翡翠さんが過去の行動を顧みてキャラが崩壊、JK対魔防衛隊の結成、そしてカーミラとの対決
しっかり原作を読み込んでからの作戦会議...JKトリオも慣れてきたのか、プロっぽい仕草になってきました。
桜「カーミラはこの先ローラを噛んで眷属にする気なんだろ?」
紬「そうだね。今ひとつわかんないんだけど、噛まれて眷属になる場合と、噛まれたらそのまま死んじゃうパターン、何で決まるのかね?」
翼「誰か死んだ?」
紬「シュピールスドルフ将軍の姪のベルタ。カーミラがしばし滞在して、吸血されて死んだ。」
桜「カーミラの意思に寄るのか、それとも別の要因があるのか...」
紬「小説には何の説明もない。」
翼「陳腐かも知れないけど、愛の深さかも。深い愛があると同化して眷属になる。」
桜「うん、耽美な百合を考えるとそうかも知れない。」
紬「あ、待って!ここ、ここ読んで!ちょっと長いけど ………… "愛しいあなた、あなたの小さな心臓は傷ついているのね。わたしが自分の力と弱さの逆らえない掟に従うからといって、残酷だと思わないでちょうだい。あなたの愛しい心臓が傷つけば、わたしの荒れ狂う心臓も一緒に血を流すんです。わたしはこの上ない屈従の悦びのうちに、あなたの温かい命の中に生きて、あなたは死ぬでしょう――死んで、快く死んで――わたしの命に溶け込むでしょう。わたしにはそうするしかない。わたしがあなたに近づくように、今度はあなたがほかの人に近づいて、その残酷な悦びを知るでしょう。でも、それは愛なんです。" …… 愛だと言ってる。何か血が混じり合うみたいなことを言ってる。屈従の喜びって何?命が溶け合うと自分が失われて....ああ、エロの向こう側にある上級者向けの表現が全然わからない....ともかく行為が行われるとローラも吸血するようになるらしい。」
桜「それは阻止しよう。血の連鎖、いや吸血の連鎖を放置しておくわけにはいかない。」
翼「吸血は1回じゃなくて何度も繰り返されて、だんだんカーミラが愛と呼ぶ同化が始まる感じかな。たぶんもう噛まれて少し吸われてるね。」
紬「小説ではカーミラが消滅させられるからローラも眷属にはならなかったけど....」
翼「映画とかだとラストに眷属化の兆しが映されて続編の期待を煽りそう。」
紬「今のままでもそう悲惨なことにはならないけど....」
桜「うちらが寝ている城の中で毎晩好き放題されるのは腹立たしい。悪を蹴散らして正義を示したくなる。」
翼「ただ、カーミラもけっこう強いよ。シュピールスドルフ将軍という高レベル戦士が斧で武装して挑んでも勝てなかったんだから。」
紬「手刀で首チョッパするくらいはできそうだね。ちょっと肉弾戦を挑むのは無理。」
桜「もう少し考えよう。」
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女神「はーっはっはっは!悩んでる悩んでる!こういうのが見たかったんだよなあ。」
青水「うん、女神の気持ちは理解できる。翡翠だと、よほどの相手でなければチャンバラで制圧できてしまうからな。」
翡翠「私を暴力女みたいに言わないでください...んもう....青水さん、シャンパン持ってきて!」
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桜「いちおうカーミラも忸怩たる気持ちはあるというのはわかる。」
翼「愛は...うちらが知らない大人の愛は...支配しているように見えても支配されてもいるらしいから...吸血して血が入り込んでくると自分が溶けてローラに支配されるみたいになる。」
紬「でもさ、シュピールスドルフ将軍の姪、ベルタはふつうに捕食して殺しちゃってるんだよ。やっぱ許せないよ。」
桜「吸血鬼と言えば苦手アイテムを用意するのがお約束だけど、ドラキュラ由来のお約束が全部通じるかというとそうでもなさそうなのが悩みどころ。」
紬「ひとつずつ試してやろうか。」
翼「良いね、それ。さっそくマダム・ペロドンのところへ行ってニンニクをもらってこよう。」
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女神「翡翠、見たか?あいつら討伐を決意したぞ。…… ん?翡翠、どうした?」
