帰郷
「着きましたよ。此処が僕の故郷のフルッサキョウ村です」
とセイロメが嬉しそうに両手を上げる。ここでココとお別れになるのかなと俺はココを見る。ココは不思議そうな顔で見つめる。可愛いなぁと思いながらも複雑な感情を抱いているとセイロメがこちらを見て
「師匠の所に行きましょう」
とそそくさと行ってしまう。よっぽど嬉しいのかと思いながら着いて行く。しばらく歩くと村のはずれの一軒家にたどり着く。セイロメがドアを叩く。
「師匠、セイロメです」
と呼ぶ。だが返事は無かった。セイロメはもう一度ドアを叩き
「セイロメです。開けて下さい」
と呼ぶが返事が無かった。セイロメは首を傾げながらも
「いないようですね、うーん。おばあちゃん、知り合いに聞いてみましょうか」
とセイロメが提案して来たので俺たちは着いて行く。セイロメはキョロキョロしながら歩く。しばらくすると個人店のスーパー?コンビニ?みたいな所に着く。俺たちは中に入る。だが誰も居なかった。セイロメは奥の部屋を見ながら
「ばあちゃん。師匠いる?」
と呼び掛けると奥から老婆が出てきて
「セイロメか、帰って来た、来たのなら挨拶を先にしてくれよ。他所で挨拶そんな事をしたら笑われるよ。昔教えたでしょ」
と元気そうに笑う。セイロメは笑いながら
「ごめん、気が緩んで。ばあちゃん久しぶり。元気してた?」
「久しぶり。元気にしてたともそれよりもこちらの方々は」
と聞かれたので俺たち三方は自己紹介と挨拶をする。
「それでばあちゃん。師匠はどこにいる?」
「家じゃ無いのか?」
「家に居なかったよ」
とセイロメがそう少し甘えた声で言うと老婆はうんうん頷き
「なら少し出掛けたのじゃろ」
「何処に」
「そこまでは知らんのう」
「なら仕方ないか。ばあちゃんありがとう」
「いやいや、残念だったね。それより泊まって行くかい」
「良いの?」
「良いんじゃよ。ここで追い返す様な事はしないさ。三人も良いかい」
と俺たち三方は頷く。
「では部屋に案内するよ」
と俺たちは老婆について行く。老婆は俺たちに2部屋を用意してくれた。俺1人と三方に分かれて泊まる事にした。その後夕食を用意してもらい、食べ終わる。すると老婆が酒を持って来て、「付き合え」と俺に言って来た。まあ良いかと思いながら頷くと
「良い子達は寝な」
と三方に言う。セイロメは少しブーブー言っていたが大人しく従う。三方を見送りしばらくすると老婆は俺の方を向き
「ちょいと付き合いな」
と老婆は立ち上がり、玄関のある方へ歩いて行く。俺はついて行く。玄関を出て、しばらくついてゆくと
「この年になると足腰にガタがくるね」
「老化治そうか?いや治させてくれ!」
「何を言っているんだ?」
「若返らせるって事だ!」
「若返らせるかー、良いね。でも辞めとくよ」
「何で」
「いや、セイロメのばあちゃんでいたいからね」
「試しになってみよう」
と手を出してやって見ようとするがセイロメに叱られるなと思いなががらまずはロリの素晴らしさを説いてセイロメをロリ化してからだなと考え
「今は辞めておくよ。だけど若返らせるから。長生きしろよ」
「はは、意味が分からないが分かったさ。それでセイロメとは何処で」
と聞いてきたのでこれまでの説明をする。
「なるほどな、最近なのか。まあこれは本人が良いか。とりあえず、今はセイロメの師匠、親いや馬鹿の所まで行くか」
と言い放ち歩き出す。するとさっきの家に着く。
「居ないんじゃ無いのか」
「居るよ、居留守。おい、シシオ。出てこい。反応が無い。シシオ、大丈夫だ。セイロメ居ないから」
と言うとドアが開く。
「バーローバさん。どうしましょう」
と優しそうなおじさんが出て来た。




