処刑場に現る騎士
ハウッドが捕まって、一週間が経った。レナはハウッドが捕まったことをまだ、知らなかった
「ハウッド…今は外の世界なのかな…」
レナ宛に手紙が届いた
「……そんな、ハウッドが…おばさん!」
「どうしたの?」
「あのね…」
「わかってるわよ」
「え?」
ハウッドが捕まった次の日に、母親に連絡が来ていた。レナが悲しまないように、レナには遅く伝えるようにと、母親は城に手紙を出していた
「私、どうすればいいかな…」
「何も、しなければいいのよ」
「でも、ハウッドが…死んじゃう」
「大丈夫よ。私の息子だもの」
「…おばさん」
そして、ハウッドが捕まって一ヶ月経った。もうすぐ、処刑場が完成する。最初は抗議運動とかあったがすぐに無くなった。きっと、上からの圧力だろう。そして一週間がたち、やっと処刑場が完成した。観覧席には、レナやお母さんが居た。観覧席からはこんな声が聞こえた
「逃亡者を許すな!」
「仲間も殺した方がいいんじゃない?」
「家族諸共殺しちゃえ!」
処刑方法は首吊りだ。そして、目を瞑り、縄がハウッドの首にかかる瞬間、なにかみんなが騒ぎ始めた。少し目を開けると、乱入者たちが来たようだ。黒い馬に乗り、艶やかな黒髪をなびかせていた
「うわぁ!なんだ貴様らは!」
馬に乗った人たちは次々に人を切り刻んだ。その中で隊長のような人がハウッドの首根っこを掴んだ
「もう、大丈夫だ。少年よ」
ハウッドのお母さんがこちらを見ていた
「ハウッド!」
「レナ…」
「少年よ、知り合いか?」
「幼なじみです」
「そうか」
その隊長らしき人はレナとお母さんの近くに向かい、手を差し伸べた
「一緒に来るか?」




