計画が雑だと詰みます、リスタートを余儀なくされ、巴里は燃えているか!
初めての挫折でした。
桜「いつものようにセーヌ川で露店を出して蓄光ペンダントを売るけどさ、市民層相手の商売で作ったお金で社交界に入って行けるのかな?」
翼「まずドレスを整えなければならないでしょ。そこが関門になりそう。」
紬「金策で詰むって言ってた女神、たぶんそれを予見していたね。やだもう、生まれて初めての金欠。」
桜「それな。ドレスを買わなければジェムを売りに行けない。ジェムを売れなければお金が作れない。」
桜「あっと言う間に完売したけどさ....計画が雑だった。600フランじゃ何も始められない。」
翼「やり直しってあるのかな?」
紬「仕切り直して成功する見通しがあるなら女神様もリスタートさせてくれると思うよ。だって退屈しのぎが目的なんだから。」
桜「そだね。頼んでみよう。…… 女神様―!」
女神「どうした?中断は許さんぞ。」
翼「リスタートお願いします。準備が足りませんでした。」
紬「今度こそしっかり計画を練って必ずや成功にこぎつけて見せます。」
桜「19世紀フランスの階級社会を甘く見ていました。次は負けません。」
女神「そうか...まあこのまま進んで詰んでしまうのもつまらないからな、よろしいリスタートを認めよう。準備もあるだろうから明日リスタートだ。」
桜&翼&紬「ありがとうございます!」
桜「とりあえず600フランを持って渋谷に戻ってきたけど...」
翼「最大の難関、ドレス問題をどうするか...?」
紬「あ!(ピキ~ン!)これだ!サクラ大戦3 〜巴里は燃えているか!」
桜「え、あの乗馬服みたいなの着るの?」
紬「いや、それには合わせなくて、元祖サクラ大戦の袴姿で参戦するんだよ。レンタルできるじゃん、現代日本で。」
翼「天才かよ!それなら着物ってことで社交界もOKだし、東洋の神秘が光るし、ジェムも売りやすい。」
紬「大学生が卒業式で着るから衣装は選り取り見取りだよ。さっそくレンタル屋に行こう。」
翼「明日リスタートだから、蓄光ペンダント、あと30個ポチっておこう。Geld stinkt nicht. お金は邪魔にならない。」
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女神「ふふふ、リスタートの希望に燃えているな。」
翡翠「何か...変な期待してませんか?」
女神「いや...別に...」
翡翠「私のときは女神様全面介入で楽勝だったんですけど、今度は任せきりなんですね?」
女神「とりあえず今回救うのはマルグリットではなくてヴィオレッタ、小説版じゃなくてオペラ版の椿姫だから、難易度も低いだろう。」
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桜「おはよー、みんな!」
翼「あ、うん...おはよう。」
紬「ふう....朝日が眩しいわ...」
桜「どうした?なんかいつもと違う。」
翼「全然大丈夫だよ。絶好調。神々の休養で絶好調の向こう側まで飛んで行ったかな。」
紬「まんまんまん、まんじゅう、アンブロシアまんじゅう♩五感の底からいっちゃいます♩」
桜「おまえら....やっぱり....青い果実が...」
翼&紬「気にしなくて良いんだよ、桜、あんたも通った道だろ?一皮剥けてテカテカでツルツルだよ。」
桜「まあ...神々の力でフィジカルもメンタルも強まった感はあるけどさ。」
翼「行こうぜ、リスタート!ふっふっふ、新たにペンダント30個持ったし...」
紬「コンビニでお菓子も補充したし、メントスも持った。」
桜&翼&紬「いざ、巴里へ!」
さすがに最初からこれは思いつきませんね。苦境に立って初めて突破口が見つかるものなのです。




