侵入者
天野さんが昼食を作って、ふたりは食べ終わった
「ハウッドくん」
「はい」
「君は…夢は夢はあるのかい?」
「外の世界に行ってみたいです」
「そうか。我々はいつか死んでしまうが、生きているうちに行けたらいいな」
「それって、絶対行かないパターンですよ」
「あ、バレた」
「分かりますよ」
すると、ほかの隊員がレナを連れてやってきた
「レナ?どうしたの?」
「おばさんが居なくなっちゃって」
「どうせ、トイレだろう?」
「母さんは外に出たことはあるの?」
「うんん。一回も出てないよ」
「ここは広いからな、迷っているんじゃね?」
そんな時、慌てた様子でほかの隊員がやってきた
「た、大変です!し、侵入者が!」
「何!隊長には伝えたか?」
「はい!伝えました。今、侵入者の捕獲に向かってます」
「分かった。ハウッドくん、君は来るかい?」
「はい」
ふたりは現場に向かった。そこには、深くフードを被った人が拘束されていた
「隊長!お疲れ様です!」
「あぁ」
泉さんは人間のフードを捲り上げた
「ハウッド…知り合いか?」
「こんな人、知りません」
「なら、城の者か…」
男は黙っている
「お前、どこから来た?」
男は驚いた顔をした
「どうした?」
「お、俺は…日本から来た」
「日本…そうか」
「なんですか?日本って」
「そうか…少し、ふたりっきりにしてくれ」
「わかりました」
天野さんはハウッド達を連れてどこかに行った
「日本か…懐かしいな…」
「知ってるのか?」
「あぁ、ところでどうやって来た?」
「観光クルーズ船に乗ってたら遭難した」
「俺と同じか…なんて言うツアーに参加した?」
「…秘密の夢島ご招待」
「…そうかありがとう。年齢は?」
「…十六歳」




