28 取り急ぎの仕事
舞台は昨日同様、1C棟3階談話スペース。
最後の肉だるま先輩が姿を現し、メンバーも昨日同様、総合計画局メンツが集まったところで、筋肉先輩が口火を開く。
「さて、取り急ぎお前らの仕事だが」
これからの俺達の二か月を決める話だ。ゴクリと息飲む俺達に伝えられたのは、
「神輿作りだな」
「「神輿作り?」」
ダサメンと俺の声が綺麗にハモる。
さもあらん。
なんです、それ? 聞いてないですよ? そんなの総合計画局の仕事にあったか?
「うむ、神輿作りだ」
しかし揺るがぬ肉の壁は当然のようにリピートアフタミーするだけだ。
まるで意味がわからんぞ?
「えっとね、総合計画局の仕事と別に、うちの一年生は全員でお神輿を作るの」
オーマイマザー?
「組織説明会のムービーで神輿見たでしょ?」
オーマイエンジェル、確かに見た。
「祭りの華と言ったら神輿!」
祭りの華、幾つあるんですかね? 肉だるま先輩。
「うむ、それを各学類及び有志の団体の新入生が作り、担ぐんだ」
オー、アイシー。話はわかった。
「つまり、やどかり祭実行委員会でも一年が神輿を作って参加すると」
「そういうことだ」
答える筋肉先輩はじめ、先輩四人組がこくりと頷く。
オッケーオッケー、話はわかった。しかし、
「総合計画局の仕事の方はいいんですか?」
ダサメンが俺の質問を代弁する。
うむ、ご苦労。苦しゅうないぞ。下人に相応しき働きだ。
「それはそれ。これはこれだ」
お、おう。それはそれ、これはこれ。
大丈夫ですかな? 単純に仕事が倍付ドンに聞こえるんですが。
「神輿作りは一年生全員でやるから大丈夫」
オーマイマザー。マザーが言うならきっと大丈夫、一安心。
「主力は一年生にも個別に明確な業務があるうちとかじゃなくって、局全体である程度仕事を共有できる本部企画局とかだしね」
なるほど、エンジェル。
「まあ、お前達は比較的早く入局を決めてくれたから多少余裕はあるしな。今日のところは神輿の様子を見に行ってこい」
「そういうことだ。うちの仕事はまた明日説明する。まずは一年生同士、顔合わせも兼ねて行ってくるといい」
オッケー、オッケー。肉壁先輩タッグの言葉に、俺達の拒否権がないのは理解している。
ということで、先輩四人に見送られ、俺達一年四人組は1C棟棟を後にした。
早く取り掛かったと思ったら、なぜか仕事が増える。
あると思います!
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