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パパはテイマー!  作者: sei.A
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23/69

清史郎、ストレンジャーの討伐依頼を待ち望む!

23話目投稿!


やりたい事やったら話進まない!


のんびり楽しんでって下さいな!

「拾い物王!お帰りなさい!ガインと素材屋と串焼き屋もな」

「ただいま戻りました衛兵さん」

「清史郎のついでかっつーの!」

「名前で呼ぶッス!キングッス!」

「串焼き屋だけどもよぉ、雑過ぎんだろぅ!」


もう拾い物王で決定の様です!私の二つ名ですよっ!周りが見てるから!見てるからやめてー!


「拾い物王!何か良い物拾えましたか?」

「ええ!まだ見せられませんが上々でしたよ!」

「流石拾い物王!見られないのが残念であります!」

「見せられる時が来たら見せますよ。まだ内緒です。ではまた!良き拾い物を!」


何ですかねその挨拶?ノリノリに見えるじゃないですか!


「わかりました拾い物王!良き拾い物を!」


定番の挨拶になりそー!なるの?なっちゃうの?自分から墓穴を掘る男。拾い物王を目指す爽やかイケメンの清史郎です!


「清史郎ぅ、大将に薬草持たしとけよぅ!」


まあ、下っ端なんですけどねー!


「了解です!大将、これ納品しといて下さい!少ないですが日当です」

「おうよ、納品してくるわぁ」

「清史郎!付いて来いや、靴作りにいくぞぉ!」

「はい!」

「あっし等は先に飲みに行って来るッス!」

「おう、行くぞっ清史郎ぅ!」

「はい!」


噴水広場を越え東へ。


「ここらの北側に鍛冶屋が多いんだわぁ!」

「鍛冶屋で靴作るんですか?」

「あぁ、作ってる奴もいんだよ。革細工も嗜む鍛冶屋がよぉ!」

「楽しみです。どんな人ですかね?」

「俺が懇意にしてるとこだぁ。なに、偏屈だか心配いらんぞぉ!ハンマー持ったら要注意だぁ!」


不安しか無いですね。私、ストレンジャーなんですけど大丈夫ですかね?その店にまで迷惑かけたりしてませんよね?どこでも迷惑かけるのがストレンジャー!1人見ると30人は居ますねこれは!鎧とかも黒光したやつを着れば良いのに!


北側の路地を歩く。剣や盾、鎧などの看板が目を引く鍛冶屋通り。熱気が漂い、金属を打つ音が響き渡る。


ファンタジーですね。これはなかなか、現代では見れない光景ですね。鍛冶屋通りですよ!あの冒険者の鎧、重そうですね!よく着て歩けますね。私なら蹲って置物になる自信がありますよ!


「ここだ!入るぞ清史郎ぅ!」

「はい!」

「黒曜、ここで待ってて下さい」

『承知した主。毛繕いでもしていよう』

「わかりました。ゆっくりしてて下さい!」


楽しみですね。ワクワクが止まりませんよ!


「おう、客連れてきたぞぉドゴル爺!」

「久しぶりじゃのうガイン。元気しとったかぁ?」

「たりめーよ!んで、こっちが清史郎だ!」

「ストレンジャーの清史郎と申します。ガインさんに冒険者と剣士の指導をしてもらっています」

「ストレンジャーと聞いて追い出してやろうと思ったんじゃが、指導とな?」

「あぁ、俺の弟子だドゴル爺!追い出そうとすんなよっ!」

「そうか、ガインの弟子なら迎え入れようとも。他のストレンジャーはハンマーで頭を割ろうとも!そうしよう!」

「待て待て!やり過ぎだ!頭を割るなっ!」

「ふむ、では右足にしておくかのう!ホッホッホぅ」


ワクワクがガクガクしてきましたよ!大丈夫でしょうか?ガインさんの知り合いなだけありますね!ぶっ飛び過ぎですけど!ストレンジャー何をした!御老体に何をした!もう勘弁してください。お願いします。


「まあ、右足くれぇなら良いか?ドゴル爺よぅ、ストレンジャーと何かあったんか?」

「そこの樽の武器じゃよ!いらんのに買い取れって来るんじゃよ。そんな鋳潰す事も出来ん剣なんぞ何の価値も無いのにのう。挙句に断られたらその辺に捨てて行きよる。困ったもんじゃて…」

「同胞が申し訳ありませんドゴルさん」


私が頭下げても仕方ないんですけど。すいませんでした!捨ててるとこ見つけたら斬り捨てますよっ!ポイ捨てダメ!絶対!清史郎との約束ですよ!