翡翠「...うせ....どうせ私は恋愛脳のバカ女ですよ....恋愛にほだされてカーミラを助けてしまった....ベルタを殺した殺人鬼だったということを忘れてました....くっ....この上は腹をかっさばいて!」
青水「待て、翡翠!みんな同じでなくても良いんだ。人の数だけ答えがある。おまえは優しかっただけだ。」
翡翠「だっであの子たちは....あだしより年下なのに....ずっどじっがりじでいで....」
女神「え?翡翠って泣いたり涙を流したりできるんだっけ?」
翡翠「青水ざんっ!...グラッパ...グラッパをぐだざい!」
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桜「ペロドンさんからニンニクをたくさんもらってきた。」
翼「私は礼拝堂の牧師さんから聖水をもらってきた。」
紬「今夜、対魔防衛隊を立ち上げて夜の見回りに出よう。もし荒事になって負けそうになっても女神様の緊急自動転移が発動するから大丈夫。」
桜「もらってきたのは良いんだけど、ニンニク、どうやって使う?このまんまだと匂いもあんまりしない。摺り下ろし器がない。」
紬「大丈夫だよ。ニンニクはまな板において包丁をその上に平たく置いてげんこつでドンとやると潰れる。そのまんま料理に使える。」
桜「意外なところから有益な情報が...紬、おまえ料理するの?」
紬「うちは共働きだからね、ふつうにするよ。弟もいるし。」
翼「ギャップで好感度を上げるメガネっ娘。」
桜「そういえば聖水や十字架は、使用者がキリスト教徒じゃないと効果がないんじゃなかったっけ?」
翼「本気でインスタント信者になればたぶん大丈夫。…… それじゃあ復唱してね。…… 天にまします我らが父よ...」
桜&紬「天にまします我らが父よ...」
翼「うちらこの瞬間からキリスト教徒です。」
桜&紬「うちらこの瞬間からキリスト教徒です。」
翼「本気で信じているので助けてください。アーメン。」
桜&紬「本気で信じているので助けてください。アーメン。」
桜「大丈夫なのか、これ?」
翼「あ、そうだ!…… 女神様...イエス・キリスト様にどうかお口添えを!」
桜「おまえなあ...」
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青水「対魔防衛隊、出撃するぞ。大丈夫か?」
女神「危機察知強制転移が付いているから大丈夫。」
青水「ちょっと遅れてやらちゃったとかは起こらないのか?」
女神「未来予測だからな。人間には作れない。神のみぞ知るというやつだ。たとえ銃撃戦の最中でも、着弾する前に転移する。」
翡翠「私にはそんなのなかった。」
女神「だっておまえ無敵じゃん。」
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翼「夜になったので出撃だ。」
桜「鋼鉄の対魔防衛隊、行きまーす!」
3人がドアを開けようとしたら、ちょうどカーミラと鉢合わせした。目に敵意がある。どうやら邪魔な3人を先に潰す考えのようだ。桜のタクティカルライトのスイッチが入った。3000ルーメンというこの時代には経験できない光の束がカーミラの顔に照射された。ふつうの人間でも一時的に失明する。視界を失ったカーミラに紬と翼が容赦なくスタンガンを当てた。こちらは思ったほど効果がない。3人はこの時代の自然界に電気がないと高をくくっていたが、稲妻があった。ギリシャ神話のころから稲妻は強力な攻撃方法として認知されていた。ヴァンパイアにある程度の耐性があっても不思議ではない。
桜「いったん離れてゴグルを付けて催涙スプレー!」
催涙スプレーはそれなりに効いた。吸血するためには呼吸も必要なのだろう。カーミラは喉をかきむしってその場に崩れ落ちた。3人はその機を逃さずに結束バンドで拘束した。
紬「やった!」
翼「倒した!」
3人が安堵したのも束の間、カーミラはこともあろうに結束バンドを引きちぎり、巨大な黒猫の姿になって窓ガラスを内側から破って逃走した。
翡翠さん、泣かなくて良いよ。あなたは何も悪くない。鼻水垂らして泣く翡翠さん、ヤケ酒で壊れる翡翠さん、ぼくは見たくない。




