清史郎、北東の方へブラブラする!
44話目投稿!
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「さてと、ブラブラしますか黒曜!」
『主?北の森の様子を見たい!』
「わかりました。様子を見に行きましょう!」
この街を真っ直ぐ突き抜けてそうですね。森を分断してる感じですかねこの道。
「黒曜?北東と北西、どちらの森へ行きたいですか?」
『日の昇る方で頼む!』
「じゃあ北東ですね」
『承知した主!』
燦々と照る日差しを浴びながら清史郎達は森へと進む。
『主、緑のだ!』
「森の外にもいるんですね。狩ってしまって構いませんよ!」
『承知!殺すぞ!』
凄い勢いですね。いきなり首を噛み抜かれるとか怖すぎますよね!
「お見事です黒曜!」
『これくらい容易い!』
「では、行きますか!」
『うむ!』
清史郎達は北東の森を蛇行しながら進む。
「鑑定!」
タマゴダケ
夏から秋に見られる赤いキノコ。傘の開いていないものの方が美味。
「採取していきましょう!これは良い物です!美味しいとこだけ頂きましょうね!」
『主?そんなに赤い物を食らうのか?』
「ええ、美味しいんですよ!」
『そ、そうか!』
「おやっ?あれは杏じゃないですかね?鑑定!」
杏
酸味の強いオレンジ色の実。
「取りましょうとも!黒曜、見張りをお願いします!取りまくりますので!」
『承知した!』
さて取りましょう!良い物あるじゃないですか!
清史郎は30分ほど杏を嬉々として採取した。
「さあ、行きましょうか黒曜!」
『それは美味いのか?』
「びっくりする程酸っぱいです!」
『捨てて行け主!』
「嫌です!」
『酸っぱい物は苦手だ!食えん!』
「大丈夫ですよ!無理に食べさせたりしませんから!」
『なら良い!』
「もう少し奥へ行きますか?」
『うむ!』
清史郎達は奥へと進む。
『主!』
「どうしました黒曜?」
『緑の村だ!かなり大きい!』
「私達で対処可能ですか?」
『主次第だ!100は居るが?』
「私は守らなくて大丈夫ですよ黒曜!私の事は私が何とかします!」
『くくっ!面白い!冒険と洒落込もうではないか主!』ニヤリ
「良いですねぇ!たまには冒険しますか黒曜!」ニヤリ
黒曜!悪い顔してますよ!森の守護者というかモンスターですけど!これも実践の訓練なんですかね黒曜?
『さあ、暴れるぞ皆!主と我等の初の冒険だ!喰らい尽くせ!』
「「「「「あおーん!」」」」」
「さあ、行きますか!先導は任せますよ!どこにいるかわかりませんからねぇ!」
『しまらんなぁ主!ついて来るが良い、主よ!』
「頼みましたよ黒曜!」
気配察知!気配察知!黒曜!初心者を緑の怪生物の群れに放り込むとか鬼ですか!いや、狼ですけど!酷くないですか?私、主ですよ?試してるの黒曜?試されてるの私?
黒曜達に続き走る!直走るっ!ゴブリンの集落へと!
『行くぞ主!開戦だ!』
「わかりました!思う存分暴れて下さいよ!」
『承知した!皆殺しだぁ!喰い殺せっ!』
狼は扇状に走って行きゴブリンを噛み殺して行く。真正面を清史郎へと残し。
「私の分残して下さいよ!はしゃぎ過ぎですよ皆さん!」
清史郎は、前へと進む。
「数が多いですねっと!」シッ!
「結構残ってますね!いやいや!同時はやめて!やりにくいですから!」シッ!
何だかんだ言いながらも斬り進む。
「ちょっとまって!」シッ!
「多くないですかね!」シッ!
『主!別に殺す必要は無い!動けなくすれば後でどうとでもなる!』
「なるほど!ありがとうごさいます黒曜!」
駄目ですね。目先の事に気を取られ過ぎました。動かなくすればどうとでもなるんですね。黒曜様々ですね。では、二刀?ニ剣ですかね?撫で斬って行きますかね!ぶっつけ本番です!ダメだったら手放しましょう。最悪、後で回収で!不法投棄、ダメ絶対!
「行きますよ!」シッ!
これは難しい!振り回されますね!剣を1本放り出すのも視野に入れて置きましょう。
「はい、太腿!」シッ!
「はい首!」シッ!
「ちょ!急に横からとは卑劣な!脇腹ぁ!」シッ!
「もう一本どうぞっ!」シッ!
清史郎は、二本の剣で斬り進む。剣に振り回される身体を修正しながら。
「なかなか、シッ!様にシッ!なってシッ!来てませんシッ!かね?うらっ!」
清史郎は、喋りながら剣を振るう。
『やるな主!頭の場所まで道を空けてやる!喰らい尽くせ!』
狼達が喰らい付き道を空けて行く。そこには、大柄のゴブリンが立っている。
「貴方がこの群れの長ですか?」
「グガッ!」ブン!
