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パパはテイマー!  作者: sei.A
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22/69

清史郎、狼達を森へ放つ!

22話目!


ブクマ80件ありがとう記念投稿!


お納めください!

「すいませんでした!遅くなりました!全て俺が悪いです!許してください!生まれてきてすいません…」


綺麗な土下座を見せる大将。時刻は午前11時。


「全く情け無いッス!昨日あれだけ教えたのにわからなかったッス!もう少しで斬り捨てるとこだったッス!」

「すんません…」

「で、覚えられたんですか大将?」

「なんとか…なんとか覚えられたぜぃ!すげぇ、なじられた。なじられ放題よぉ!そしてしばかれ放題よぉ!頭の形が不安だぜぃ!」


酷かった事だけは伝わりましたよ大将!


「まあ、何だ、取り敢えず、出発するかぁ」

「そうですね。黒曜行きますよ」

『承知した』

「行くッス!」

「了解しましたぁ!」


キングをリーダーにし、一行は町沿いを南に進む。狼達が増えたので大所帯である。


「あっしの鉱山まで走るっす!昼飯食ったら稼ぐッスよ!」

「了解です!」

「わかってらー」

「美味い物作っから許してくれ!」

「期待してるッス!」

「しゃあねぇな!」

「期待してますよ大将!」


いやー、狼達楽しそうですね。他所から見たら襲われてる様に見えますが、私の仲間ですよ!襲われてませんからねー!気をつけてくださいよ、本当に!私テイマーなんですから!


「狼達はしゃいでるッスね!」

「ええ、楽しそうで何よりですよ」

「拾い物王、大丈夫なんだろな?噛まねぇよな?」

「私が指示したら噛みますよ」

「指示すんなよ!絶対だぞ!絶対だかんな!」

「私の世界で、その言い方をするとやってくれって意味になるんですが、こちらでは?」

「やっちゃ駄目ー!拾い物王!助けて!」

「大将、大丈夫ですよ!やりませんよ!」

「心臓に悪ぃわー!」


ぎゃあぎゃあ言いながらも鉱山前に到着!


「んじゃ、俺は飯の準備初めておくわ!」

「頼んだぞ大将!」

「お願いします大将!」 

「あっしらは、先に採掘始めるッス!出来たら呼ぶッスよ大将!」

「わかった!任せとけぃ!」

「狼達どうしましょう?」

「その辺で狩りでもさせたらどうよぉ?」

「黒曜どうです?狩りでもしてきますか?」

『うむ、そうしよう!牙がなるな』

『清史郎!テイムモンスターが倒した物もメディスンバッグへ移動するわよ。伝えておいて!』

『ありがとう桜!』

「黒曜、貴方達が倒した物は全て私の所に届いてしまうそうです。何も出なくともがっかりしないで下さいね。私が持ってるだけですから。暗くなる前にはここへ戻ってきて下さい」

『承知した主。皆にも伝えておく。では行って来る!』


楽しそうに走って行きましたね。怪我など無い様にお願いしますよ。


「お待たせしました。行きましょう!」

「おうよ!」

「行くッス!」


大将が呼ぶまで頑張りますか!


「うめぇ酒ーっ!」ガン

「お金ーッス!」ガン

「他に良い掛け声なかったんですか?」ガン

「ねぇな!」ガン

「無いッス!」ガン

「欲望塗れじゃないですか!」ガン

「腹減ったぞー大将っ!」ガン

「美味い物まだッスかっ!」ガン

「まだみたいですね。お腹減りましたねっ!」ガン

「酒飲みてーっ!」ガン

「飲みたいッス!」ガン

「仕事終わってからですっ!」ガン

「そういやぁよ?」ガン

「何ですかガインさん?」ガン

「おめぇ、そろそろ靴くらい買えっ!」ガン

「靴ですか?」ガン

「サンダルで鉱山とかなぁ?危ねぇだろ!」ガン

「危ないッスね!」ガン

「そうですね、気にして無かったですねっ!」ガン

「町に戻ったら作りに行くぞっ!」ガン

「わかりましたっ!」ガン


楽しみですねぇ。新しい靴ですか!皮のいい感じの奴ありますかね?


「昼飯出来たぞー!戻って来やがれ野郎どもぅ!」

「了解ッス!」ガン 

「すぐ行きますっ!」ガン

「おせーってのっ!」ガン

「よし、飯だ!行くぞ!」 

「了解ッス!」

「わかりました!」


昼飯の為に外へ出る。どろどろで!


『桜、狼達の戦利品は後で報告して下さい!楽しみに取っておくので!』

『わかったわ!』

『それと、生活魔法ってどう使うんですか?』

『今使えるのは、飲水を作るクリエイトウォーター。火を付けるティンダー。体や衣類を綺麗にするクリーンね。言えば使えるわよ。MPは消費するけど』

『ありがとう桜!』

『どう致しまして!』


んじゃ、初魔法使ってみますか?ワクワクしますね!


