幾億海底に燻る微光 其の一
「私と共にメガイストス様をお救い下さい」
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シークレットクエスト
──永命の世界に祈りを手向けば──
───クリア条件 メガイストスの正常化
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「あ〜そういうことか、」
「?」
「いや····こっちの話」
ガンマの中で何かが引っかかっていた。それが今取れたことを理解した。
『少し納得できてなかったのはクエストが無かったからか。創世生物の攻略に必要なシークレットクエストが発生出来てない、つまり現象あいつをどうにかできるのは俺だけってことか』
「勿論引き受けるよ」
クエストを受理した事により会話が進む。
「ありがとうございます。」
「単刀直入に聞くぞ?メガイストスの討伐では無く正常化、これはどういう意味だ?」
「お答え致します。現在のメガイストス様は言わば一種の暴走状態に陥り本来の役目を果たせずにいます」
「本来の役目?」
「はい。メガイストス様は平和の神としてこの世界に顕現している言わば創造上の神で在らせられます。本来の役目は世界の正常化、言わば争いを抹消する役目をになっています」
「争いの抹消、それがあいつの影に入ると付与される──平和の加護ってやつか?」
「はい。メガイストス様は全ての攻撃意識をその身で引き受けています。ですが、もうその身は限界に達しようとしています」
「なるほどな、」
その身で引き受けている、この言葉が表す意味として攻撃の無力化ではない、ダメージ覚悟で自身に押さえ込んでいるという事だろう。その押さえ込んでいる攻撃意識そのものキャパオーバーが今の現状、つまり。
「·········これ以上メガイストスが攻撃意識を回収したら····どうなる。」
リディアがメガイストス像に向きかえり言葉を綴った。
「メガイストス様制御を完全に失い攻撃意思を自身の力に変え、世界の浄化を始める、そう言い伝えられています。」
「世界の浄化·····簡単に言えば滅ぼされるってところか。動画で見た一撃を考えれば俺達に太刀打ちが出来るとは思えねぇな。加護は消えるのか?」
「加護は無差別に振りまかれ抗うすべを剥奪されると、言い伝えられています。」
つまりアマリリス戦の様なレベル差+攻撃禁止でメガイストスの相手をしなければならなくなる。つまり、
「キャパオーバーした時点でゲームセット、このゲームそのものが終わる可能性だってある。」
『そんな無茶苦茶なことがあるのか···?仮にこのシークレットクエストを受けたプレイヤーがいなかった場合はどうするつもりだ?もし俺がじくじればこのゲームそのものが····?』
何かがおかしいと考えてしまったガンマだが今はその言葉を心に押し殺しリディアの言葉に返すことに。
「さっきから言い伝えられていると言ってるが、それについても教えて欲しい」
「はい。それは、今は亡きメガイストス様の主が私達リディア教に残したお言葉です。」
『リディア教も気になるが······メモしなきゃ覚えらんねぇよ、』
「そんで?そのお言葉も全部聞かせて貰っても?」
ガンマは必死にメモを進めることに······
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【汝平和の王よ癒しの杖によって生来の自己を取り戻す。汝平和の王よ暖かき心に包まれるであろう。汝全ての災いを受け止めし哀れな王よ平和は代償を伴い代償は自己に帰結する。】
───メガイストスは全てを受け止め、全ての平和を願う哀れな王だ。メガイストスにも抑えられない力がこの世に溢れ出した時メガイストスは世界の浄化を始める。制御の失ったメガイストスは無差別を加護をばら撒きこの苗床を更地にしてしまうだろう。
これを聞いた勇敢な者よ、メガイストスを救ってくれないか。
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「今パッと見聞きで理解出る内容じゃねぇな。」
『初めのメモはアマリリス、アイリスのクリア後に見たやつだな、つまり1文目に書かれているこの、』
「この癒しの杖ってのがメガイストスを正常化するためのアイテムだな?」
「はい。」
リディアが回答したその時、ガンマの意識を介さずにマップが開かれた。記された場所は何やら海のど真ん中だった。
「この地に眠るもの、それこそがメガイストス様の正常化のために存在する杖、主従の聖杖です。」
「それだけ聞ければ十分だな。つまりその杖が無けりゃどうしようもないって話だろ?時間は有限だからな、任せな。」
「コントロールを失うまでもう時間がありません。どうかお願いします。」
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クエスト
──幾億の時経て目覚める癒しの光──
───クリア条件 主従の聖杖を獲得する
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1度訪れれば腕輪が壊れた場所に転移陣ができる仕様のお陰であの階段?を登る必要がなくなったガンマは早速主従の聖杖を取りに行くことに········
「ん、あれ?」
あんなことを息巻いたが重大な欠陥があった。隠されてもないし全く隠れていない欠陥、
「海って、どうすんの?」
マップを眺め呆然とするガンマだった。




