表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
大学生は頭が悪い ~アットホームなサークルです。笑顔が絶えないバイト先です。懇切丁寧に指導する大学です~  作者: ノーパクリ・ノーオマージュ
1限目  やどかり祭実行委員会 ~ やりがいのある仕事です! 未経験者大歓迎m9(^Д^) ~
64/85

63 そろそろあいつらの名前くらい覚えたほうがいいかもしれない


 大学の勉強って、なんの役に立つんですかね?


 始業のベルの前、俺は世界の真理を悟った。


 やどかり祭実行委員会・総合計画局・一年四人組。

 俺達は共にここまでの期間を乗り切り、講義も交替出席・代返で乗り切ってきた。しかし、それももう限界のようだ。こうして講義室にいながらも心ここにあらず。


 今日は準備日当日。

 神輿もついに今朝方完成、他もここまですべきことは片付けたはずだが、それでもあれもこれも、終わっていない業務が脳裏を飛び交い、危機感しか覚えない。


 行かなければという焦燥感が俺の脳を焦がす。


 だが! だが、それでもここはあの三人に俺が任された戦場! そこを放棄していいのか!?


 葛藤に苛まれる俺は、ふいに肩に何かが置かれる感触に顔を上げた。


「俺達に任せておけ」

 見上げれば、見慣れたゴリラが見慣れない微笑みで俺の肩に手を載せていた。


「……いいのか?」

 予想外の申し出に、俺は目をパチクリして、ソフモヒゴリラを見返す。


「いいから行ってこい。仕事があるんだろう」

 まさかのブサイク金髪が、似合いもしないことを言ってくる。


「どういう風の吹き回しだ?」

 未だ信じられない心持ちで俺は問いかける。


「代わりに今度、七瀬さん達を紹介しろよな!」

 バチコーンとサムズアップでウインクをかましてくるブサイク金髪。


「って、それが目的かよ!」


「ふん、当たり前だろーが! 誰が見返りもなしにお前達の手助けなどするか」


 台無しだよ、このクズゥ!


「ほら、行って来いって」

 憎まれ口ブサイクの横で、苦笑いするソフモヒゴリラが俺の肩を押してくる。怪力ゴリラのくせして、その力はいつになく優しかった。


「ああ、ありがとよ」

 俺は笑いそうになるのを、何とか口元だけにとどめて立ち上がった。


「礼なぞいらん」

「そうだ。礼なんていいから七瀬さん達によく言っとけよ、バカ!」


「誰が言うか、バカ!」

 捨て台詞を残して、俺は走り出す。


「アホな生き物、せいぜい死ぬな」

 着席したままのモヤシの後ろを走りすぎた時、そんな声が聞こえてくる。


 まったく、色々台無しだよ!


 でもまあ、七瀬達に講義はどうしたのか聞かれたら、バカ達が代返してくれたってことくらいは伝えておくか。


 あと、そろそろあいつらの名前くらい覚えたほうがいいかもしれない。




 でも、こいつらの名前これからも出るかなあ……


「面白い!」「続き読みたい!」など思った方は、ぜひブックマーク、下の評価をよろしくお願いします!

 していただいたら作者のモチベーションも上がりますので、更新が早くなるかもしれません!

 ぜひよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