清史郎、セカンディルへ向かう!⑧
43話目投稿!
皆さんの応援のおかげで、ギックリ腰が改善してきましたよ!
お礼の品です。お
お受け取り下さい!
コンコン!
おや、誰か来ましたねぇ?
「どうぞ!」
「せ、清史郎く…」
固まりましたねポール!どこに固まる要素があるんですかね?まあ、無理ですよね普通?
「ポール!ポール?どうしたんですか?」
「は、はい!すいません、清史郎君。これは、どう言う状況ですか?」
「宴会の前の宴会を開いたら、ギルド長がテイムされて、精霊王が降臨され、宴会続行みたいなとこですよポール?」
「えっ?」
「固まらないで下さいポール!言ったまんまですよ!」
「せ、精霊王様は、ど、どなたなんでしょう?」
「こちらの方ですよ!」
「儂じゃよ!儂!ポールも飲んで行くととええのう!」
「せ、精霊王様!わっ、私ポールと申します!よ、よろしくお願いします!」
「固いのう、ポール!取り敢えず飲むかのう!精霊酒じゃ!一献注いでやろう!」
「ま、待って下さい精霊王様っ!仕事をしてからでお願いします!」
「うむ!仕事は大事じゃのう!待っておるから片付けるが良いのう」
「はっ!では清史郎様!納品の内訳はこうなっております。全額用意しておりますのでご確認を!」
薬草×10290(1029束)=6,1740,000
日陰草×8010(801束)=4,005,000
毒消し草× 7500(750束)=3,525,000
鉄鉱石×1910(191セット)=3,820,000
全部で17,524,000ですね。1人350万ですね、端数は24,000、マリーさん行きですね。
「1人350万です。受け取って下さい!24,000はマリーさんの経費ですね。よろしいですか?」
「「「「おう!」」」ッス!」
「拾い物王!拾い物ってすげぇ!」
「拾い物道、あなどれんなぁ!」
「パパ?拾い物って儲かるのね!」
「素材屋の仕事ッス!間違えたらダメッス!」
「えぇ!元手がかかりませんからね!タダで拾ってきた物がお金に変わるとか素敵ですよね!多少経費はかかりますけど!」
「素敵すぎるわよ!向こうでもないかしら?」
「ありますよ!流木、シーグラス。香木とか拾えるとベストですよね!百万単位になる事もありますしね。宝石も拾えるんですよ椿さん!」
「うぇっ?拾い物道に入信しようかしら?」
「せ、清史郎様!私に、私にも拾い物道をお教え願えませんか?」
ん?ポール?どーしたー?この短時間で何があったんですかね彼に!何が彼を魅了したのですかね?お金に困ってるんですかね?
「ポール。手始めに休みの日に薬草を拾って来ることから始めなさい!」
「そんな事で良いのですか!清史郎様?」
「はい、奥様方や子供、御老体と一緒に拾い物道に邁進すると良いですよ!貧しい人達も誘ってあげると尚良いでしょうね。今の値段なら良いお小遣いになりますし、食べるのに困る事は無いとは思いませんか?」
「あぁ、王よ、我等が王よ!こんなにも!いとも簡単に!素晴らしい!素晴らしい!王よ!我が王よ!私ポールは、生涯の忠誠を誓います!」
ん?ポール?何言ってるんですか?そんな教祖みたいな扱い?私が教祖になるんですかね?いや、認めませんよ!断固認めません!
「清史郎!根っからの王じゃのう!そのまま祭り上げられるが良いのう!拾い物王国、なんか良いのう!」
「えっ?」
「建国待った無しだな拾い物王!」
「師匠の俺達は良い暮らし出来るんだよなぁ拾い物王さんよぉ?」
「そうッス!」
「いや、働いて下さいよお師匠様方!」
「パパ!拾い物で国が出来るとか素敵過ぎ!」
「建国しましょう!今すぐ建国しましょう!」
「「「甘々」だなぁ清史郎!」ッス!」でぃ!」
「このポール!移住します!」
「ポール!まだ建国してませんよ!建国したら呼ぶので、それまで拾い物道を極めてください!」
「はっ!清史郎様の御心のままに!」
何これ?何で?陰謀?ちょいちょい狂信者みたいなの出て来ません?
「まあ、精霊酒を飲んで落ち着きなさいポール!」
「ありがとうございます清史郎様!これも拾い物ですか?」
「拾い物ではありませんよ!拾った石と交換しただけですよ!」
「えっ!」
どうした?どうしたポール!固まる所じゃないですよ!
「間違い無いのう!確かに交換したのう!」
「えっ?」
ポール!カムバーックポール!
「もう、ジョブはテイマーじゃなく、拾い物王って言えやぁ清史郎!」
「それが良いッス!名乗るッス!」
「すげぇジョブだな拾い物王!」
「パパ凄い!新しいジョブよ!」
「いや、そんなジョブダメでしょ!あり得ませんからね!」
『清史郎!残念だけどジョブに拾い物王が生えてるわよ!』
「のぉおおおおおおおっ!」ガタン!
