三兄弟
カルシキシを目指して次の街に着く。一晩休み、ギルドで良い依頼を探す。四方で良い依頼を探していると突然、俺の両肩と背中に手が置かれる。なんだと少し振り返るとスーツ姿の三人がいた。
「貴殿がリーロン様ですなぁ。なるほど良い面構えですよ」
「貴殿の英雄譚は自分の足で稼いで集めてな貴殿の特徴なんてバッチリ覚えていますよ」
「貴殿の英雄譚など多く集めすぎて、俺らが有名になっていましたよ」
と尊大そうな言葉とは裏腹に丁寧な口調で言っていた。何?と思いながら見守ると三人は頭を下げて
「「「私らにその面を貸して頂きたい」」」
と頭を下げてくる。面倒だなぁと首を振ろうとすると
「報酬は俺らの親がたんまりと謝礼を用意してありますよ」
「なんせ俺らの親はかの領主クニミサだから、貴殿らの旅にには申し分無いと思いますが」
「貴殿らにとって不利益が無いと思いますが」
「「「どうか貴殿らの面を貸して頂きたい」」」
ともう一度頭を下げてくる。面倒だけど領主の依頼だから良いかと思い、三方に許可を取る。すると三方は頷いたので
「分かった。何処に行けば良い」
「では我々が案内いたしますよ」
と歩き出す。俺たちはついて行く。ついて行きにながら自己紹介を済ませる。最初に喋ったのがコクアリ二番目がコクブカ、三番目がコクマロであった。その後、街について紹介してもらっていると領主が住んでいそうな立派な城があった。城に入り三人の案内のままついて行く。すると謁見の間に着く。中に入ると立派な椅子に座っている領主がいた。領主はこちらを見るなり、すぐさまこちらに向かってきて
「貴殿がリーロン殿とお見受けられる。私はクニチカを治めるクニミサどうぞお見知りおきを」
と頭を下げる。俺たちも頭を下げる。クニチカは頷き。
「それでは早速依頼なのですが、私は自分の領土の兵士を強くしたいと思いましてな、その為に私の子供三兄弟に1日特訓をつけていただきたいのですがよろしいですかな」
と依頼を告げてくる。一カ月とか長い期間だったら面倒そうだなぁと思いながら
「長くなんない」
と疑問をぶつけるとクニミサは首を横に振り
「いえ、長い時間お手を煩わせるのは忍び無いですから1日で充分ですよ、そうですな、今日は遅いですからな、明日1日で充分ですよ」
「短くて良いのか?」
「ええ、私の息子には充分な時間ですよ。なので明日1日稽古をつけてやってください」
「分かった、それで良い?」
と俺はココ、セイロメ、モウを見る。三方は頷く。するとクニミサは頷き。
「では貴殿らの部屋を用意致しますよ」
と召使いらしき人達が頭を下げて、案内を開始する。俺たち四方は着いて行く。




