清史郎、王族で押し切る!
20話目!
狼とかいきなり進化しませんよ!
見た事は忘れてください!
大通りを歩く。狼達をつれて。1人で歩く大通りの光景とは違う事を清史郎は嬉しく思う。
「調子はどうですか?」
『絶好調だ清史郎!』
「それは良かったです。狼達に不便はありませんか?」
『無いな。強いて言うなら運動不足だな』
「そうですか。ならそれも解消しますね」
『そうだな。冒険とやらに行くなら解消するのだろう?』
「そうですね。それと色々バタバタしていて忘れていましたが、名前を贈ろうと思うのですが?」
『我だけで良い。清史郎が我に指示を出す、それ以外は我が動かす故な。狩りに支障が出ては問題になる』
「わかりました。では、今から考えますね」
『頼んだ』
何が良いですかね?森狼なんですけど、この群の主は黒い体色なんですよね。他は緑ががっているのにね一頭黒っぽいのいますけど、子供ですかね?んー、悩みますね。黒太郎?ブラック?クロ?黒王丸?しっくりきませんね。黒、黒、黒点?、黒、黒幕は私、黒、黒曜石、黒曜石?黒曜?良いですね!黒曜にしましょう!
「決まりました!貴方は黒曜です!今日から黒曜です!」
『我は今日から黒曜なのだな!受け入れよう!新たな名、魂に刻もう!』
黒曜の足元に幾何学模様の円が現れる!光り輝くその印は黒曜の中に吸い込まれる。黒曜と清史郎のラインがより太く確立する。
「黒曜!大丈夫ですか?何か違和感とかありませんか?」
『特に無い』
「そうですか、心配しましたが大丈夫なら良かったですよ」
『心配無用だ主!』
「では、冒険者ギルドに向かいますか」
『うむ、皆行くぞ』
狼達を連れて冒険者ギルドへ向かう。賑やかである。
「清史郎君、揃ってるわ!会議室へ行きましょう!」
「マリーさん、狼達はどうしましょう?」
「可愛いいから、連れて行きましょう!」
「わかりました!」
清史郎達は会議室へ入る。
「黒曜、静かにしていて下さい。お金の話をしますからね」
『主、金とは何だ?』
「ご飯と変えられるものですよ!」
『そうか、人族と我らとでは餌の得方が違うのだな?』
「そういうことです!任せておいて下さい!」
『うむ、任せた!』
黒曜との打ち合わせ終え、いざ本番!
「さて、皆さん。大儲けの時が来ました!」
「「「「おおー」」」」
「では、話を進めて行きます。さて、皆さん!状況は非常に悪いです!儲け的には明るいですが!その前に役者を揃えましょう。マリーさん、錬金術ギルドの1番のお偉いさんかポーションの責任者が居れば、連れて来てもらえますか?どんな理由でも良いので必ず連れて来て下さい」
「任せて!すぐ連れて来るわよ!何がなんでも!」
マリーの意志は固い!
「衛兵の偉い人と知り合いの方いたりしますか?」
「ったくよぉ!入り口に立ってた槍の奴だよ!会ったことあんだろぉ?俺が行ってきてやらぁ!」
「槍の人、偉い人だったんですね!では、ガインさんお願いします!朝ご飯でも食べて待ってます!」
「任しとけよぉ!」
ガインとマリーが出て行く。
「そう言えば狼達のご飯のタイミングは黒曜?」
『日が落ちる時一食で問題ない!』
「わかりました、その様にしますね。お腹が減ったらいつでも言ってくださいよ!」
『承知した主』
思い思い雑談に入る。マリーとガインを待つために。
「余程な事が無ければ私の想像通りになるはずなんですけどね。自信満々ではありません」
「錬金術ギルドのお偉いさんやポーションの責任者が乗ってくれれば拾い物王の思い通りってことか?」
「そうなります。乗って来なければ今まで通り、毟りまくるだけですよ!暴動なんのそのです!」
「毟るッス!」
「頼むぜぃ!店の出店がかかってるんだからなぁ!」
「損はさせませんよ!損するのはストレンジャーだけです!私の邪魔は許しません!狼達の報いも受けさせませんとね!寧ろ斬り捨てましょうか?」
「怖いッス!あっしの弟子が腹黒に!」
「拾い物王、そう言う性格なのか?」
「落ちてるお金を拾ってるだけですよ」
「拾い物王ハンパねぇー!」
マリーが帰って来る。主要人物を連れて。遅れてガインが到着。衛兵長を連れて。
「とある王族がお呼びということで参上致しました。私、錬金術ギルド長カヤックと申します」
謎の挨拶を始めましたよ。どうやって連れてきたの?どんな説明したら王族に?