「清史郎が謝るこたぁねぇだろぃ!他のストレンジャーのやったこった!」

「いえ、現にストレンジャーと一纏めにされるくらい被害が出ているんですよ。何とも情け無い話ですよガインさん」

「何とか言ってくれよドゴル爺よぅ!」

「まあ、言い方は悪かったかのう。でも世の中そんなもんじゃよガイン」

「でもよぅ、こいつは違ぇんだよ!」

「ガインさん、大丈夫ですよ!自分で何とかしますよ」

「強がんなよ清史郎ぅ!」

「ガイン少し黙っとれ!話を聞かせて貰えるかのう清史郎?」


これくらい自分でやらなきゃいけませんよね。尻拭いばかりですけどね!ガインさんの面子もありますしね。弟子が不甲斐ないとかいけませんよね。


「ストレンジャーが捨てた物が邪魔という事で良いですかドゴルさん?ストレンジャー全てを矯正して来いってのは無理ですけど」


いや、矯正して来ましょうか?そちらの方が理にかなって、いや、数が多いですね。面倒くさいですね。見つけたら斬り捨てる方が…


「ふむ、その認識であっとるよ。こんなもん邪魔なだけじゃわい」

「他の鍛冶屋にもあるんですかね?」

「あぁ、あるとも!腐るほどあるとも!杖やら、短剣やら色々あるのう」

「そんなにですか。では1つお願いがあります。私が処分致しますので、この店の前に集めていただけますか?」

「ふむ、デンツ!ストレンジャーの捨ててった物を店の前に集めるよう伝えて来ておくれ」

「わっ、わかりました師匠!」


デンツが嫌そうな顔で出て行く。


お弟子さん?、お手数をかけます!今度何か差し入れでも考えておきます!


「大丈夫かのう?」

「大丈夫ですよ!期待してて下さい!」

「清史郎、そんなもんいるのか?」

「落ちてるなら拾いますよ!拾い物王を目指してるんですよ私はっ!」

「流石拾い物王!迷いがねぇな!」

「ガイン!お前の弟子は王族なのかっ?」

「王族っちゃ王族だな!異世界の王族の1人だそうだぞ!」ガハハっ!


やめてー!蒸し返すのやめてー!事あるごとに出して来ないでー!


「ドゴルさん、二つ名って事で!」

「そ、そうか。本当のところは?」

「秘密で!この世界に遊びに来てるだけなので、最初のままの対応でお願いします」


何が「秘密で!」ですか!ノリノリじゃないですか!まあ、ノリノリですよね。乗るしかないんですよ!仕方ないんです!トホホ…


「わ、わかり、ふ、ふむ、そ、そうしようかのう」

「ドゴル爺でも王族には弱ぇんだな」あだっ!

「一言多いんじゃお主は!頭かち割るぞ!」

「何も叩くこたぁねぇだろが!」

「やかましぃ!ハンマーじゃないだけ感謝するが良いのう」


仲が良さそうですね。しかし、店の前でガッチャンガッチャン言ってますけど、どれだけ捨てたんでしょうね。黒曜とか、ビクってなってないでしょうか?


2時間程店の前では音が鳴り続けていた。その間、ドゴルからストレンジャーの嫌味を散々言われ続けた清史郎だった。


ハンマー片手に話をするのはやめていただきたい!振り上げられる度にビクってなりましたよ!ええ、何回もね…


「これ、凄い事になってそうですよねガインさん」

「お、おう。ヤベェなこりゃ!」

「ホッホッ。怖気付いたかのう?今更遅いぞガイン、清史郎?」

「いやぁ、もうストレンジャー狩らないとダメじゃないかと考えてたんですよドゴルさん」

「なっ!」

「だな、その内ギルドの依頼書に出てくんじゃねぇか?ゴブリンの隣辺りによぉ。どうだドゴル爺?依頼ださねぇか?」

「本気かっ?」

「あー、清史郎は除くって書いてもらわないと!私まで斬り捨てられますね!」アハハっ!

「あー、清史郎の嫁達も載せてもらえよぉ」ガハハっ!