「クリーン!」


柔らかな光が清史郎を包み込む。


「おお、汚れが落ちてます!凄いですね生活魔法!」

「清史郎っ!おめ、おま!まじか!俺にもかけろぃ!」

「どうぞ!クリーン!」

「おお!すげぇ!汚れが落ちてやがる!」

「あっし!あっしにも!頼むッス!」

「はい、クリーン!」

「あっしが綺麗になったッス!」

「大将もどうぞ!クリーン!」

「ありがてー!よし、綺麗になったとこで飯だ!今日は、特製チキンサンドとチキンスープだ!食ってくれ!沢山あるから慌てんなよ!」

「こりゃ美味そうだな!」

「いや、うめぇんだよ!美味そうじゃなくてよっ!」

「いただくッス!」

「いただきます大将!」

「うめぇな!で、清史郎。どこで覚えたんだ生活魔法なんてよう?」

「この世界に来る前ですね。営業本部長さんに貰いました。ストレンジャーは必ず1つスキルを貰えるんですよ。そこで選びました」

「たたでくれるッスか?」

「ただですね。1つしかくれませんけどね」

「羨ましい話だなぁこれ!」

「ほほぅ。じゃあストレンジャーは何かしら1つスキル持ってんだな?」

「そうなりますね」

「良い情報ッス!」

「なんでおめぇ、生活魔法にしたんだ?もっと良いのあったんだろぅ?」

「あったかもしれませんね。でも冒険に必要な物選んだらこれになった感じですね」

「かー、勿体ねぇーな!まあ清史郎らしいっちゃらしいなぁ」

「そうッスね、清史郎らしいッス!」

「拾い物王は変わってんなぁ!俺ならもっと良いの貰うね」

「褒められてるのか、貶されてるのか悩みますねぇ」


あれ?好評だったのに、えらく不評です。便利だから良いんです!良いんですよ!もう使ってあげませんよクリーン?


「さて、うめぇもん食ったし稼ぐぞ野郎ども!」

「了解ッス!ん?ガインさん、あっしの台詞っす!」

「了解です!」

「了解だぁ!」

「無視ッスかぁ!」


一行はキング鉱脈へ。お金の為に。


「おりゃーっ!」ガン

「ッス!」ガン

「たぁーっ!」ガン

「お金の為ーっ!」ガン

「お金ーっ!」ガン

「お金ッス!」ガン

「開店資金ーっ!」ガン


お金ばっかりですね。気合が入るなら何でも良いですけどね。後、お酒!


清史郎達は叫びながら掘り続ける。時折、水袋から水を飲み、なお掘り進む。やがて心が1つになる。


「お金の為なら〜」

「「「え〜んやこ〜らっ!」」」

「お酒の為なら〜」

「「「え〜んやこ〜らっ!」」」

「狼の為なら〜」

「「「え〜んやこ〜らっ!」」」

「お店の為なら〜」

「「「え〜んやこ〜らっ!」」」


謎の一体感が生まれていた。


「よし、今日はこのくらいにするッス!」 

「いや、これからだろぅ?何か体が軽いんだよ!」

「私もですね!こう、力が溢れ出して来てるんですよね!」

「あー、狼達のせいかもしれんぞぉ?あいつら何か狩り倒しるんじゃねぇか?」

「あり得るッス!経験値流れ込んでるかもしれないッス!」

「大将!ここに来る前レベルいくつだぁ?」

「5だ!低いとか言うなよ!料理人だかんな!」

「大将、清史郎!レベル確認してみろぃ」

「「ステータスオープン」」

『折角黙ってたのにー!』

『すいません桜!』

『仕方ないわね』


名前:清史郎

種族:人族

LV:2 → 5

ジョブ テイマー:LV1 → 2

    片手剣士:LV1

    素材屋:LV1


HP:50/50 → 80/80

MP: 60/60 → 90/90


STR:26(1) → 41(1)

VIT:26(1) → 41(1)

AGI:22(3) → 40(3)

INT:29(1) → 47(1)

DEX:29(1) → 50(1)

LUK: 27(1) → 39(1)


「「上がってるー!!」」

「やっぱりか!」

「レベル5になってますね」

「俺は7になってる!なんだこれ?こんな楽して良いのか?」

「良いんじゃねぇか?損するもんでもねぇだろ?」

「そうですね。儲かりましたね。狼様々です!」

「いいのか!これ良いのか?」

「落ち着くッス大将!」

「お、おう!大丈夫だ!多分平気だ!」


テンパる大将を他所に、外から狼達の遠吠えが聞こえる。


「取り敢えず出ましょうか。黒曜達が帰って来てますし」

「だな、よし片付けて撤収だ!」

「清史郎、鉱石頼むッス!」

「了解です!」


メディスンバッグに触れてと。これ便利ですよね。一瞬で収納できます!


一行は外へ。狼達の待つ場所へ。


「黒曜狩りはどうでしたか?」

『肉になりそうなのは居なかったな。緑の奴ばかりだ。邪魔だった故、殺しておいたぞ』

「そうですか、残念ですね。暴れられた事くらいですねぇ良かったのは」

『そうだな。久しぶりの森だった。皆存分に楽しんだ。礼を言う清史郎!』

「気にしないでください。帰ったら晩ご飯にしましょう」

『うむ、承知した』

「おう、清史郎どうだ狼達は?」

「緑の怪生物を狩り倒してたみたいですね」

「ゴブリンかー、かなり狩ったみたいだな。やるな森狼!」

「恐ろしいな拾い物王の狼達は」 

「さて、帰るッスよ!帰るまでが素材屋ッス!」

「意味わかんねー!何だよっ、帰るまでが素材屋って!」

「勢いで言ったッス!」

「私は好きですよ、その言い回し」

「流石あっしの弟子ッス!」


帰るまでが素材屋ですか。面白い言い回しですね。帰った後は何になるんでしょうね?まあ、呑んだくれでしょうけどね。内緒にしておいてくださいね。怒られますから!



気分上々の狼達と町へと歩き出す。時々草を拾いながら。沢山の成果と共に。








男たちの熱苦しい、採掘譚!


冒険にはいつ出るのか?


作者「採取も冒険じゃないの?」

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