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パパはテイマー!  作者: sei.A
39/69

清史郎、セカンディルへ向かう!④

39話目投稿!


仕事で腰をやりました!


動けません!



目の前に広がるのは先に潰した村の4倍の面積を有している。木を加工して作られたであろう粗末な家が立ち並び、緑色の怪生物が蠢いている。


以外とゴブリンって文化的ですよね。簡素ながらも家を作り、武器や衣類もありますしね。ある意味ヒト族だったらどうしましょ?ヒト型ですし…


「なかなか、でけぇな!潰しがいがあらぁな!」

「これは大きいですね。何匹いるんですかね?」

「300以上ッス!」

「数なんてどうでも良いだろぅが?ゴブリンにゴブリン足してもゴブリンだろぅ?ホブゴブリンにゃなんねーだろぅが!落ち着けやぃ!」

「一理ありますね!確かにただの緑の怪生物ですね。多いだけですけど!」


1+1=1なんですね、ガインさんには。2ゴブリンにはならないみたいです。ホブゴブリン足しても1以下みたいな物言い!私にはそれ以上に見えますけど…多過ぎです!


「いやいや、問題大有りだろぅ?問題しかねぇ!」

「流石に多過ぎよ!」

「はっ、まあ、見てろよ!前には出てくんなよ?」

「「「「了解」」でぃ!」ッス!」


ガインさんが前に出ましたね。ゴブリンが気付き出しましたよ!さあ、何を見せてくれるのですかね?楽しみです!


「さあ、お前ぇ等、皆殺しにしてやっからよぉ!かかって来いやぁあああああ!」


ガインの雄叫びが、集落を恫喝する。

夥しい数の叫び声と足跡が鳴り響く。

粗末な武器を打ち鳴らしながら、ゴブリンがガイン目掛けて走り出す!


「清史郎、よく見とけよ!これが、今の俺が振える最大の一撃だ!」


大剣を両手で持ち右後ろへ流す。力みの無い軽い構え。


「さぁ、来いや緑野郎どもがああああああ!」


眼前に迫る夥しい数のゴブリン。

後ろに引いた大剣がいつの間にか左後ろへ移動していた。ただ右から左へと流したように見える所作。

見えはしない一撃。

遅れて来る破裂音。

ガインの眼前を空気の層を切り裂き真空が襲う。地面と水平に風を伴いながら。


辺りには光の粒子が飛び交い、建物は倒壊し、ズレ落ちる!


「「「「なっ!」」」」

「壊れねぇってのも良いな!清史郎!これ貰っとくぞぉ!」

「どうぞどうぞ!沢山有りますからねぇ!」

「いやいやいや、何した旦那?!何だよこの惨状!」

「す、凄いッス!ここまでだとは知らなかったッス!」

「何アレ?私にも出来るのかしら?」

「凄い音しましたよ?音速越えたんですね、人の身で!よく身体が無事ですねガインさん?」

「音速が何かわからんが、右から左に思いっきり振るとこうなるんだ!」ガハハ!

「ガインさんらしい技でした!私にはまだ出来ないですね」

「練習あるのみだ清史郎!どうだ?剣士も良いだろぅ?」

「えぇ!カッコ良いですね!私も練習してみます!」

「練習でどうにかなるのか旦那?」

「なるに決まってんだろぅ?こうして使えてるわけだしな!」ガハハ!

「そうですよ大将!練習あるのみです!」アハハ!

「目標が出来たわね!私も頑張らなきゃ!」アハハ!

「あっしも練習するッス!置いてかれるのは嫌ッス!」アハ、アハハ、はぁ…

「いや、おかしいだろ?何だよアレは?人間技かよ?」

「なるほど。と、言う事は大将は人間じゃないということですね?」

「なっ!俺は人間だ!人間だぞぉ!くそっ!やってやる!やってやらぁああ!」


意味のわからない対抗意識を燃やす大将!ドン引きする一同!高笑いのガイン。


「清史郎、椿、キングは魔石と集落の回収だぁ!大将、やる気のところ済まんが、夕飯の準備を始めろぃ!今日は少し早いがここで野営するぞ!黒曜達は夕飯まで森で遊んでこいやぁ!」

「「「「了解!」」ッス!」でぃ!」

「うぉふっ!」

『主、森の様子を見て来る!緑野郎は見つけ次第、殲滅してくる!』

「夕ご飯に間に合うようにお願いしますよ!」

『承知した!』


早いですねぇ!あっという間に駆け出してどっか行っちゃいましたよ!椿さんの狼も引き連れてね!テイムモンスターの権限とか無いんですか?自由過ぎません黒曜?普通がわからないので何とも言えませんけどね?