「何を呑気なことを言っておるのかのう?」

「あー、お気になさらずに!取り敢えずストレンジャーからは、ガンガン毟り取りましょう!」

「あぁ、遠慮なく行こう!明日から忙しくなるなぁ!その前に靴だなぁ!」がははっ

「ですね。振り出しですねー」アハハっ

「ガイン、変わった弟子をとったのう」

「おもしれぇだろ?ドゴル爺。素材屋の弟子でもあるんだぜぃ!」

「随分と入れ込んどるのう。はじめての事じゃわい!」


そろそろですかね?音がしなくなりましたし。取り敢えず皆さんに謝罪からですかね。私、何も悪い事してないんですけどね。はぁ〜…


「師匠!用意出来ましたけど、何が始まるんですか?」

「このストレンジャーがゴミを処分してくれるらしいのう」

「あの量をですか?」

「らしいのう。見ておらんから量はわからんがのう」

「デンツさん。ありがとうございました。同胞の不始末です。私が何とかしますよ!」

「ストレンジャーの癖にっ!ストレンジャーはどいつもこいつもデカい口ばかり叩きやがるっ!出来なかったらハンマーで頭叩き割るからな!」


鍛冶屋さんは頭をハンマーで叩き割るのが主流なんですかね?痛いのは勘弁ですよ全く!とばっちりも良いとこじゃないですか!


「では、出来たら、ここへの出入りは認めてくださるのですか?」

「それは師匠の決めることだ!」

「ごもっともですねぇ。交渉としては三流ですけど。制裁を要求するなら、報酬も用意してもらわないと割にあいませんねぇ」

「ぐっ!」

「デンツ。まだまだじゃのう。では行くかのう」

「わかりました」

「おう、ちゃっとやって飲みに行かねぇとな!」

「ですね。エールが待ってますからね!ちゃちゃっとやりますかね」

「お気楽じゃのう、お主ら…」


店の前に出る。山となった初心者・チュートリアル装備各種。


わーお!山盛りですね文字通り。何故このゲームを作った人はこんな壊れない物を用意したんですかね?悪意しか感じられませんよ!営業本部長、覚悟は良いですかね?次会ったら命日にしてやりますよ!


「ドゴル爺。集めたは良いが、今更持って帰れとか言わねぇよな?」

「言わんよ!このストレンジャーが処分してくれるらしいしのう。処分出来なければ文句は此奴に言うと良い」


逃げ道塞いできますねー。まあ私には関係無いですけどね。


「ちっ、ストレンジャーかよ!何しに来やがったんだよ!とっとと帰ぇれよ!」


一面に広がる罵詈雑言。


あー、ストレンジャー許すまじ!依頼出ませんかね?ストレンジャー討伐依頼!噴水広場で永遠に斬り捨て続けても良いんですよ?本当に!切に切にそう思いますよ!あっ!レベル足りますかね?


「皆さん、同胞が迷惑をかけてすいません。すぐに片付けますね。取り敢えずクリーン!これで綺麗になりましたね。汚れた物は持ち歩きたく無いですしね。さてと、ほいっと!」


目の前にあった装備の山が消える。一瞬の出来事に口を開けたままの鍛冶屋軍団。綺麗な礼を取る清史郎。


「増えたら冒険者ギルドのマリーさんに伝えて下さい。清史郎を呼んでくれと。それで伝わりますから。ストレンジャーの討伐依頼なら尚歓迎ですけどね!では、ドゴルさん、靴製作をお願い致します!」


ちょっとカッコよくなかったですか?決まったと思うんですけど?いかがですかね?


「ガハハっ!ドゴル爺!こいつの靴頼むぞぉ!」

「お、おう任せとくと良いのう!良い靴を作らねばならんのう!では、店に入るが良い。採寸しよう」

「ありがとうございますドゴルさん」

「他人行儀はいかんのう。ドゴル爺で良い!早く行くぞぃ!」

「黒曜、もう少し待っててください」

『気にするな主!ちとうるさいがな』

「ですね。では後で」

『うむ!』



清史郎達は店に入る。口を開けたままの鍛冶屋軍団をおいて!


早く口閉じないと乾燥して、口臭が気になり出しますよ。ふふっ。








アイテムポーチ無限って、ゴミ箱みたいですよね。

取り敢えず入れとけみたいな!

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