50 はじめてのおしごと・イージー? モード
さーて、これからの細谷さんは?
ページ数ももったいないので、ダイジェストでお送りするよ♪
※※※
共用棟事務室にて。
「やどかり祭実行委員会、机椅子担当の細谷です」
「八代です」
「「これからしばらくの間、現場確認に入らせていただきますので、よろしくお願いします」」
俺達は揃って事務のお姉さんに頭を下げる。
「ああ、もうそんな時期。そう、その……頑張ってね」
……あれ? その不憫な人を見る目。
私、気になります! 共用棟事務のお姉さん。
アット体芸エリア5C棟地階・警備員室。
「……やどかり祭実行委員会、机椅子担当の細谷です」
「……八代です」
「「これからしばらくの間、現場確認に入らせていただくので、よろしくお願いします」」
俺達は二人揃ってうなだれる。
「ああ、もうそんな時期か! 大変だと思うけど、若いうちの苦労は買ってもするもんだ! 頑張れよ!」
……もう令和なんで、そういうの昭和に置いてきてくれませんかね?
アンダー体芸食堂。
「お疲れー。って、どうしたお前ら死んだ魚みたいな目して」
と三日ぶりなモブAことただのA。
「何でもない。いいから早く始めようか」
「ああ、早く作業を教えてくれ」
ただ目の前の作業、絶対お片付け隊と化した俺達。
「お、おう。やる気だな」
ああ、果てしないこのデスロードを少しでも踏破するためにな。
※※※
翌日。
「共用棟の机椅子は体芸エリアより利用頻度が少ないから、ある程度いつでも現場確認できる」
「確かに。となるとまず片付けるべきは」
俺の意見にダサメンも同意。
「「体芸エリアだ」」
ユニゾンで俺達は方針を固めた。
はい、やってまいりました体芸エリア。
「下の階から順番に片付けるぞ」
「ああ」
ダサメン首肯。
早速の5C棟突貫。
「この講義室が開いているな」
ダサメン。
「よし。入るぞ」
突撃隣の101講義室。
「なにはともあれ、まずは撮影だな」
「間違いない」
実行委員会室から借りたデジカメでとりあえず扉貼り付けの配置図をパシャリ。続いて前方入り口からパシャリ。さらに正面からもパシャリ。加えて後ろからもパシャリ。もひとつおまけに後ろ入り口からもパシャリ。
「ほい、撮影終了」
「それじゃあ、机椅子確認に入っていいな?」
ダサメン確認に、首肯で肯定。
「この机、シールが102講義室だぞ」
「んじゃ、机椅子シールに101と書いて、横になんじゃらほい」
ペタリ。
レッツゴー机椅子確認リレー。
俺達ゃ、机椅子見るー。
へいへいほー。へいへいほー。
「他は大丈夫のようだな」
「んじゃ、これで終わりか。机13に椅子が27と」
15分も経たずに俺達は頷き合う。
「なんだ、こんなもんか」
「思ったよりも楽勝だな」
フハハハと俺達は高笑いする。
所要時間にして15分。
まったく大したことないではないか。なんだ、こんなものか。
次はなんだ? 神輿か!? 企画説明会か? なんでもかかってこい!
フハハハハッ!
※※※
デイ アフター トゥモロウ。
「どうだ? 現場確認は順調か?」
出会い頭、筋肉先輩が確認してくる。
「もちろんですよ!」
「昨日だけで百は片付けましたかね!」
ハッハッハと俺達はアメリカンヒーローばりの爽やかサムズアップで答える。
「おお、そうか!」
「流石だな!」
巨漢タッグ先輩も満足げに俺達と一緒に笑ってくれる。
「それじゃあ、企画説明会の書類作成に入れそうだな!」
んんっ? と思ったら、何か言い出したぞ?
「これが去年の書類だ。企画に聞かれることもあるから、よく読んでおけよ」
「データは委員会室のパソコンに入ってる。共有の総合計画局フォルダだ」
「説明会の三日前までに総務局にデータを渡すんだぞ。書類を出してもらうわけだから、総務局の製本も手伝えよ」
「机椅子使用調査票も一緒にな」
んんーっ!?
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