「攻めるのみだ」
国境の前に砦を経由しなければならない。
ここを放置しておけばハイラル侵攻への足がかりとなるだろう。
俺はチーム分けに頭を悩ませていた。
俺とレイヴンは分ける。それは鉄則だ。
だが、俺のいないチームにイレギュラーが起きた時に適切な判断ができるかと、戦力の偏りがないかが難しい。
しかし、レイヴンとエミリーがいれば、大体はどうにかなるかと判断した。
「ミーティングだ」
そう言って、皆の注目を集める。
「フレア、レイヴン、エミリー、この三人で東から攻めてくれ。エミリーがド派手な花火を上げて敵の動揺を誘っているところに俺とアイリンが西から攻める」
「フレア殿の戦力はいかなるもので?」
レイヴンは顎をさすりながら言う。
すっかり部下のペルソナを被りなおしている。
「俺のお墨付きだ。そんじょそこらの手合いなら敵わんよ。ヴーンの単騎撃破も可能だと聞いている」
「へえ、このなよっちい嬢ちゃんがなあ」
意外そうにレイヴンは言う。
「アイリン、そなたは侵入作戦の大事なキーだ。私を敵のボスまで導いてくれ」
「了解しました」
「エミリー、そなたの派手な花火が攻撃のスタートだ。花火を上げた後はレイヴンの護衛を受けつつ花火を上げ続けてくれ」
「任せてください」
「策は決まった」
俺は言う。
「攻めるのみだ」
一同、頷いた。
決戦だ。
つづく