「カヤック様、こちらが王族である清史郎様です」
マリーさん?何?どしたの?壊れちゃったの?ウインクされても困りますよ!ほら、皆んながプルプルしてますよ。ん?何でプルプルしてんの?プスって、笑い堪えてますやん!
「王族直々のお呼び出しでしたか。私にどの様な用でしょう」
「急にお呼び立てして申し訳ありませんカヤック殿。ちょっとした儲け話があるのでお声掛けさせていただきました」
「儲け話ですか?」
「そうですね。返答は?」
「内容を聞かなければ返事など出来ません、清史郎様!」
「なるほど、信用出来ないと言う事ですね。マリーさん、カヤック殿を送って差し上げて下さい。縁が無かったと言う事で」
「わかりました清史郎様。では、ギルド長、お送り致します」
「えっ!ちょっと、ちょっと待って下さい!諦めるの早すぎますよ!駆け引きです!駆け引きですよ!」
「清史郎様相手に駆け引きですか。命知らずですね」
「いや、滅相もない!それに本当に王族かも判らないですし、犯罪の可能性も否定はしきれないと思うのです」
「清史郎様は、ストレンジャーの世界の王族1人です。それと今回の儲け話は、合法です!一切の犯罪要素はありません。錬金術ギルド長、他に聞きたい事はありますか?」
マリーさん!私、小説家です!小説家でーす!そして、今の所一発屋でーす!王族なんかじゃありませんよ!されかけた事はありますが。今も空席なんですよね?国王の座を空けて待っているといってましたしたし。あれ?王位継承権一位ですよね?次期国王じゃないですか!ギリギリ王族?てっきり、拾い物王で行くのかと思いましたよ。ほら、皆んな口開いてますやん!
「ストレンジャーの世界の王族!知らないとは言え申し訳ありませんでした。全面的に協力致しますです!」
土下座一歩手前で踏み止まりましたね。敬語も怪しいですし。
「ちょっと待ってくれ清史郎!王族だったのか?」
どうしましょう?拾い物王では行けませんかね?マリーさん見たら笑い堪えてますしね。取り敢えず、ギリギリ王族ってことで?
「そうですよ。因みに、王位継承権1位です」
ここでは無いのでセーフという事で…
「知らぬとは言え、大変無礼を働きました。お許しください」
あー、どうしましょう?行けるとこまで行きますかっ!嘘では無いですしね。
「気にしないで下さい。今まで通りでお願いします。この世界に遊びに来ているだけですから」
「わかりま、いや、わかった清史郎!これで良いんだな?」
「はい、そちらが良いです衛兵長さん!」
「それで清史郎、俺もその儲け話とやらに乗れるのか?」
「乗れますよ!」
「そ、そうか!なら頼む!」(衛兵長の給金、そんなに高くないんだ清史郎…)
「さて、お集まりの皆様、儲け話をしましょう!」
「「「「「「おう!」」」」」」
「良い返事です。さて、この世界に来ているストレンジャーは100万人いるそうです。「「100万人」」衛兵長、カヤック殿、その数でポーションや武具を分け合う訳です。そりゃ足りませんよね。底辺の仕事と言う事で採取事態も少ない。結果、薬草の買取額も10倍な訳ですし、鉄鉱石の値段も上がり始めている訳で。ねっ、カヤック殿?」
清史郎の悪い笑みが火を吐く!
「そうです。薬草が足りないのです。ポーションの材料が無ければ作れませんから。それにこれ以上、買取額を上げるとポーションを値上げする事になります、今でもカツカツなんですよ」
「ポーション値上げしたら、冒険者から非難を浴びるでしょうねぇ。ストレンジャーは、暴れ出す事でしょう。この世界に来たストレンジャーは、何故が常識が欠如してますからね。たちが悪いですよ、全く。すぐに剣を抜くそうですしね」
「どうすれば良いのですか?清史郎様!」
「では、指示を出します。聞いたら直ぐに始めますよ。まずはカヤック殿!」
「はい!なんなりと!」
「冒険者ギルドに薬草買取依頼を5倍で固定して依頼を続けて下さい!これで、値上げの回避と一定の利益を確保します。それと、品質の悪い薬草から品質の悪いポーションを作る事は可能ですか?」
「はい、出来ます。売り物になりませんが」
「それも作って売りましょう!初心者ポーションと言う名で!軽い傷くらい治るでしょ?」
「はい、効果は検証しまてありますので…」
「それなら話は早い!ストレンジャー以外にも需要が出来るんじゃないですか?ストレンジャーも買うかもしれませんが…」
「はっ!そう言う事ですか!了解しました!」
「カヤック殿!依頼終了後、ギルドへ戻りポーションの作成!納品に邁進!即行動!」
「はいー!」
カヤックが走り去る!
