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「目が生きておるものがいるな」
白衣の男達は城の中に入っていく。
俺達もその中に混じる。
そのうち、彼らは一点で立ち止まると、睡眠を始めた。
彼らは食事を摂らないのだろうか?
疑問に思ったが、俺達も横になった。
足音が響く。
「……今日も澱みなく一日が過ぎる。不死者殺しなどやはり戯言なのか?」
疑うような独り言。
不死者殺し。
警戒する者。
意志の消えていない者。
ついに辿り着いた。
ヘンリル攻略のヒント。
「……目の生きておるものがいるな」
その言葉と同時だった。
俺の足元で魔力が膨れ上がった。
咄嗟に立ち上がって唱える。
「ガエリオ!」
ガエリオ、それは魔法を殺す式。
火柱はそれに抑え込まれた。
俺はその人と対峙していた。
黒髪の若者だった。
スカーレット達のような、飾り気のない布の服を着ている。
仙人、にしては魔力が低い。
何せ、俺のガエリオでも通用するほどなのだから。
癪そうに、男は眉を顰めた。
「不死者殺しとは、そなたらか?」
「違うな」
「その証拠は?」
俺達はじっと睨み合った。
つづく




