パパは、テイマー!
19話目投稿!
ブクマ70件突破記念!
ご査収ください!
「清史郎、ツノウサギがいらぁ!昼飯用に狩って来い!」
「OKボス!」
清史郎は走りつつ、メディスンバッグから石ころを取り出しツノウサギに投げつける。ツノウサギに当たり清史郎目掛けて角を突き出し飛びかかってくる。
「真っ直ぐは楽で良いですね」
ツノウサギが清史郎の剣で頭から真っ二つになり光の粒子となって消える。
『清史郎、ツノウサギ肉が1つ取れてるわ』
『了解、桜』
「お昼ご飯取れましたね」
「なんでぇ?あの石ころはよぉ?」
「気を引けるかと思いまして!ダメでしたか?」
「いや、良いんじゃねぇか?変わった戦い方だがよぉ」
「あっ、石ころ拾っておきましょう!」
「それも拾うんだな拾い物王」
「当たり前じゃ無いですか!厳選した石ころですよ!」
「変わり者ッスね拾い物王」
「あぁ間違いねぇ、変わり者王だ!」
「ガインさん、変な二つ名付けないでくださいよ!」
しかし、あちらこちらでウロウロしてますね。ストレンジャーですけどね。邪魔で仕方ないですよ!って言うか、増えました?
「よし、とっとと森に入るぞ!ストレンジャーが多くてかなわんわぁ!」
「酷い状況ッスねこれ!」
「ツノウサギが安くなる理由がわかったわぁ!乱獲しすぎだろうよ!全然いねぇ!」
「他にやる事無いんですかね?」
「おめぇ、ストレンジャーなのにわからんのか?」
「狩りまくりよー!とは聞きましたが、それ以外はさっぱりですね。レベル上げが楽しいんじゃないですか?」
「そりゃぁ、レベル上がれば楽しいだろうけどなぁ。金が無きゃ始まらんだろぅ?」
「そうッスよ!金が無きゃ暮らせないッスよぉ!」
「確かにそうですが、ストレンジャーは元の世界に生活がありますから旅行気分ですよね多分。悪気は無いんでしょうが邪魔で仕方ありませんね!」
「同じストレンジャーが言うとか、ありえねぇ状況なんだなこれ?」
「あり得ないですよ!何様のつもりですかねストレンジャー?」
「拾い物王が言うくらい酷い状況なのはわかったわ!」
全く、どうしてはっちゃけてしまうんですかね?何か欲望のリミッターをカットする機能とかついてませんよねこのゲーム?営業本部長殿?そこら辺はどうなんです?いつ会えますかね?聞きたい事だらけですよ!言いたい事の方が多いですけど。
「取り敢えず、この状況を改善すると言う体で儲けましょう!」
「だな!儲けるかぁ!行くぞぉ野郎どもぅ!」
「任せるッス!」
「了解です!」
「おう、頑張るぜぃ!」
清史郎達は森へと入る。お金儲けの為に。
「清史郎ぉ!気配察知を怠るなよぉ!」
「了解です!」
「キング!モンスターの索敵と素材見つけるのを頼む。先導しろぃ!」
「了解ッス!」
「大将!死ぬな!」
「何で俺だけそんな指示なんだよぉ!」
「一応声かけただけだろがぃ!まあ、気を付けろって事ったぁ!」
「わーったよっ!気を付けらぃ!」
大将に採取を取得させながら森を進む。
「カエデッスね。大将やり方教えるッスよ!清史郎、少し北側にモンスターの気配ッス!斬り捨てて来るッス!」
「OKボスっ!」
「行くぞ清史郎。先頭はおめぇだ!」
「了解!行きます!」
キングの指示通り進む。そこには…
緑の怪生物じゃないですかー!ゴブリンでしたっけ?少し多くないですか?
「清史郎、止まれ!深く入り過ぎだ!」
「はい!」
「数が多いな、6匹か。新人1人に殺らせるには…どうだ?殺れる自信あるか?」
「何とかしてみます!」
ゆっくりと近づいていく。
なるほど、6匹は確かに迫力がありますね。グギャグギャ言ってますけど、何喋ってるんですかね?取り敢えず石ころ投げてこっちに引いてみますかね。
石ころを投げつつ、場所を移動する。ゴブリンを中心に、円を描くように。ゴブリンがバラバラに移動する。
「あんまり頭は回らないみたいですね。いっちょ殺ってみますか!」
まずは、動かない3匹の後ろから強襲ですね。行きますよっ!
