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見えないものは無理

次の街についた俺たち四方は依頼がないかギルドに行こうと向かっていると

「ゴールだ!」

と叫ぶ青年がいた。俺たちはなんだろうと眺めていると叫んでいた青年がこちらに来て

「お前はリーロンだな英雄のリーロンだな」

と笑顔で挨拶をしてくる。するとセイロメが小声で「また変な人か?」と言っていたがまあ良いかと思いながら頷く。

「そうか、なら俺の依頼を受けてくれ」

「まあ、良いけど」

「そうか、英雄は話が早い。早速依頼だが俺たちはここらを10日前から縄張りにしてる走り屋だ。走り屋として日が浅いだから英雄に勝って箔をつけたいんだ。報酬は負けてもbランク級の魔物を討伐したくらいの額、勝ったら倍額。それで良いか」

「良いけど」

「じゃあ、ラインにつけ」

と先程ゴールだと青年が叫んでいた所に向かう。セイロメが小声で「今日は休めそう」と喜んでいた。まあ良いかと思いながら俺と青年はラインにつく、青年は走りの体勢を取りながら

「俺はハシリーヨ、お前を全力で叩き潰す」

「うん、良いけど。コースは?」

「それが最初の全力だよし、3、2、1、スタート」

とハシリーヨが走り出す。俺はあまり運動能力が無いのとコースが分からないので軽いペースで走る。するとハシリーヨが俺の方を向き

「俺の全力を味わえ」

とグラマラスなお姉さんが突然現れて俺の方を向き。

「頑張れ、リーロン。頑張れ、リーロン」

と応援してくる。

「これが俺の全力だ。どうだグラマラスなお姉さんに応援されてもう少し聞きたいと思って立ち止まるだろ。俺はここで二回目の全力を使うぜ」

と勝ち誇りながら走り去る。俺は思わず立ち止まってしまう。ロリにしたいと。俺は両手を地面につけ、ここでロリにしたら怒られて、セイロメをロリにする夢が破れる。良いのかでもここでロリにしないと絶対後悔する。良いのかとグルグル思考に陥る。俺はそうかと閃き、グラマラスなお姉さんに向かって

「君は絶対応援をやめないでくれ。俺は君たちが走り屋をしてる事を全力で応援しているよ。だからやめないでくれ。そして何年後か分からないからもう一度俺が来た時応援してくれ。そしたら俺の全力のヒール君にしてあげるよ。だから走り屋をやめないでいてくれ」

と土下座で頼み込む。するとお姉さんは肩を叩き

「ええ、分かったわ。次は全力のヒールを待つわ」

と応援される。「ありがとう」と呟き俺は立ち上がる。そしてハシリーヨを後を追ってレースを再開しようとするがコースが分からなかった。俺はグラマラスなお姉さんに

「ハシリーヨって何処に行ったんだ?」

「それはハシリーヨの全力で教えられない事になってるのよごめんね」

「そうか、ありがとう」

と俺は走るコースを調べようと一回スタートラインに戻ろうとすると前からハシリーヨがやってくる。おおナイスタイミングと思いながら

「来た、これでコースが分かるよ」

「お前やるなレースのコースを分からないから俺を待つとはなでもおやおや、俺の全力に周回遅れが発生したようだな。ナバグラ。例の魔物の粘液を」

と屈強な男がヌルヌルした物を俺にかける。思わず目を閉じる。

「粘液を喰らえ。これも俺の全力だ。ハハハー」

とハシリーヨが走り去る音が聞こえる。俺はヌルヌルを取りながら目を開ける。

「コースは何処?」

とナバグラと呼ばれていた男は首を振る。俺はヌルヌルを取るかと思いながら

「ヌルヌル取りたいんだけど」

とナバグラが川を指す。「ありがとう」と呟き。池に向かう。服を着ながら池を泳いでいると

「ゴールだ」

と叫ぶ声が聞こえてきた。俺はまあ良いかと思いながら泳ぐ事にした。


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