見つかった
「ハウッド?」
振り向くとレナがいた
「あ、どうしたの?」
「スーさんが…」
「ん?」
「ちょっと来て」
レナに連れられ、さっきの丘の近くの森に来ていた
「どうしたの?」
「見て…」
レナが指を指す方向は急な坂で、そこにスーさんがいた
「スーさん!」
でも、スーさんは倒れていた。ハウッドはスーさんに駆け寄った
「スーおばさん!スーおばさん!俺です!ハウッドです!」
スーさんの頭を触ると、血が出ていた
「あ、あ…レナ…これ…」
「うん…」
「王様に連絡を…」
「無駄だよ」
「え?」
「見ちゃったの…お城の人が、スーさんをここに…投げてたの」
「なんだって…」
ハウッドはどうすればいいのか分からなくなってしまった
「帰る?」
「え?でも…」
「また、来ればいいよ」
ふたりはスーさんの遺体を隠し、家に帰った
「た、ただいま…」
「あら、おかえり」
お母さんがいた
「た、ただいま」
「ご飯作るわね」
「うん」
ハウッドはお母さんが居なくなったと同時にレナに話しかけた
「…どうしようか」
「そうだね。やっぱり、おばさんには話しといた方がいいんじゃない」
「でも…」
「私さ、ずっと気になってることがあるの」
「何?」
「ハウッドも気にならなかった?」
「何が?」
「…なんでさ、この街は…塀に囲まれてるの?」
「え?今更?」
「え?知ってたの?」
「知ってるに決まってるよ。あんな高い壁が立ってるのに、気づかないとか馬鹿に近いよ」
「で、でもさ、塀の外は森だよ。おかしいよ」
「そりゃぁ、きっと敵から街を守るためだよ」
「敵って何?なんの敵?」
「さ、さぁ?詳しいことは知らないよ」




