第十四話 自己受容
早川店長が手伝ってくれたおかげで、僕たちは無事に注文弁当を完了させることができた。
赤山さんの大噴火、釘本さんの謎理論、早川店長の仲介の後、感情に入り乱れた作業場は少しずつフラットになり始めた。
白石さんは体調が悪くなったからと、注文弁当が完了するなり早退してしまった。
注文弁当が終わったため、僕たちは通常業務に戻る。
どうやら今日は「白身フライが広告の日」とのことだ。
赤山さんの説明によると、普段は「1枚128円」で販売しているが、今日は「1枚98円」らしい。
赤山さんは「この商品は定価だから気をつけて!」「この前のポテトサラダの時とは逆だから!」と何度も言うが、僕にはいまいち意味がよく分からない。
ポテトサラダと逆って、何が逆なの?
すると、釘本さんが補足に入ってくれる。
「松山。赤山さんの説明じゃ語弊がありそうだから、もう一度説明するぞ。赤山さんの言う"1枚98円"っていうのは、"全部1枚入りにして全パック98円にする"って意味じゃねえんだ。"1枚あたり98円"を指すんだ。つまり、1枚入りパックもあれば、2枚入りパックもあるってこと。もし1枚入りなら値段を"98円"にして、もし2枚入りなら値段を"196円(98円×2枚)"にしてって言いたいんだろ。・・・この説明なら分かるか?」
「なるほど!やっと意味が分かりました!赤山さんはいつも"分かってる人目線の説明"なので、新人の僕にはあまり意味が分からなくて困るんですが、釘本さんは新人にも分かりやすい説明をしてくださるので、助かります!」
「俺の説明が分かりにくくて、悪かったな!俺は多分、人に説明するのが下手なんだよ!俺は不器用なんだよ!だって俺は、カスだからなっ!デュフフ」
赤山さんは大噴火で吹っ切れたのか、いつもなら宇宙語でその場しのぎをするところを、人間の言葉で返してくれた。
赤山さんは釘本さんからカス呼ばわりされたことに自覚があるのか、カス呼ばわりされたことがまんざらでもないのか、もう自虐ネタにしている。
顔を赤らめながら「デュフフ」なんて笑い声まで上げちゃって、変態っぽくてちょっと気持ち悪い。
釘本さんもまた、「本当の釘本さん」口調で話してくれる。
釘本さんが過去の話を聞かせてくれた時、僕は釘本さんに「ご自身をクズだと思わないでください」とお願いしたものの、今回は自虐的にクズ宣言したことで吹っ切れたようなので、怪我の功名かもしれない。
二人とも人間味があって、イイじゃん。
一方、杉田さんと前野さんは暗黒オーラを纏いながら、自分だけの世界に入って仕事している。
今日は杉田さんがお弁当担当、前野さんがお寿司担当になってるけど・・・前野さんと対立している杉田さんは、果たして12時までに仕事を終わらせられるんだろうか?
「杉田さん。杉田さんは前野さんと対立しているので、今日からお弁当をワンオペで仕上げなければなりませんが、大丈夫ですか?」
「何よ!それってどういう意味なの!?なんだかまるで、私の仕事が遅くて、とても12時までに終わらないとでも言ってるみたいで不快だわ!」
「僕はそんなワード、一言も言ってませんよ。」
「私にはそう言ってるようにしか聞こえないんだけど!?」
「そう聞こえるということは、自覚があるんじゃないですか?」
「なんですって!?」
「あ、図星ですね!人は図星を突かれると怒り出すって言いますもんね!」
「こ、このぉっ・・・!」
「松山あー!黙れってえー!せっかく落ち着いたのにいーっン゛ニ゛ニ゛ニ゛!!」
僕と杉田さんの会話を聞いていた赤山さんが再び怒り出す。
それにしても、人間の言葉と宇宙語を混ぜ合わせるテクニックを見せる赤山さんは、なかなか器用だ。
さっき赤山さんは"俺は不器用なんだよ!"と自虐してたのに、十分器用じゃないか!
