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インフィコード〜無敗のプロゲーマー休止したので超絶難易度ゲーを制覇する〜  作者: あいうえオカキ
蒼を晴らした先の青を求めて

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友の心に刃を向けて其の一

「数人起こしきれずに時間切れか、」


「ここまでよくやったわ、私の為に使われてるとも知らずにね。」

「蒼断のアイリス.....アヤメ=アイリスの方程式は考察通りだな、」


ただの一振り、その一手だけで虚栄のアマリリスよりも遥かに厄介な相手だと確信できる。体の大きさは強さと直結している。アマリリスは見上げるほどの巨躯を持ち、倒すことがほぼ不可能な程の防御性能を我々に見せつけていた。それでもここに居る者にしか伝わらないだろう、この背筋が凍るような気配は。


「アヤメ、何のつもりだ。」


シグマが一歩前に出てアヤメ、否、アイリスに話しかけた。シグマは「納得出来ない」そういった面持ちをしていた。


「見たままよ?」


「理解しようとしている、その上でもう一度聞く、()()()()()()


かなり圧のある言い方、納得出来ないのではなく()()()()()のだろう。


「何度も言うわ、見たままよ。私は貴方達を利用し機会を待っていた、創世の王になる機会をね。」


淡々と告げるアイリス、()()()()()()()()皆わかっている。俺達は嵌められたのだ。アイリスにとって俺達は自分に足りない物、()()()()を補ってくれる一駒に過ぎなかった。シークレットクエストそのものが(トラップ)なんて不可避、退路は初めから存在していなかった。


「我々を裏切ったのか、」


「端から味方ではない場合それは裏切りに当たるのかしら?」


「アヤメ、いや......アイリス、私はいい、裏切りも決別も散々経験してきた、だが......」


誰かを気遣っているような言葉、裏切られたことでは無く別の何かに怒っているかの様なそんな様子だった。


その何かはすぐに判明した。


「アヤ......ちゃん?」


ただ一人この場の状況を理解していなかったプレイヤーがいた。そのプレイヤーはシグマの前へ行きアイリスと対面した。


「お世話になったわね、()()()。とても楽しかったわ。」


「っ!アヤちゃんだよね....?」


「それは以前までの私、私は貴方と違い今を生きている。過去は捨てることね。」


ベータの目にはアヤメが映っている。

いつもより綺麗なお洋服を着た友達(アヤメ)が。


『ずっと仲良くしてきたNPCの友達、沢山色んなことを話した大切な友達、』


「アヤちゃんが本当に居ればいいのにって.....ずっと思ってたのに........」


ベータは少し俯き目から涙を零していた。


「なのに、なのになんで!私の気持ちも裏切るの!ずっと、ずっとそのままのアヤちゃんがいいよ!」


ベータは涙を零しながらアヤメに思いをぶつけた。


「.......私は()()()()()()()()()これを待ち続けていた、私は過去に囚われている自分にケリをつけた、ただそれだけ。」


「アヤちゃん........でも!」


「もういい。」


シグマが口を挟みベータの隣に立った。今までの聡明な様子では無い、ただ。


「お前にどんな過去があろうが関係ない。納得の行く理由を受けても全て関係ない。お前は()()()()を深く傷つけた。」


シグマは二振りの対刃剣を取り出し鋒をアイリスに向けた。


「旧友を殺す理由には充分すぎる。」


瞬きをする間もなくシグマとアマリリスは剣を交えていた。対刃剣を重ね合わせ押しあっているシグマに対しアイリスは剣を添えるだけで力を入れてる様子すらない。


「天地回逆」


シグマはスキルを発動し自身を180度回転させた。頭が地面に着きかけていた時、瞬時に武器をしまい崩れた体勢のままアイリスへ体崩しを仕掛けた。足を股関節あたりに掛けそのまま強く引っ張ることでアイリスに膝崩れを起こさせた。体勢を崩したアイリスに瞬時に絡みつき背後を取った時右手にだけ武器を召喚し逆手に持ち直した、が。アイリスの強靱的なパワーにより固めは崩されシグマは吹き飛ばされてしまった。


「団長......」


「ベータ、俺がぶっ飛ばして正気にさせてやる。大人しく待ってろ。」


ガンマがベータの頭を撫でながらそう言った。


「お兄ちゃん、」


「行くぞカゲツ、今回は俺のサポートは忘れろ。アイリスをぶっ飛ばすことを最優先に、いいな?」


「仰せのままに」


「ゆぃつはいつも通り、頼んだぞ」


2人はシグマの戦う最前線へと飛び出した。


「ベータ蘇生の残り回数は?」


「え、えっと、4回です」


「3つ預かってもいい?」


「もちろんです、」


ゆぃつは【生命の冥水】を預りシグマの援護射撃を開始した。それに呼応するかのようにこの場にいる全プレイヤーが魔法や弓を放ち始めた。


「皆......」


「やるしかないんだよ、ベータ」


「ゆぃつさん、そんなこと言ったって、」


「言いたいことがあるなら最前線に行って自分で言ってこい。剣を交えて伝えられることだってあるだろ。」


「......うん、私行ってくる!」


「過剰に守ってやるから行ってこい」


感覚的にはもう1人のお兄ちゃん、ずっとお兄ちゃんと仲のいい親友、そんな人の言葉は今や信頼たる一言になっていた。みんなに見守られながらベータは自分の気持ちにケリをつけに最前線へと向かった。


『アヤちゃんは私が止める、そしてもう一度だけちゃんと話す!今までずっとそんなこと思ってたのってちゃんと聞く!』



視聴数に比べてリアクションの数が........リアクション付けてくれい!春休み終わったからこれから投稿頻度爆上がりするでい!これからもよろしくです!!

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