清史郎は、音を立てずに小走りで走り込み、1匹を頭から斬り捨てる。返す剣で下から斜め上に2匹目を斬る。振り向いた3匹目を上から斬りつける。
『ゴブリンの魔石3個手に入れたわ。清史郎!レベルが上がったわよ!後で確認してね。おめでとう!』
『ありがとう桜!後で確認するぉおお!4匹目ぇぇええ!』
『乗って来たわね清史郎!』
『テンション上がって来ましたよぉおお!』
いきなりの強襲で後手後手に回るゴブリン達に出来る事は清史郎目掛けて武器を振るうだけ。バラバラにやって来る緑の怪生物は、全て魔石へと変わる。
『ゴブリンの魔石全部で6個ね!やるじゃない清史郎!』
『ありがとう桜!取り乱しました!』
「やるじゃねぇか清史郎!俺が教えたから当然だなぁ!」がははっ
「結構焦りましたけどね。何とかなりました。レベルも上がりましたし」
「そう言やぁ、おめぇレベルいくつだぁ?」
「2になりましたよ。さっき迄1でしたけど」
「レベル1でDランク冒険者とかおめぇくれぇだな!」がははっ
「黒幕特権って事で!」
「違ぇねぇ!よし戻るぞ!気配察知怠るなよぉ!」
「了解です!」
清史郎達はキングの元へ戻る。
「清史郎、倒せたみたいッスね?」
「ええ、6匹いましたよ緑の怪生物が!」
「キング、こいつレベル1なんだぞ!加減しろやぃ!」
「はぁっ?清史郎?レベル1とか笑えるッス!」アハハッ!
「いやいや、笑い事じゃないですよ!それにレベル2になりましたし!」
「ガインの旦那、まさか1人で戦わ「1人で殺りやがったよ」マジッスか?」
「マジだ!俺の教え方が良かったんだなぁ!」ガハハ!
「キングさん、行けそうだったので私から行ったんですよ。投げた石ころ拾い忘れましたけどね」
「石ころの心配より自分の命の心配するッス!」
「拾い物王はちょっとズレてんなぁ!」
「ズレ過ぎッスよ!どこにゴブリン6匹相手にするレベル1テイマーがいるッスか!何になるつもりッスか!」
「まあ、良いじゃねぇかキングよぉ!変わり種も良いだろぉ?」
「はぁ、それで良いッス」
よくわかりませんが、変わり種扱いです。狼の群を預かる身なので、強く在らねばいけませんしね。
「キング、大将の育成はどうでぃ?」
「採取、伐採までッス!最後はあそこで採掘ッス!」
「上出来だな!」
「あー、ガインさん、キングさん、大将が鍛冶屋が材料が無くなってきてるとぼやいてたのを聞いていますよ。これからは鉱石の時代ですかね?」
「お手柄だなぁ大将!」
「お手柄ッス!」
「あざーっす!」
「鉱石もすぐには集まりませんから、稼ぎ時ですよ!」
「おうよぉ!採取、伐採しながら索敵だキング!キング鉱脈前で昼飯にすんぞぉ!それまで気合入れろぃ!」
「行くッスよ!」
「了解です!」
「おう!飯は任せろ!」
採取と伐採をしながら、さらに南下していく。キングのプライベート鉱脈、キング鉱脈へ!
「よし、大将!飯の用意だ!キングは大将の護衛!俺と清史郎は、採掘だ!キング、カンテラくれぃ!」
「了解ッス!」
「よし、行くぞ清史郎ぅ!」
「OKボス!」
清史郎達は採掘へ、残された物は昼ご飯の準備。
「大将、気配察知の届く範囲で採取してるッス!何かあったら洞窟に逃げ込むッスよ!」
「わかったぜぃ!飯作りながら待ってるからな!沢山拾って来てくれぃ!」
「任せろッス!」
各自別れて行動。辺りに良い匂いが立ち込める。匂いに釣られて昼飯となる。
「どうでぃ!串焼きじゃねぇーぞ!小麦の粉使った煮込みだぁ!たんと食って働くぞぉ!」
「美味ぇなこれ!」
「串焼き以外も店に出せるッス!」
「これは美味い!店出しましょうよ!」
「その為に参加してんだよっ!」
「頑張れよぉ大将!」
「頑張るッス大将!」
「頑張ってください大将!」
「頑張ってる最中ー!」
「食べたら、ガンガン採掘なぁ!キング!大将にスキル生やしたれぃ!」
「了解ッス!」
「俺どこに向かってんだよぉ!」
「大将!後で冒険者登録もしとけよぉ!」
「もう意味わかんねぇー!」
「大丈夫ですよ、私も既に意味わからない状態らしいですし!」
「頼りになんねぇな拾い物王っ!」
和気藹々に食事は終わる。大将に採掘が生え、鉱石もふんだんに取る事ができた。一行は帰路に着く。
「よし、帰ぇるぞ!野郎どもぅ!」
「山賊みたいですね」
「毟り取ってるから間違いじゃ無いッス!」
「お頭!了解です!」
「誰がお頭だ!取り敢えずギルドに向かうぞ!」
「了解ですお頭!」
「了解ッスお頭!」
「了解だぁお頭!」
「くそがっ!いくぞっ!」
意気揚々とギルドに向かう。ストレンジャーがモンスターを取り合う姿が見える。辺りに目ぼしい獲物も無し。何事もなくギルドへ帰還。