「でもまあ、杉田さんはいつも頑張ってると思いますよ!」
「・・・は?」
「だって今、杉田さんは72歳なんですよね?年金をもらう年齢でも仕事を続け、いつもパワフルで、江戸っ子みたいに活気ある気質を保てるのはすごいですよ!そこだけは、他が致命的でも、そこだけは、すごいと思います!」
「褒めてるの?貶してるの?全く、嫌みったらしいわね。でも、江戸っ子みたいに活気があるって褒められるのは、悪い気はしないわ。実はうちの母方の家系、下町の老舗のお饅頭屋さんなのよ!もう創業100年以上かしら?私も結婚する前は手伝いをしてたけど、今は私の兄夫婦とその子供たちが経営してるわ!私の気が短くて当たりが強いのは、商売根性から来てるのよ!前野さんみたいに裏でコソコソと小細工をするほど、私はゲスじゃないわ!商人魂よ!真っ正面からぶつかってこその商売なの!私が江戸っ子だと気づけた観察力、そこだけは、褒めてあげる!でも、あんたのことは大嫌いだから、勘違いしないでよねっ!!」
杉田さんは「勘違いしないでよねっ!!」なんてツンデレワードも知ってるのか。
そういう「進んだところ」もあるんだから、仕事のやり方も最新の状態に更新すればいいのになぁ。
「はい!僕のことは大嫌いで構いません!でも僕は今のお話を聞いて、杉田さんって意外と人情がある人だなって印象を受けました。"言葉を吐き出す蛇口"がバカになっているだけで、根は真っ直ぐで裏表のない人なんだなって!でも、僕も杉田さんのことは大嫌いなままなので、お互い勘違いしないように線引きしましょう!」
「・・・?」
僕の「線引き宣言」を聞いた杉田さんは、チンパンジーみたいな真顔でフリーズしたが、僕はその意味がよく分からなかった。
* * *
店長も赤山さんも、私を守ってくれるって約束、ちっとも守らないじゃん!
私は杉田さんに作業を妨害されたのよ?
それに赤山さんは「クソババアども」と、私までクソババア呼ばわりして・・・!
それに最終的に、杉田さんと一緒に床に落ちた唐揚げの後始末までさせるなんて、あり得ない!
私は被害者なのよ!?
悪いのは全て杉田さんなの!
私は怒りの感情を抑えられないまま、お寿司に取りかかった。
いつもなら11時までに自分の仕事を終わらせて杉田さんの手伝いに入るけど、もう二度と手伝ってあげないんだから!
今日は少し、巻き寿司を巻くのに力を入れ過ぎたかもしれないけど・・・もう知ぃーらないっ。
仕事が終わったら、他の部門のパートさんたちに今日の出来事を言いふらしてやるんだから。
私が被害者だって、分かってくれる人はいるはず!
私は惣菜部門で四面楚歌に近い状況に陥れられた(白石さんは一応敵ではなくなったけど、味方と呼ぶには鬱陶し過ぎる)から、別の陣営から"援軍"を呼べばいいのよ。
私って、賢ぉーい♪
* * *
私は体調不良を理由に早退した。
釘本さんは私を邪魔者扱いするし、杉田さんの懐にやっと入れたと思ったら裏切り者扱いするし、前野さんとは親しくなれたかと思ったら、他の人がいると他人行儀になる。
赤山さんなんて、私に「悲劇のヒロインぶるな」なんて言って来た。
みんな、酷い!
私はこんなに頑張ってるのに、何も上手くいかないし、誰も私を認めてくれない!
私の人生、何なの!?
私を必要としてくれるのは、娘だけ。
夫も優しいけど、いまいち何を考えてるかよく分からない。
娘は、私がいないと何もできないの。
私が教えてあげれば、娘は道を間違えずに済むの。
そして、娘は将来私に感謝するに違いない。
誰も私を認めてくれないけど、私は「娘のためにしてあげること」に生き甲斐を感じている。
これからも娘のために、私は娘に良くしてあげなくちゃ!