さてと、クリーンかけながら集落の回収に勤しみますかね!


「クリーン!ほい、回収!」


まだまだありますねぇ!時間かかります。MPとやらが心配になりますねぇ!いまだに良くわかりませんけどね!魔法を使うと減るくらいの認識です。ゲーマーの皆さんはどんな認識ですか?まあ、回答は無いんですけどね!さてと、集落と魔石回収に勤しみましょうね!


「クリーン!ほい、回収!」

「パパ?何でクリーンかけてから回収してるの?」

「気分ですかね?綺麗な方が良いじゃ無いですか?」

「あー、そうね!確かにそうだわ!」

「綺麗な方が売る時にも値段が上がりそうですしね。売れるかもわかりませんけど!」

「ふふっ、スキル上げだと思って頑張れば良いんじゃないかしら?」


流石椿さん!アドバイスが的確です!参考にさせて貰いますよ!


「そうですね。生活魔法のレベル上げだと思って頑張りますよ!」


終わったのは2時間経った後。


「ふぅー。流石に疲れましたね。日も傾いて来ましたしねぇ」

「お疲れ様、パパ」

「はい、お疲れ様です椿さん!」

「ったく、殺るのは一瞬でも片付けがだりぃわ!」

「パパのバッグは自動回収付きなのよね?羨ましいわ!」

「羨ましいッス!」

「全くだ!迷宮に探しに行くか本気で悩むぜぃ!」

「本当ッス!見つけたら間違いなく売るッスけど!」アハハっ

「違ぇねぇ!」ガハハっ

「出ましたね迷宮!意味不明な所でしたっけ?」

「ガイン師匠!あるの迷宮?」

「あるぞ!何の為にあるかも、最奥に何があるかもわからん代物がよぉ!」

「あぁ、ファンタジー!ファンタジーよパパ!」


椿さんがはしゃいでますね。可愛いい!迷宮何処ですかね?今すぐ行きましょう!セカンディル?滅べばいいんですよ、そんな所!えっ?ダメ?


「あー、ゲーマーは喜ぶ所なんですね。私には何一つピンと来ませんけど!」

「パパ、ストレンジャーは迷宮に潜るかモンスターを狩りまくる存在だと以前の私なら答えるはずよ!」

「なるほど、ストレンジャーはレベル上げと迷宮が好きと言うことですかね?」

「そうなるわね!迷宮にはお宝があるはず!いや、あるのかしら?取ったら無くなるタイプ?どうなのかしらガイン師匠?」

「迷宮には宝箱があるぞぉ!いつの間にか置かれてるんだよなあの箱!浅い層じゃ良い物なんぞねぇがな!」

「誰が置いてるんですかね?モンスターですかね?入って来た人から毟りとって箱に詰めるのが趣味です!みたいな」

「嫌なモンスターだな清史郎!お前ぇの同士かそりゃあ?」

「失敬な!私は置いていったりしませんよ!勿体ない!」

「パパにかかるとファンタジーも不憫(ふびん)な事になるわね」

「発想がイカレてんだよなぁ!」ガハハっ!

「小説家らしいっちゃらしいわよガイン師匠」アハハっ!