「よし、会議室へ向かう!大将は、先に冒険者登録だ!清史郎、薬草1束持たせろぃ!」
「了解です!大将、冒険者登録したら、この薬草納品して下さい!報酬は日当という事で!」
「まじか!日当でるのか?ん?俺冒険者になるのか!」
「良いから行くッス!終わったらマリーと会議室に来るッス!」
「わかったよ、やれば良いんだろ!やればよぅ!」
渋々受付に行く大将!他はホクホク顔で会議室へ。
「清史郎、狼達はどうなんだぁ?」
「明日から連れ出せますよ!もう、皆元気になりましたので!」
「そうか!明日会えるんだな!こりゃめでてぇな!」
「目出度いッスね!」
「やっとテイマーらしさが出ますね!楽しみですよ!」
「そういや、テイマーだったな」
「忘れてたッス!」
「そうですね。剣士兼素材屋の冒険者でしたもんね」
「それでだなぁ、清史郎このまま俺らの弟子にならねぇか?」
「なるッスよ清史郎!」
「いや弟子のつもりですけど」
「そうか!ならこの後飲みに行くぞ清史郎っ!」
「弟子入り祝いッス!」
「わかりました!御相伴になります!」
「あら、私は誘ってくれないのかしら?」
「マリーか、いや大将も誘う予定だ!」
「大将もあっし等の弟子ッスからね!」
「まじかよ!俺どこに向かってんだよ!」
「冒険する料理人ですかね?」
「何それ!かっこいいじゃない!」
「二つ名にするッスか?」
「ちょっと勿体なくねぇか?」
「くそっ!なってやらぁ!冒険する料理人によぉ!」
「では、祝杯だな!その前に分け前分配するか黒幕さんよ!」
「わかりましたよ!均一四当分!1人頭54万1250リムです!マリーさん、お願いしても宜しいですか?」
清史郎は、革袋2つマリーへ渡す。
「任せて!すぐ分けちゃうわね!大将は次からよ!」
「わかってらぃ!」
お金を触るマリーは、とても嬉しそうに見える。
「そうだ大将。この魔石、大将が納品して下さい!日当の足しで!少ないですけどね」
清史郎は魔石を6個渡す。
「わかったよ!もう、どうにでもなれぃ!」
「もう時期、Dランクの冒険する料理人が誕生するなぁ清史郎ぉ!」
「ですね。Dランクの冒険する料理人の誕生ですね!」
「祝うッスよ!」
「もう好きにしてくれっ!」
ギャーギャー言う大将と報酬塗れの併せて5人!遅くまで、酒場で語り明かし、この日のログインは終了を迎えた。
『清史郎、清史郎っ!聞こえて無いか、また明日ね、清史郎』
Another worlds格納…格納完了
現実世界に帰還します…帰還準備完了
お疲れ様、清史郎!
Another worldsを展開します…
身体スキャン開始…異常なし
脳波スキャン開始…異常なし
個人認証中…本人と確認
Another worldsへようこそ、清史郎!
8月4日。午前7時。
ファスティア、テイマーズギルド裏庭。
待ちきれませんでした。椿さん達の事言えませんね。夕食と朝食の用意はして来ましたよ!買い物は、ログアウト後の予定!あくまで予定!
「皆さん元気ですか?」
遠吠えが響く!
「素敵な光景だと思いませんか清史郎?」
「えぇ、待ちに待った時ですからね。今日からテイマーです!」
「言い得て妙ですね。狼達も楽しそうです」
「今日までありがとうアニマ!」
「寂しい事を言わないでください清史郎!私はまだ狼達を愛できれていません!私が仲良くなるまでここに泊まりなさい!いえ、決定です!ギルドマスター権限をここに発動します!私が狼と仲良くなること!対価は、宿の提供です!受け入れ無い場合はテイマーズギルド資格の剥奪です!」
アニマのモンスター愛が炸裂する!
「わ、わかりましたよアニマ!むしろありがたいですよ!」
「清史郎なら、そう言ってくれると信じていました」
「でも部下に示しがつか無いのではないですか?」
「清史郎、ここには私と清史郎以外、ヒト族はいませんよ!」
「うえっ!受付嬢さんは?」
「テイムモンスターです!働き者の良い子ですよ」
「気づきませんでした。まだまだ楽しみが増えましたね。そろそろ冒険者ギルドへ向かいますねアニマ!」
「忙しそうですね清史郎。行ってらっしゃい!」
「はい!行ってきますアニマ!さあ、みんな行きますよ!私達の初冒険です!楽しみましょう!」
『うむ、行こうか主!』
大きな一頭が遠吠えを上げる。続けて沢山の遠吠えがあがる。新人テイマーが率いる狼の群。冒険者ギルドへと続いて行く。
「これでやっと椿さん達に会った時言えますね。パパはテイマーですって!」
清史郎は、笑みを浮かべ呟いた。
次回からテイマーっぽさが出るといいなぁ!
タイトル回収!
イジイジするよー!




