった。
「十五分たちました。話し合いをやめ、まえを向いてください。」
私はまえに出てそう言った。ほかの班も無事決まったらしく、素直にまえを向いた。
「配ったプリントに記入しましたか?それでは提出してください。」
みんなのプリントを預かると。。。 ほとんどみんなアニメや音楽などのトピックだった。
「。。。あ、はい、では少し時間が余ったので次回の会議内容を少し説明します。」
私は指示通りに指示している。そしてみんなは私の指示通りにやっている。連なった操り人形のようだと思った。
もう一人の委員が話しはじめた。
「次回は、名刺を作ります。韓国語で書きますが、例や書き方はこちらで準備して渡すので韓国語がわからない人も心配しなくていいで。。。。」
「キーンコーンカーンコーン♪」
彼の最後のセリフとベルの音が重なり、教室は笑い声でいっぱいになった。