膝から崩れる拾い物王!
「癇癪かのう拾い物王?」
「何だ!何が起きた拾い物王!」
「急に叫ぶなよ拾い物王!」
「何ッスか清史郎!」
「パパ大丈夫?」
「大丈夫じゃありません!ジョブに拾い物王が生えました…」
「「「「なっ⁉️」」」」
何で!何がどうなりましたか?営業本部長!やりましたか?やりましたよね!面白半分で差し込んだでしょ!覚悟して下さい!次に会ったら、命日にしてやる!
「清史郎、とうとう世界に認められたのう!お主を王と世界が認めたのじゃ!儂と同格じゃのう!先輩は儂じゃがのう!これからは堂々と王を名乗るが良いのう!」
「宴会って事で良いんですかねぇ?」
「良いのう!さあ、王の誕生じゃ!祝おうぞ!」
「「「「「おう!」」」」」
とうとう年貢の納め時ですね。世界に?営業本部長に認められたの間違いじゃないですかね?もう、拾い物王で行く事が決定してしまいましたねぇ!トホホ
『桜!他に変なもの生えてませんよね?』
『残念だけど称号にも拾い物王が生えてるわ!』
『ぐはっ!』
「世界に認められるってどう言う事ですか?」
「清史郎がせっせと拾い物道とやらを教えてまわたっとんじゃろう?」
「やってたなぁ拾い物王!随分と熱心に指導してたもんな!」
「信者みてぇなのも増えてたしなぁ!狂信者も含めてな!」
「清史郎、この世界に拾い物道なんてもんは無かったんじゃ。それをお主が広め皆が実践した結果じゃのう。それを皆が受け入れてしまったんじゃよ。そうするとのう、世界に刻まれるんじゃよ。新しいジョブやスキル、称号としてのう!」
名乗った覚えは無いですけどね!周りが囃し立ててただけですのに…
「それでジョブが生えて来たと!それが世界に認められたって事ですかね?」
「そうなるのう!」
自分で撒いた種が大森林になった気分です!誰だこんなに育てた奴は!私ですよね?いやー、もういやー!
ん?バッタンバッタン走って来る音がしますね?誰です?こんな大変な時に!空気を読みなさい!
バーン!「どこのどいつだ!この儂…」
まあ、固まりますよね。酒盛りしてるわ、精霊王いるわ、謎の光球浮いてるわですもんね。挙句、冒険者ギルド長テイムされちゃって、使いっぱしり。ポールが入信しちゃいましたもんね!挙句に拾い物王と来たものです。なにこれ?酷い!もう、自分が怖い!
「せ、清史郎様!この豚野郎が粗相などしていませんか?」
「サフィール!大丈夫ですよ。固まって動きませんけど。まあ、飲んで下さいサフィール!」
「ありがとうございます清史郎様!んぐっ!はぁ〜、このお酒は美味しいですねぇ!素晴らしい物です!」
「なぁ、拾い物王?アレ放って置いて良いのか?」
「良いんじゃないですか?と言うか誰なんですかね?」
「錬金術ギルド長のノールですよ清史郎様!」
「あー、そう言えば呼びに行って貰いましたね。忘れてました!」
なっ、何なんだこの場所は!何なんだこの状況!落ち着け!落ち着くんだ儂!儂は錬金術ギルド長ノール!先ずは状況確認だ!前後不覚に陥ったら状況確認!これ鉄則!机の上にあるのは革袋に入ったリム。何これ?多くない?儂を呼び出したのお金持ちの方?いや待て、あの樽!あの樽、精霊酒!精霊酒だ、間違い無い!カヤックが自慢してた樽と同じだ!どんだけ金持ちなの!ガンガン飲んでるじゃない!それに何この光球。ん?これ精霊?あの緑の青年、浮いてる。あの青年は何だ?拾い物王?どう言う状況よ?王に呼ばれたの儂?やばい、儂やばい!バーンって登場しちゃったじゃない!これ儂死ぬ。死んだ。いや待て、呼び出したと言う事は、儂に用事があるはず!まだ死ぬとは決まってない!何とか打破せねば!そうと決まれば登場からやり直そう!一度この部屋から出てノックから始めよう!急げノール!大至急!
「お、おい!アイツ出てっちまったぞぉ拾い物王」
「出てってしまいましたね」
「何しに来たんだよぉアイツは?」
「顔、真っ青だったわよ。トイレじゃない?」
「変わった奴じゃのう」
「大将、熊肉おかわりッス!」
「あいよっ!」
コンコンとノックが響く。
「どうぞ」
現れたのは当然、錬金術ギルド長ノール!
「始めまして!儂が錬金術ギルド長ノールでございます。お見知りおきを」
「「「「「やりなおしやがった!」」」」ッス!」
ダメか!考えろノール!その頭は飾りか!今使わないでいつ使うノール!導き出せ!最適解を!儂なら出来る!出来なければ明日は無い!