娘が「間違えない」ように、私が先回りして物事を選んであげるの。
松山みたいな「グレーゾーン」から脱出させてあげないと!
「娘のためにしてあげること」だけが「私の居場所」なの・・・。
* * *
ちょっとやり過ぎたかしら。
さっき注文弁当を作った時、私は前野さんに負けまいと、意地を張り過ぎてしまった。
イラつくから離れたところからご飯を入れれば良かったのに、「私の後釜」に最も年齢が近い前野さんに「私の座」を奪われる気がして、ムキになって、前野さんの至近距離で牽制しながら作業をしたことで、唐揚げをひっくり返す事態になってしまったかもしれない。
72年も生きてるのに、私は何をしてるのかしら・・・。
でも、私はバットにぶつかった感覚は一切無かった。
いくら年を取ってると言っても、まだ物理的感覚は健在だ。
いや、前に松山君に言われたように「自分ではできてるつもりでも着実に衰えている」可能性・・・つまり私がバットにぶつかった可能性が無くもない。
私って本当にバカね。
私の最終学歴は中学だ。
当時はド貧乏で「娘を高校にやるお金は無い」と、兄たち男兄弟とは線引きされて育った。
私以外の兄弟は全員男で、弱肉強食のような生活だった。
女の私は力も立場も弱かったため、唯一兄たちに勝てる方法は「口の悪さ」だった。
学が無くても、力が無くても、権力が無くても、口さえ強ければ相手は根負けするのだ。
それだけが、私の存在を認めてもらえる要素だった。
その根性から、本来高校に行くはずの年齢の頃は、母方の老舗饅頭店で「看板娘」を担った。
給料はお小遣い程度だったが、人前に立って「江戸の娘」のように着物で饅頭を売ることは本当に楽しかった。
当時は今の時代とは違い、男尊女卑があからさまで、女である私は男の客から卑猥な言動を浴びせられることもしばしあった。
でも、私は負けなかった。
口だけは達者なので、頭に血が上った勢いで言い返し、いつの間にか相手を退却させることもしばしあった。
旦那と結婚した時、「こんなに口の悪い女は初めてだ」とお見合いで驚かれたが、「でも裏表がなくて真っ直ぐ」だと気に入られ、結婚することになった。
持ち前の根性で、私は旦那の商売にも少しばかり手を貸すことができた。
12年前に旦那が亡くなり、息子たちも旦那の事業を畳む決断をしたため、私はしばらく生き甲斐を無くした。
そんな時、たまたま「年齢不問」の仕事・・・つまりサンセットの惣菜の仕事を見つけたのだ。
私は料理があまり得意ではないが、当時のサンセットは対面販売に近いことをしていたので、私はかつての経験を活かし、お客さんにお弁当をたくさん売りさばいた。
しかし、いつの間にかサンセットの店内は、惣菜室からお客さんの姿が見られない構造に変わり、少しずつ「人情味のあるお店」では無くなっていった。
そうこうしながら、私は今年で勤続12年を迎える。
それだというのに、大量の唐揚げを床にぶちまけるアクシデントの片棒を担いでしまった。
というより、私こそがトラブルメーカーなのかもしれない、「この職場のガン」なのかもしれないと、少し自覚し始めている。
「今は人に当たる時代ではない」と頭では分かっているはずなのに、「過去の生き方」を変えられない私は、いつも人を不快にして問題も起こす。
もう、そろそろ本当に限界なのかもしれない。
この前は「辞めることを辞める」と赤山さんに豪語したばかりだけれど、本当に辞める時が近いのかもしれない。
バカな私はいつも「狼少年」のような真似をするから、今度は逆に引き際を算出できなくなってしまった。
私って、本当に本当にバカね・・・。
