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転移しまくるJKトリオ――港区の実家は太い  作者: 青い水


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ハウスに金庫を設置する、そして「カルメン」の世界に転移

はい、霧の町ロンドンから陽光降り注ぐスペインのセビリアです。やたらと刃物を振り回す人だらけなので気をつけましょう。

桜「ふう、今回は長かった。」


翼「こっちでは時間が経過してないけどね。」


紬「ミナさんもドラキュラが滅したから呪いが消えてすっかり元気になっていた。」


翼「持っていたお菓子、全部あげたら喜んでいたね。」


桜「これから子作りしそうだから糖分は大事だ。」


翼「そうなの?お菓子食べると妊活になるの?」


桜「知らんけど...」


紬「トランシルヴァニアのドラキュラ城に残された3人の女ヴァンパイア、どうなるんだろう?」


翼「あいつら...きっとドラキュラが滅べば一緒に滅ぶよ....うん、そんなもんだ。」


紬「ところでさ...ポンドがいっぱい余ったよ。アミアージュのルースも12個残ってる。」


桜「ソブリン金貨にしてもらったからこっちで換金は容易なんだけど...」


翼「金額がえげつなさ過ぎる。金貨1000枚以上ある。」


紬「とりあえずさ、セーフハウスに金庫を買おう。冷蔵庫に入れるのはもう無理っぽい。」


桜「出発するときそれぞれの口座から拠出してアミアージュを買ったので、とりあえず50ポンド、つまり金貨50枚を換金して口座に戻そう。残りはハウスに保管して次の転移に備える。」



女神「よお、おまえら大活躍だったな。拳銃ぶっ放して気持ちよかったか?」


桜「はい、とっても。持ち帰れなかったのが残念でなりません。」


翼「あまり銃器は使いたくありません。相手が魔物だから良いけど。」


紬「だね...人間相手は無理。」


女神「うん、その健全な感覚を忘れないように。で、明日は土曜日。また行ってもらうぞ。」


桜「今度はどこですか?」


女神「物語の舞台はスペイン、だけど作品はフランス語のオペラ。言語はフランス語ということになるが、場所がスペインだから...全部チャラにしてやろう。日本語で通じるぞ。転移先はオペラ『カルメン』だ。明日まで準備しておくように。」



桜「行ってしまった...」


翼「オペラか。うちにブルーレイやDVDが何枚かあるよ。これからうちで上映会をやろう。」



 JKトリオは銀座のいつもの店でソブリン金貨50枚を換金して600万円の現金を手にし、脇目も振らずタクシーを飛ばして港区の銀行に向かった。1人200万円ずつ口座に入れたが、そろそろ女子高生の普通口座にしては悪目立ちする額になってきた。銀行から翼の家までは徒歩圏内なので、3人はスタバで飲み物を買って飲みながら歩いた。



桜「定期預金口座を作って普通預金から少し移したほうが良いね。額面が目立たなくなる。」


翼「親に見つかったら大変だ。」


紬「金庫、明日届くように今ポチっておこう。」


桜「金持ちって気楽だと思ってたけど気苦労もあるのね。」



 翼の両親はクラシックファンなので、高価な映像音響設備が整っていた。ミニシアターのような迫力で3人は「カルメン」を鑑賞した。音楽が素晴らしいのでつい没入し、どんなふうに介入するのかは全く考えられなかった。



桜「いやー、オペラってすごいな。」


紬「ストーリーより音楽に没入してしまう。」


翼「悲劇なんだろうけどちっとも悲しくない。」



**************************************


青水「なるほど、今度はオペラの『カルメン』か。上手いこと考えたな、女神。」


翡翠「私のときはメリメの小説でした。」


女神「小説はどうしても詳しくて長くなるからな。」


翡翠「カルメンという女性はなかなかくせが強くて、私ひとりでは手に負えず、ミナルナさんたちの力を借りてしまいました。」



挿絵(By みてみん)



女神「ダンスバトルに持ち込んで格上の存在を示したんだな。ああいう鼻っ柱の強い女にはそれが効く。」


青水「ビゼーのオペラはメリメの小説よりかなりシンプルだから、JKトリオもそんなに苦労はしないだろう。」



**************************************


桜「お菓子OK。武器OK。」


翼「ドラッグストア関係OK。」


紬「余っていた蓄光アクセOK、アミアージュルースOK。」


桜「1820年頃のセビリヤ、文明度は低い。」


紬「私たちもフラメンコを踊るのかな?」


桜「踊れないのに踊るのかなはないだろ。」


翼「とりあえず派手目の夏服で突入ね。暑そうだ。」



桜「やっぱ暑い...太陽が近い...」



挿絵(By みてみん)



翼「こんな暑いのにさらに情熱で火に油を注ぐ...」


紬「カルメン、どこかな?」


桜「カルメンより先にドン・ホセが登場じゃなかったっけ?」


翼「そうだ、故郷の幼馴染みミカエラがホセのママの手紙を渡すんだった。」


紬「あれかな?あ....キスした。」


桜「ママからのキスの伝達ゲーム。」


翼「ここでいよよカルメンだよ。工場で刃物を振り回して喧嘩。」


紬「ホセが駆けつけて逮捕だね。」


桜「逮捕したのに誘惑されてしまう。」


翼「軽すぎるんだよ、ホセ!」


紬「キスのお届け物までしたミカエラの気持ちを考えて!」


始まっていきなり主役のカルメンが逮捕です。そしていきなりホセが誘惑に乗ってしまう。少しは警戒心を持てと思いますが。

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