「マリーさん!冒険者は薬草依頼とか見て無いんじゃないですか?」
「見てないわね確かに!基本討伐の方しか見ないしね!」
「ではマリーさん!信頼のおける冒険者に美味しい仕事があると教えて上げて下さい!討伐のついでに、拾って来るだけで酒代になると!ストレンジャーでも信頼のおける人がいるなら教えてあげて下さい。いればですけどね。そして拾い物道に目覚めよと!」
「なるほど!人手を増やすのね!拾い物道に目覚めると良いわね!では、行動開始するわ!ストレンジャーは無理だと思うけど!」
「それでお願いしますマリーさん!」
「了解よ!」
マリーが走り去る。
「次は衛兵長!同じく信頼のおける冒険者、もしくは、拾って来れそうな人、衛兵さん達に声をかけてください。ストレンジャーも信頼出来るなら可!無論、衛兵長も取りに行って下さい。巡回にかこつけて拾ってくるのも良いかも知れませんねぇ。拾って来るだけでお金が増えますよ…」
清史郎の甘言が炸裂する!
「わかった清史郎!こちらも動く!」
「お願いします!儲かると良いですね」
「だな。たまにはありだろうよ、片手間に拾って来るだけだしな」
衛兵長が心なしか嬉しそうに部屋を出る。指示を出し終え、清史郎は息を吐く。
「拾い物王!俺達はどうすんだよ?買取額を半分にしちまってよぉ!」
「そうッスよ!折角の儲け話が!」
「なんか企んでんだろぅ清史郎ぅ!」
「わかりましたかガインさん!」
「悪い顔してたかんなぁ!」
「ストレンジャー達が暴動起こしたら話になら無いですからね。抑止力として皆さんには拾い物道に目覚めて貰いましょう!まあ、ファスティアの安定化と言う名目で現地の人達がストレンジャーから毟っても良いんじゃないですか?」
「と言う事は、俺らは別の拾い物ってこったろぅ?」
「そうですね。ストレンジャーはレベル上げが趣味みたいな生き物らしいんですよ。散々言いましたが、モンスターを狩りまくりたい為にポーションが必要なんです」
「狩りまくりッスか?」
「狩りまくりですね。強い武具も入りますよね。強いモンスターも毒を吐くモンスターとかも居るんですかね?」
「かーっ!ストレンジャーの暴動を抑えさせてる間に仕込むわけだな、エグイな拾い物王!」
「あっしのキング鉱脈と素材屋の腕の見せ所ッス!」
「ですねキングさん!勿論薬草も有れば拾いますよ!お金になりますから!」
「流石拾い物王だな!」
「ところでよぉ、清史郎王族だったんだな?」
「びっくりしたッス!」
「こんな口調で良いのか俺ら?」
「良いんじゃないですか?どうせ拾い物王とか呼ばれてますし」
「「「拾い物王かよ!」」」
「冗談ですよ。向こうの事は誰にもわかりませんしね。王位継承権一位なのは間違い無いですよ。犯罪じゃ無いのは間違いないですねぇ。間違った事言ってませんよね私もマリーさんも…」
ギリギリでしたけどね!ヒヤヒヤしましたよ本当に!詐欺師一直線でしたよ!心臓が痛いです…
「かー、こいつはまた!」
「どんでもねー野郎ぅだなぁ!」
「この腹黒ッス!」
(拾い物王で行くかと冗談でやったけど、王位継承権一位だったのね。まあ、良かったわ、嘘にならずに…)
外で聞き耳を立てていたマリー。
酷い言い掛かりですよね。私が何をしたって言うんですか!真実を話さなかっただけじゃないですか!マリーさんに嵌められたとも言いますけどね。
「さて皆さん!拾い物に行きましょうか!」
「「「了解、拾い物王」」ッス」
「今日のリーダーはキング師匠、お願いします」
「ちょ、清史郎ぅ!」
「了解したッス!」
「キングさん、拾い物しながら鉱脈へお願いします!」
「任されたッス!」
「ちきしょうめぃ!」
パーティ申請を済まし、指示通りに動く。
よし、全員に指示は出しました。あとは各人、結果を出すだけです。期待してますよ皆さん。
拾い物王(2つ名)
うどん王国継承権1位(他薦)