* * *
11時45分。
僕の心配通り、杉田さんはお弁当を12時までには終わらせられない模様だ。
僕には引っかかっていることがあるため、残りのパックの仕事を釘本さんに任せ、杉田さんに近づく。
「・・・なによ、松山君?やっぱり杉田さんは仕事が遅いとでも言いに来たの?」
「はい。杉田さんは、仕事が遅いです。」
「うるさいわね!あっち行きなさい!」
「でも聞いてください!杉田さんが真剣に仕事に取り組もうとしてることにも、僕は気づいてますから!」
「え?」
「杉田さんって、いつも周りをチラチラ見ながら仕事して、自分の仕事がなかなか進まないですよね?それは周りからすると、注意力散漫に見えます。でもそれって、杉田さんは"全体"を見ようと頑張り過ぎてるんじゃないですか?」
「へ?」
「杉田さんはさっき"母方の老舗のお饅頭屋さんを結婚前まで手伝ってた"と言ってましたが、もしかして"その頃にできてた動き"で、今も同じように動こうとしていませんか?そのお饅頭屋さんが甘味処のような場所だったとしたら、いろんなお客さんの方角を見なければならないので大変でしたよね!」
「?」
「杉田さんは現在72歳です。その頃は若かったかもしれませんが、今はもう老人なんですよ。一生懸命やりたい気持ちがたとえあっても、もう身体は追い付けないんですよ。」
「・・・。」
「杉田さん、まずは一度"老人になってしまった事実"を受け入れてください。そして、受け入れた上で"今、自分が出来る最善策"を考えましょう。」
「自分が出来る・・・最善策?」
「はい。杉田さんは、周りの作業を一切気にせず、自分だけに集中してみてください。江戸っ子商人の杉田さんから見ると、僕らはとてもたどたどしく仕事しているように見えて、気が気じゃないんですよね?でも大丈夫!なんだかんだで、皆それぞれの任された仕事をしっかりできますから!」
「??」
「この職場で今、杉田さんが最前線で戦ってるとしたら、僕らは後続部隊です。百戦錬磨の杉田さんにとって僕らは甘ちゃんにしか見えないかもしれませんが、大丈夫!後ろは任せてください!」
「え~と?・・・あなたは何が言いたいのかしら?」
「ごめんなさい、僕も何を言ってるか分からなくなりました!」
「なにそれ?!あ~もう!あと15分を切ったのにぃ~!時間を使わせないでぇ~!!」
杉田さんには珍しく、情けない悲鳴を上げた。
「杉田隊長!僕にご指示を!」
「は?!」
「だから、僕にご指示をお願いします!隊長だけで戦うのが厳しいなら、僕も加勢します!"立ってる者は親でも使え"って言葉があるでしょう?立ってる者は松山でも使ってください!隊長は今も、熱い商人魂を胸に秘めてるんでしょう?隊長には"年の功"があります。47歳の赤山さんでも、まだまだその域には到達できません!年を重ねることは決して悪いものではありません!杉田さんの年の功のもとで僕も忠誠を誓い、手伝いますから!ご指示をお願いします!老人の杉田さんが素早く動けないなら、杉田さんのご指示のもとで、若者の僕が協力して動けば、何とかなるはず!ただし僕はバカなので、分かりやすい言葉でご説明願います!」
「・・・丼ものの容器にご飯200g!その上に1袋ずつ牛丼のもとを広げる!白米が見えちゃいけないよ!もし見えるところができてしまったら手袋で広げな!そして紅しょうがを一つまみ真ん中に置いて!一つまみは親指・人差し指・中指で取るという意味だよ!」
「はい!隊長!」
僕は「熱き商人魂・杉田さん」の指示で、初めての牛丼作りに挑戦し、成功した!
残り10パックほど作らなければならないが、あと3分しかない!
