表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【完結】幼馴染への三度目の失恋を回避したい 〜激重な片思いを隠せなくなってきたら、彼女の瞳が揺れるようになってきた〜【ランクイン履歴あり】  作者: momomo
懲りもせず毎日好きになる。ただただ、薔薇色の日々

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
52/54

エピローグ

 あの日とは違う帰り道を、今、二人で歩いている。


「うわっ、なっちゃん見て! すっごく綺麗」

 めぐみが空を指差しながら教えてくれる。


「おー、ほんとだ」


 見上げると、燃えるようなオレンジ色でいっぱいだった。


「なんか、高校一年の付き合う前、二人でこういう夕焼け見なかった?」

「……あー。写真、撮り合ったとき?」

「そうそう!」


 懐かしい記憶が、鮮やかに蘇る。


「今のめぐの髪の長さ、ちょうどあの頃と同じくらいだな」

「たしかにー! 短いのと、どっちが好き?」

「どっちも」

 僕が即答すると、めぐみは少し唇を尖らせた。

「いや、そうじゃなくてさー」

 今は愛の度合いではなく、純粋な好みを教えてほしいらしい。


「なっちゃんはあの頃より少し長いよね。私は、長さはどっちでもいいけど、今みたいにおでこ出てるのがスキ」


「……知ってる」


 僕がそう言うと、彼女は「へへっ」と無邪気に微笑んだ。



 繋いだ手のひら。

 僕の右手の指先が、彼女のなめらかな薬指にはめられた、ひんやりとした金属の感触を感じている。


 これでさすがに、三度目の失恋は完全に回避できたよな?


 ……いや、そうだとしても。


 僕はずっと、この笑顔を咲かせ続けたい。

 僕のことをずっと好きでいさせて、回避し続けるんだ。


 それが、僕のこの重すぎる愛情の証。



 オレンジ色に染められた道路に、寄り添う二人の影が長く伸びていく。

 僕はそれを見つめながら、心の中で強くそう誓ったのだった。




―― 本編・完 ――




最後、番外編に続きます!(明日18時に公開)


高校二年生の秋、二人にとって大切な日のお話となります。

そちらをもって完結いたします。


ぜひ、最後までお楽しみいただけたら嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