「はははっ。インパクトのある登場を演出しようと思ったのですが、神々しい光球などを見て、あー失敗したなと!」
ど、どうだ?自らの失敗を認める男ノール!
「なるほど!この状況では仕方ありませんね。これは失礼、ストレンジャーの清史郎と申しま「清史郎、いかんのう!そんな自己紹介ではいかんのう!」
「ダメだな!確かにダメだわ拾い物王!」
「世界が認めたんだろぅ?名乗れよ拾い物王ぅ!」
「そうッス!名乗るッス!」
「逃げちゃダメよねパパ?」
くっ!ここで仕返しに来ましたか大将!根に持つタイプだったんですね?
「ノール!」
「はっ!」
「私は拾い物王の清史郎と言います。よろしく頼みますよ!」
ちくしょー!何か恥ずかしい!自分で言い出した奴だけど恥ずかしい!パパ、恥ずかし死しますよ!何ですかね恥ずかし死って?
ちょっ!ノール!何故片膝をつく!やめなさい!膝汚れますよ!
「王とは知らず失礼致しました清史郎様」
「構いませんよノール!」
生きた!儂、生きた!生き残ったー!やれば出来る男ノール!
「ノールに頼みがあります」
「何なりと!」
「今日ですね、沢山薬草類を納品しました。ポーションの値段は据え置きで販売してください!値上げは無しです!」
「はっ!」
「明日からは、薬草類の買取依頼を通常の5倍に固定してください!」
約束してしいましたからねぇ!
「はっ!」
「品質の悪い物は買い叩いて、初心者ポーションとし販売を!常設依頼に薬草類一本250リム。冒険者ギルドポイント対象外を追加しておいてください!」
「かしこまりました清史郎様!」
「ポール!」
「はっ!」
「明日から信頼できる冒険者に薬草を取って来るだけで酒代になると教えてあげるよう受付に徹底を!」
「かしこまりました清史郎様!」
「休みの日は、拾い物道を皆さんと極めて来て下さいよ!」
「仰せのままに!」
「サフィール?宴会するのに良い場所ありませんか?」
「私の家の庭でどうでしょう清史郎様?」
「では、夕方迎えに来ますね。ポールとノールもですよ!」
「「かしこまりました!」」
「では、解散!」
これで落ち着けますね。長かったですね。あー、緑の怪生物忘れてましたね。
「サフィール、ポール!」
「何でしょう清史郎様?」
「はっ!」
「南の森と東の森を蛇行しながら来ましたが、ゴブリン塗れでしたよ!南の森には熊もいましたし!」
「清史郎様!ありがとうございます!すぐに斥候を出して確認させます!ポール!行くわよ!」
「はい、ギルド長!」
さて、これで大体終わりましたかね。後は自由時間ですね。まだ、お昼前なんなですよねぇ?何しましょうかね?
「さて夕方まで自由時間ですね。皆さん何するんですか?」
「俺はここで飲んでるわぁ!」
「あっしもッス!」
「俺もそうすっかねぇ!ツマミもいるだろうしよぉ!」
「私はDランクの依頼見て来るわ!良さそうなのがあったら出かけて来るわ!」
「なるほど!じゃあ、私は黒曜達と散歩にでも行って来ましょう!では、夕方!」
「「「「おう!」」」ッス!」
さてと北の森の方へ散歩に行きますか!少しくらい冒険者してみたかったんですよね!黒曜達を連れて冒険ですよ!ん?これがテイマーなんですかね?
「黒曜!散歩に行きますよ!」
『承知した!皆行くぞ!』
清史郎は、街の中心から北へ向かう!街を突き抜ける十字の大通りである。
「そこのストレンジャー!止まれっ!」
おや、衛兵さんに呼び止められましたよ?
「どうかしましたか衛兵さん?」
「それは森狼か?」
「はい、私の仲間です。失礼!私は拾い物王の清史郎と申します。よろしくお願いします衛兵さん!」
ちょ!やめて!片膝つくのをやめて!何これ?膝汚れますよ?
「知らぬ事と言え失礼を拾い物王!森狼を近くで見たかっただけなんです!申し訳ありません!」
「そんなに謝らなくて大丈夫ですよ衛兵さん!言ってくれれば見せますよ!」
「有り難き幸せ!また、お願いするかもしれませんが、その時はよろしくお願いします!拾い物王はこれからどちらへ?」
「北の森の方へ散歩です」
「お気をつけていってらっしゃいませ拾い物王!」
やめてー!叫ばないでー!みんな見てるでしょ!何この辱め!逃げましょう!とにかく逃げましょう!
「はい、行ってきます!」
清史郎を片手を上げ、足早に北へ向かう!好機の目と、衛兵から逃げる為に門を潜る!
皆様の応援のおかげでランキングに入っておりました。
ありがとうございます!
皆様の評価で腰が癒される毎日で御座います!
ありがとうございます!