「小説家ってなんだ椿?」

「物語を書く人のことよ。今のところ一発屋だけどね!」

「一発屋は酷くありません?今のところ言われても仕方ないですけどね」

「清史郎、物書きだったのか!」

「ええ、向こうの世界では物書きをしてますね」

「通りでなよっとしてる訳だな。もっと体を動かせよぉ。何だ、素質はあんだからよぉ」

「そうよね。やらせたら大概何でも熟すものねパパ」

「器用貧乏なんですよ。私からしたら一つの事に打ち込み、成果を出せる人の方が羨ましいですよ。大体出来るは何も出来ないと同じです。特化した人達には勝ち目がありませんからねぇ。頑張ってはいるんですけど…」


清史郎の言葉は尻すぼみになる。


「あー、ある程度で満足して飽きる類か?拾い物には熱心なのになぁ?」

「そうよ!何で拾い物に夢中なのよっ!」

「はっ!もしかして私の特化って拾い物?」

「嫌なとこに特化してんなぁ清史郎ぅ?」

「根っから拾い物王だったッス!」

「良い事あると良いわねパパ?」

「なんでそんな不憫な物を見る目なんですか?!現に儲かってるじゃないですか!」

「「「確かに!」な!」ッス!」

「ん?拾い物特化?結局拾い物王一直線じゃないですかっ!」

「そうなるなぁ清史郎ぅ!」

「そうなるわねパパ!」

「そうなるッス清史郎!」

「今更だな拾い物王!」


何と言う事でしょう!私の特技は拾い物でしたか。自分で撒いた種だと思いましたが、神が与えたもうたものだったとかやってられねぇですよ!何をさせたいんですかね?人には一つ、何か取り柄が有ると言いますがこんな事って無いと思いません?取り柄が拾い物とか、無いわぁ、神!、神!無いわぁ!無いと言ってよ神!


「とうとう神にも嫌われたみたいですね。神と言う神を滅殺しましょう!」

「神殺しになるか清史郎ぅ!その意気や良しっ!高い壁だがな!」ガハハっ!

「とうとう神にまでパパの魔の手が!」

「不貞の輩ッス!」

「半端ねぇな拾い物王!」


魔の手って!神殺し?拾い物って壮大ですね。不貞の輩は酷く無いですかね?拾い物は世界を相手取る職業だったんですね。ってアホー!納得できる訳無いじゃないですか!


「はぁ、酷い話です。参考までに、この世界の神様ってどんなんですか?」

「清史郎ぅ…」


ガインは溜める!次の言葉のために!


「何でしょう、ガインさん…」


清史郎は息を飲む…


「あー、何だ、家出中だ!」

「えっ?」

「家出中だっつってんだろーが!」

「神なのに?」

「神なのにだ!」


わーお!神が家出中の世界とか、ふざけ過ぎー!何その世界?大丈夫なんですか?まあ、存続してるから大丈夫なんですけど!納得出来ませんよー!


「家出中の神はさて置き、片付けも終わりましたね。少しぶらぶらしてきます。残党が居るかもしれないので!」 

「おう、迷子になんなよ清史郎!」 

「行ってらっしゃいパパ!」 

「気を付けるッス清史郎!」

「良い物拾ったら見せてくれよ拾い物王!」


家出中の神を放ったらかし、清史郎は、我が道を行く!


さてと、またには一人でぶらぶらしてみるのも良いでしょう。時間はそんなにありませんけどね。2時間くらいですかね?今日の晩ご飯はなんでしょうか?楽しみですね。さて、良い物ありますかねぇ?ってか熊ですよねアレ?私で殺れますかね?


清史郎の眼前に現れるは熊!木のウロに手を突っ込み蜂蜜を漁っている姿。


ガインさん、キングさん。熊の話一つも出てませんでしたが?これも試練なのですか!文句の一つや二つ覚悟してもらいますよ!人の身で熊と渡り合えるもんなんですかね?取り敢えず、殺ってみましょうか?最悪逃げの一手で!


清史郎は、片手剣を抜き、切っ先を地面に垂らす。


さてと、丁度後ろ側ですし、首から行きますか。骨を断つ自身はありませんので首の骨の横を通して見ましょうね。ついでに蜂蜜も拾っておきましょうね。


清史郎は音を立てずに熊の後ろに立つ。


『鑑定』


ベアー

 熊のモンスター。力は強く、直進方向に早い。木登りが得意であり好物は蜂蜜と内臓。


熊ですね。モンスターですが熊ですね。さて、殺ってみますか!


