17 俺達の戦いはこれからだ!
「アルコールが足りてないんじゃないかなぁ?」
戦意喪失する俺の耳に、天界からの別の啓示が響いた。
はっと空を仰げば、そこにはオーマイエンジェル。
マイエンジェルはおみ足の靴を脱ぐと、我らが戦場に降臨してくださる。
「筋肉先輩、お酒借りていいです?」
「もちろんだ」
天使は筋肉先輩から酒瓶を受け取り、俺達に向き直る。
「はい♪」
「「え?」」
咄嗟に意味がわからなくて、俺達は間の抜けた声を漏らしてしまう。
華奢な手に不釣り合いな鈍器のような酒瓶を掲げて、エンジェルは俺達に微笑みかけてくれている。
「まだ飲むでしょ?」
天使は可愛らしく首を傾げ、
「それとも、私のお酌じゃ飲んでくれないのかなぁ?」
次には寂し気に顔を俯かせた。
「「ぃ喜んでぇ!」」
俺達は即座に杯を天使に差し出す。引っ込んでろ、ダサメン!
嬉し気にパァッと顔を輝かせ、天使は俺達の杯を酒で満たす。
満たし終わった後には、マイマザーに比べれば慎ましやかながらも、決して小さいわけではないお胸様の前で両手を合わせ、
「飲―んで飲んで飲んで♬」
リズミカルにクラップハンズし、
「飲んで?」
可愛らしく小首を傾げた。
「「フォオオオオオオオアアアアァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアーーーーーー!」」
俺達の戦いは、まだこれからだ!!!
今度こそ見つけた… 両親の仇!!
ご愛読ありがとうございました。ノーパクリ・ノーオマージュ先生の次回作にご期待下さい。