僕と杉田さんが二人で取りかかっても、12時には間に合わないだろう。
「松山、杉田さん。洗い物は私に任せろ。」
「釘本さん!?」
「杉田さん、さっきの私の失言の詫びだ。あんたは"クソ"のババアじゃない。ただの、ババアだ。これは悪口じゃない。"ひねくれてない全うな人間"という意味だ。」
「あ、あなたまで変なこと言って!」
「だって、私はクズだから!」
「?!」
杉田さんが珍しく、釘本さんのペースに翻弄される。
「杉田さん!私も手伝います!四人で力を合わせてやれば、あと3分でお弁当を終わらせられるはずっ!!」
「赤山さんまで!悪いわね!」
クソの杉田さん、クズの釘本さん、カスの赤山さん、そしてバカの僕・松山は一致団結し、ササッとお弁当を終わらせた。
「あ~間に合った!皆、ありがとう!嫌味な老いぼれの私なんかに手を貸さなくったって良いのに!」
「いいえ!杉田さんは嫌みったらしくて大嫌いですが、仕事は仕事です!誰かが困っていたら、たとえ大嫌いでも手伝うのが社会です!杉田さんは反省心のある老人なので、まだ同情の余地があったんです!もしあなたが老いを受け入れない、なんでも人のせいにする老害なら、僕ら三人は加勢しませんでしたよ!」
「褒めてるの?貶してるの?全く、嫌みったらしいわね。でも、松山君のおかげで"老い"の受け入れ方が見出だせそうな気もするわ。あなたのことは大嫌いだけどね!」
「はい!僕のことは大嫌いで構いません!」
「ふんっ!・・・最近の若者も、捨てたもんじゃないわね。」
「え?杉田さん、今何か言いましたか?牛丼に見惚れて聞き取れませんでした!」
「なんでもないわよ!私は帰ります!お疲れさまでした!ついて来ないでよねっ!!」
杉田さんは勢いよく飛び出し、いつものように扉をバーーーンッ!!・・・するかと思ったけど、扉が閉まる直前にスピードを緩め、ソフトに閉めて行った。
そして前野さんは、僕らがやり取りをしている間に挨拶もなく出て行ったようだった。
「山ちゃん!お疲れ!どうだったどうだった!?」
夕方。
事務所に入るなり、店長は惣菜部門の結末を聞いてきた。
くそっ!他人事だからって良い気になりやがって!
俺はいつもの如く、事の経緯を説明した。
「え!あの杉田さんが、ポンコツ王子と"対話"したんだ~!」
「俺もびっくりですよ・・・あの高慢ちきで話が通じない杉田さんが、素直に松山君に従い始めたんです。」
「普通じゃあり得ないよね、あの杉田さんを素直にさせるなんて・・・。あ!松山君は"普通"じゃなかったね!あはは!」
「あははじゃねーですよ!それより、釘本さんまで急におかしくなってきたんですけど・・・。」
俺は、釘本さんの荒々しい口調への変化についても言及した。
「わぁ~!ヤンクミみたいでカッコイイ~!」
「カッコイイだけならまだしも、その後がすごかったんです。"杉田はクソ、前野はゲス、白石はアホ、赤山はカス、松山はバカ。そして私はクズだ。"なんて迷言を残しましたからね。」
「ぶはははっ!なにそれ~!全部正解じゃ~ん!そしてその後、クソとカスとバカとクズが協力したんでしょ?・・・ゴミ四天王、爆誕!!」
「ご、ゴミ四天王?!て、店長、物にも言い方があるでしょう!」
「イイじゃん。君たちはまともじゃない人たちの集まりなんだから!」
このハゲーーッ!!
ちーがーうだーろーっ!!
黒髪豚野郎ーー!!
俺は心の中で、昔炎上した人たちの発言を真似して店長の悪口を言ってみる。
でも、確かに俺はゴミカスかもしれない。
たまには素直に、自分の汚点を受け入れてみるか。
現に、密かに好意を寄せる釘本さんから罵倒(?)されたことが、内心まんざらでもないのだ。
俺はもしかしたらMっ気があるのかもしれない。
「赤山はカス」だって・・・ありがとうございます!デュフフ。
それに、今日の「唐揚げ事件」で久しぶりに大激怒したおかげか、気持ちがスッキリしている。
明日仕事すれば、明後日は休みだ!
明日も頑張るか!
俺は発注伝票の入力をササッと終わらせて帰ることにした。
明日のシフトは、前野さんだけが休みのようだ。