「いきなりですねっ!うらぁっ!」
清史郎は半身にになり躱し、ゴブリンの長の左へ二本の剣を同時振り抜きながら抜ける。
「ガァッ、ガァアアアっ!」ブン!
脇腹ざっくりやったんですが、気に入りませんでしたか?頭の上を丸太が通過しましたね。やっぱり二本は荷が重いですね。傷が浅かったみたいですね。やはり一本で行きましょう。
「あんまり動くと、お腹の中の物出てきますよ!」
「グガァッ!」ブン!
真っ直ぐ振り下ろされるのは対処が楽で良いですね。そおぃ!
清史郎はさっき撫で斬った場所に両手で持った剣を突き入れ奥へと振り抜く。
「ガアアアアッ!」
大量の血が腹から流れ出して行く。腸と共に。
後でクリーン使いましょう!血塗れですよっ!さて、そろそろ終わりにしましょうか!
「行きますよ!」
「グ、グガッアッ!」
清史郎はゴブリンの長に向かって駆け出す!ゴブリンの長が丸太を上から振り下ろしてくる。
「ガァッ!」ブン
空を切った丸太は地面を叩く。
「うらぁっ!」
清史郎の剣が向かうは、丸太を叩きつけた際に降りて来た顎。両手で握られた剣は顎下より入り真上に突き抜けゴブリンの長を光の粒子へと変える。
「ふぅ!終わりましたね。黒曜、他にいますか?」
『遅すぎるぞ主!集落にもう緑の奴はおらんぞ!』
「そうですか。片付けやって帰りましょうかね。片付けしている間の見張りは頼みましたよ!」
『承知した主』
清史郎はいつも通りクリーンをかけ集落を拾って行く。
「さてと、クリーン!」
終わりましたね。私も綺麗になりましたし、帰りましょうか。疲れましたしね。二刀流は難しいですねぇ。左手は思うように動きませんでしたし…まあ、仕方ありませんよね。反復練習しかないですよねぇ…
「良い時間ですね。黒曜!帰りますよ!」
『承知した主』
「日が落ちる方向に進みます。街道に出て楽して帰りましょう!」
『うむ!』
清史郎達は西へ進む。30分程で街道に出る。
「結構近くに緑の集落あったんですね。危な過ぎません?さあ、帰りましょう!宴会が待ってますからね!」
『うむ!肉を食わねばいかんからな!』
狼達と街道を歩く。木漏れ日の落ちる涼しげな道を。
「お、おい!あいつじゃねーか?噂のテイマー?」
「掲示板のか?ちょ、ちょっと聞いてこいよ?」
「いやいや、あの黒い狼めっちゃ怖いやんけ!無理無理!」
「おい、ここでジョブの情報が手に入るかもしんねーだろ?」
「おい、行っちまうぞ!」
私の事ですよね?何の噂なんですかね?まさか拾い物王ですか?拾い物王しかありませんよねぇ。ストレンジャーにも広まってるの?掲示板と言うのに載ってるの?嘘でしょ!嘘と言って!
『主!ヒトが近づいくるぞ』
「わかってますよ!いきなり噛み付かないでくださいよ?」
『承知した!』
いきなり斬り掛かって来ませんよね?ドキドキしてきましたね!ドキドキし過ぎてストレンジャー相手なら剣抜きそうです!
「あ、あの?すいません?」
「歩きながらで良いですか?宴会の予定が入ってまして、遅れると怒られるんですよ!」
「だ、大丈夫です!」
「私に何か用があるんですか?」
「は、はい!その「まず自己紹介をどうぞ?」す、すいません!僕、コウって言います!」
野菜をうまく作るモヒカンピアスとタトゥーだらけの人みたいな名前ですね。
「私は清史郎です。コウ?用とは何でしょう?」
「狼カッコ良いですね清史郎君!」
「ええ!森狼と言うんですよ。森の守護者であり、ヒト族と共存共栄型のモンスターなんですよ」
「へぇ!そんなモンスターもいるんですね」
「この狼を殺して皮や、肉なんかをギルドに持って行くと、果てしなく現地の方に嫌われますよ。知ってました?」
「し、知りませんでした!そう言えば森から出て来ましたけど森を守りに行ってたとか?」
「ええ、ゴブリンが集落を作りまくってましてね。森が荒れるのが嫌なので森狼に誘われて駆除して来たとこですよ」
「そ、そうなんですね。答えてくれてありがとう清史郎君!では!また!」
「はい、また!」
何だったんですかね?唯の狼好きですかね?まあ、良いでしょう。これで少しは森狼守れますかね?効果無さそうな気しかしませんけど、やらないよりマシですかね?
『主、なかなか良い散歩だった!』
「そう言えば散歩でしたね」
散歩って何でしたっけ?緑の怪生物と戯れる事と見つけたり!なんとも殺伐とした散歩ですねぇ。
清史郎達はセカンディルへ。宴会へと歩を進める。
「黒曜?今日の私、テイマーっぽいんじゃないですか?」
『最後の一撃がなかなかテイマーだったぞ主!』
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