↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
放浪王子と引きこもり姫の追放社不結婚  作者: 熊出
第十一章・成人期道中編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
109/128

「生きていれば、良いけど」

 リーシェは腕を組んで階層を見つめていた。

 国と国を隔てる結界。

 これが今、異形を押し留める壁だ。


「クラフト陛下は戻っておいでになるかな……?」


 リディが不安げに言う。


「あの二人がいれば、どんな敵だろうと勝てそうな気がする」


 リーシェは前だけを見て言う。


「けど、レイヴンも……」


 リディの声は震えていた。

 親友の気持ちを察し、リーシェは彼女に視線を向ける。


「大丈夫よ、敵には知能がある。ミルドの貴族のように捕虜にされるはず」


「生きていれば、良いけど」


 リーシェは前を見て思った。


(アイリン、まだか……)


 本当ならば、突入してしまいたいようなもどかしさがあった。

 遠くへ行った主君は、まだ帰ってこない。


 彼ならば。

 彼ならばこの苦境をも覆してくれそうな気がするのだ。

 しかし、その瞬間はまだ先のようだった。



つづく

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。