疲れや風邪、諸々にはリーロン(本人拒絶)ほのぼの回
次の村についた俺達はいつも通り一晩休む。次の日何かの音で起きる
「リーロン、セイさんが熱を出してるの」
とドアが軽く叩かれる。まあ軽く治すかと一言掛けドアを開け、ココと一緒に部屋に行く。するといかにも具合が悪そうなセイロメがいた。しょうがないかとヒールを唱えようとすると
「やめろ」
「どうして?」
「ゴホ、信頼出来ないから」
「大丈夫だって」
「大丈夫って言えるほどのゴホ、信頼積み重ねている?」
と俺はセイロメに自信を持って頷く。
「ゴホ、やっぱり信頼出来ない、ココ、モウ。今日は遊んでいてね」
「看病するよ」
「ガウ」
「いや、ココやモウに移したらダメだからね。気持ちだけ受け取っておくよ」
「じゃあ、俺が看病するよ」
「ゴホ、こうなったのはリーロン疲れだから疲れの原因は近くにいるなよ」
「分かった、三方で遊ぶよ」
「それで良い、ゴホ。モウ、ココの事よろしくね」
「ガウ!」
とモウは心強く頷く。何?と思いながら俺たちは部屋を出て行く。部屋を出て行くとココが部屋を振り返る。まあ心配だよなぁと思いながら受け付けに行き
「すみません。追加料金を支払うので仲間の看病をして欲しいんですけど出来ますか?」
「ええ、よろしいですよ。どんな症状で」
「本人によると疲労によるものかなと」
「なるほど分かりました。それではお気をつけて行ってらっしゃいませ」
と俺達三方は宿を出る。俺はココに向かって
「一応、簡単な依頼が無いか探す?」
「うん!」
「ガウ!」
と二方の了承を得たので依頼探しにギルドへ行く。すると簡単な依頼が無かった。何か無いかなと探していたら変な依頼があった。それはペット募集という依頼だった。何これと思いながら手に取る。するとこう書かれた。
「何々『今年もモーケン献上品評大会に出るためにケモナー服を作っているものです。今回のコンセプトは珍しい動物の服を作りたいと思いまして募集をおかけいたします。どうかペット、いや家族がいる方にこの紙を読んでいただけないかなと思っております。どうか何卒よろしくお願いします』か」
と読み終えて、モーケン献上品評大会って何故かモーケンの意図に反して色んな部門が増えた奴かと思いながらこれは良いなと思い、ココに見せる。
「大丈夫?」
「大丈夫、大丈夫。モーケンは動物にこよなく愛しているからね。危ない輩はいないと思うよ」
「ガウ?ガウ?」
とモウが怪訝そうに見てくる。何?と思いながらもまあ良いかと思いながら二方の了承を得る。そして依頼主の所へ向かう。
「すみません、依頼を受けに来ました」
「ただ今、行きます」
とドアが開く。すると若い男性が現れた。若い男性はモウを見るなり
「私をヤル気なようですね。この子は私を気持ちをヤル気でしょう。ですがもう遅いそうなっていますから、もう遅い、あなたと出会う前であったら間に合っていたかも知れません、ですが今更もう遅いヤル気になっています」
と騒ぎ出す。モーケン献上品評大会出場者ってこういう奴多いよなと思いながら見守る。
「ああ、すみません。私はデザイナーの端くれのデザハレと申します」
「リーロンです」
「ココです。この子はモウです」
「ガウ」
「おや、素晴らしい挨拶。ですけどもう遅いヤル気は臨界点突破しております、なんならもう始めています。あなたが素晴らしいゆえに」
とモウを見守る。危害は無さそうだなぁと思いながら
「それでどうするんですか」
「ああ、すみません。中に入って来て下さい」
と入るとデザハレは早歩きになり部屋に入る。俺たちはついて行く。
「どうぞ、自分の家のように支度をして頂けても構いません、私は図面を書き上げますゆえ」
と放置される。まあ言われた通り何かするか
「お茶用意して良いか?」
「ええ、もちろん。お菓子もご自由になんならベットもご自由に使い下さい」
と出場者ってこんな感じだなぁと思いながら用意する。ココは一瞬戸惑っていたがモウがスリスリして落ち着いた。お茶を飲んでいるとデザハレが頭を抱えて
「何故完成しないのだ!」
と叫ぶ。どうしたと思いながら待っていると
「何故最初の部分が抜け落ちているのだ」
と頭を抱える。俺は今までの流れを思い出し
「あの時始めているって言ってたからもしかして途中から始めたんじゃない」
「ガウガウ」
とモウが呆れた様に首を横に振る。何?と思いながらまあ良いかで見守ると勢いよく書き始める
「これは盲点でした。モウだけに」
「ガウ!?ガウ!?」
とびっくりした顔をする。何?と思いながらもまあ良いかと思っているとデザハレがこちらを向き
「後はお出かけ用、寝巻き用、冠婚例祭用かどんな用途がこの服に相応しいか決めるだけです。本日はありがとうございました。本当はモウと一緒にいたいのですがこれ以上いるとヤル気になってカルシキシの会場に行ってしまうのでね、やめておきましょう。今日は本当にありがとうございました。お礼をどうぞ」
「これはどうも」
「ありがとうございます」
「ガウ!!」
と三方で頭を下げる。
「いえいえ、もしよろしければ来月カルシキシの街へ訪れて下さい、一カ月いる予定なので」
「分かった」
「はい」
「ガウ」
と三方で頷く。するとデザハレはモウを見て
「その時は触れ合いましょう」
と笑顔になる。
「ガウ〜」
とモウは何とも言えない顔をする。何?と思いながらもまあ良いかと
「それじゃな」
「さよなら。また、お会い出来たら嬉しいです」
「ガウ〜ガウ〜」
と三方で別れの挨拶をしてデザハレの家を出て行く。




