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(仮)ゲーム制作日記  作者: 少々
③ 魔法?なにそれおいしいの?
15/24

ゲーム探索日記 その6

ちょうどいいところで区切ったら、短くなってしまいました……。

『勇者は古びた町中を400M移動した。

薬草をひろった。』


というログから進めなくなった。

これは、妖精さんのおやつと同じパターンだな。

ちゃんと収穫しないと進めないってことか。

思った通り、前には進めないが後ろにいくことはできる。

ついに薬草まで実体化したのか。

つまり、いちいち摘み取らなくてはならなくなったってことか。

少々、いや、頻度から考えるとかなりめんどくさい。

ちょっと進んで摘み取って、またちょっと進んで摘み取って……。

考えただけでもめんどくさい。

幸いなことに、それらしきものはすぐに見つかった。

なにせ、目立つのだ。

どうしてこれを見逃したのかわからないほど目立っている。

真っ白な地面に生える、真っ赤な葉っぱ。

形としては手の平ほどの紅葉の葉っぱが垂直に立っているといった感じ。

大きな紅葉の葉が細い茎に支えられてしゃっきりと自立している様は、明らかに重力を無視していてなんとも奇妙な光景だ。

恐る恐る摘み取ると、摘み取った瞬間葉っぱがだらんと垂れ下がった。

葉っぱは意外と重く、表面は透明なプチプチに覆われていて、確かにあの食感の植物だとわかる。

こいつ、光合成できなくないか。

いや、そもそもどうしてそんな形態になったんだよ。

うーん、ここもふぁんたじー。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆


さて、俺は魔法を使うということを諦めたわけでは無い。

さっきはきっと戦闘中じゃあなかったからだ。

そうだ、きっとそうに違いない。

イメージは完璧のはずだから、あとは本番に出来るかどうかだろう。


『モンスターが現れた!

MHP:160 MSP:6 MPP:12 MOP:13 MEP: 175

ステータス 体力269 スタミナ 607 素早さ2 防御力19 攻撃力17 です』


よし、モンスターカモがやってきた。

ふっふっふっ。

今こそ俺の奥底に眠る秘められし力を見せてやる。

さっきと同じように手を前に突き出し集中する。

今度のエネルギー源はスタミナだ。

いつの間にかにスタミナが600を越している。

このスタミナこそが俺の持つ”勇者の力”に違いない。

そう考えると、”勇者の力”たるスタミナがなくなると無力になるのも納得できるし。

丹田のあたりに力を込めて、足先から指先までに巡っている力をかき集め、体の奥からわき上がってくる力をこの手に込めて濃縮させる。

煌々と輝く熱源の塊。

暴走しそうなほどのエネルギーの塊。

はぁ〜〜〜〜〜〜〜

いけっ、ファイアーボール!


『モンスターの攻撃。』


いつの間にかに目の前にいたゆがみが殴り掛かってくる。

ちょ、いつの間にそんな近くまでいたんだよ。

サイドステップで危なげなく拳をよけ、のびきった腕を右手でがっとつかむ。

もう一度、逆の手で殴り掛かってきたのも同じように左手でつかみ、すぐさま腹の辺りを思いっきり蹴ってやった。


『勇者の攻撃

モンスターに 1034 のダメージ』


くの字型になったモンスターはそのまま霧散していった。


『勇者は勝利した。』


結局、攻撃=物理かよ。

至近距離で蹴り飛ばした感覚がまだ足に残っている。

つかんだ腕は硬く冷たかった。

蹴り飛ばした一瞬に感じたやけに生々しい肉のような触感。

クソッ、俺はあきらめない。

俺は絶対にあきらめないからな。


「絶対にファンタジーな世界で最強の魔法をつかって、俺、超チートとかやってやるんだ!!」




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