剣を熊の首に垂直に突き刺さる様に両手を後ろに引く。きっちり溜め引き放つ。剣先が抜けたら左に抜き放ちバックステップ。


「ガァアアアアアッ」


熊は左に倒れのたうち回る。


首半分程度じゃ死にませんよねぇ。


ベアーは、手足を振り乱し暴れている。


暴れて手が出せませんね。蜂蜜と言うか、蜂の巣?は回収してしまったので逃げてもかまわないんですけど、何とかトドメまで頑張りましょう。と言うか、私が戦うと血だらけになるんですよねぇ!一撃でやらないと光の粒子にはならないみたいなんですよ。まあ、血溜まり出来てるんですよ眼前にね!放って置いても死にそうですけどね。近寄れないだけ何ですけど!


「ガッ、ガァァっ、、ガッ」


さてトドメと行きましょうか、動きも鈍くなって来ましたし、隙は見せませんよ!


清史郎は仰向けの熊の眼球を脳のある方へとズブリと剣を差し込み、そして捻る。


「ガッ…」


熊が光の粒子へと変わる。


「クリーン!」


これで血溜まりも綺麗ですね。ん?これ証拠隠滅みたいですね。完全犯罪ですよね、殺人なら?


「桜?何が取れましたか?」

『熊肉と毛皮よ!ある意味血抜きもバッチリだったわね!』

「血抜きの意味があるかどうか解りかねるところですねぇ?」

『あるんじゃない?皮とかも傷付けたら低品質な傷だらけの皮がドロップするんだしね』

「皮出して確認してみましょうか?それが本当なら血塗れですよね皮?」

『そうね』


さて、メディスンバックから皮を取り出して、と!


「あー、血塗れですね」 

『これは酷い物ね!買い叩かれるわね』

「勿体ない!クリーン!これでどうですかね?うん、とても綺麗です!」

『えぇ、綺麗になったわね。便利な魔法よねクリーン!』

「これなら高く売れそうですね!」

『ブレないわね清史郎!』

「お金は大事ですよ桜!無ければ何も出来ませんからねぇ」

『まあ、良いわ!頑張んなさい!』


さて、気配察知を発動しながら行きましょう!どうも常時発動させるのが苦手ですね。いつの間にか忘れてしまいますよ。こんな事では行けませんね!気が散りますが、頑張りましょう!黒曜に緑の怪生物けしかけられますからねぇ!


清史郎は鑑定を使いながらブツクサ歩き回る。


なにか良い物ありませんかねぇ?


「鑑定」


森狼

  狼のモンスター。森の守護者であり、森狼が住む森は豊かな森になる。瀕死。


「大丈夫ですか?」

「グッ、グルゥ…」


瀕死の森狼は牙を剥き出し、警戒心を露わにしている。


「ポーションを使います!動かないでください!大丈夫です私に任せてください!」


森狼の傷が少し引き、清史郎との間に細くラインが形成される。


『た、助かる。ま、周りに、わ、私の仲間の、す、姿は?』

「少し見てきますのでここで待ってて下さい!」

『す、済まない。助かる…』


清史郎は周囲を探る。気配察知を駆使し駆け回る。


ダメですね。狼らしき反応はありませんね。一先ず戻りましょう。安全確保が第一です。


清史郎は狼の元へ戻る。


「ただいま戻りました。気配すらありませんでした」 

『そ、そうか、う、上手く、に、逃げていて、く、くれたらよ、い、良いのだが』


森狼の傷は深いようだ。


「取り敢えず、私達の拠点へ行きます。付いて来て下さい。歩けますか?」

『む、無理だ…ち、血を流し、す、過ぎた…わ、私はここまでだ。お、置いて、い、行くとい、い、良い….』

「そんな事は私が許しません!雑ですいませんが背負わせて貰いますよ!」

『な、何故、そこまでする…わ、私は、も、森狼だぞ…』


森狼の声は消え入りそうなくらい、か細い。


「森を守ってくれている狼を見殺しにしたなんて師匠達に知られたら私は真っ二つですよ!」 

『そ、そうか。恩人が真っ二つは不味いな。やむを得ん、厄介になる』

「その前にクリーン!ここもクリーン!よし、綺麗になりましたね。では行きますよ!」

『わ、わかった!』


清史郎は狼を背負い拠点へと向かう。



「私はそんなに汚かったのか…」



狼の声が宙に舞う…

















携帯持つのも辛いですが何とか頑張ります。


応援してください!


ギックリに負けるなと!

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