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転移しまくるJKトリオ――港区の実家は太い  作者: 青い水


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212/221

クラス対抗魔力体育大会が開催される、ドーラとアンジュも参加だよ

挿絵(By みてみん)


過酷なレースですが、留学生で魔力もない3人は観客です。

桜「クラス対抗魔力体育大会の概要が発表されたようだ。」


翼「クラス対抗っていっても能力別クラスなんだからS組が勝つに決まってるんじゃ?」


紬「ハンディキャップが付いてるとか。」



挿絵(By みてみん)



紬「うわ、けっこうエグい。」


桜「クラス別にコースが違う。」


翼「F組とE組は湖を迂回して陸路。それぞれ80kmと90km。」


紬「標準的な行軍距離は1日あたり25kmと言われてるから、3~4日かかる。」


桜「D組以上は水上移動が加わる。D組は島1がチェックポイント。C組は島1と島2、B組は島2と島3、A組は島1,島2,島3。そしてうちらS組は島2、島3、島4。」


翼「持ち込めるものは替えの下着とタオルと歯磨きセットだけ。」


紬「武器は?」


翼「魔法発動用のワンドだけ。武器ではないけれどサバイバルナイフやスコップはOKだって。」


桜「おい、これ見ろ。食料と水は自力で確保だと。狩りや採集をして水も浄化しなければならない。」


紬「お邪魔モンスターも配置されてるよね。」


桜「ああ、水中と島には出る。しかも島のレベルに従って敵の強さが上がる。しかも島の環境も変わる。島1は通常環境だけど、2は熱帯、3は氷結、4は砂漠や瘴気などランダムに変わる。」


紬「うちらは留学生だから見てるだけだけど、参加したらホントに地獄だね、これ。」


桜「S組からは誰が出るんだろう?」


翼「ドーラは絶対に出る。」


紬「アンジュも出るよ。アニメだとそうなるはずだもの。」



挿絵(By みてみん)



ドーラ「あら、こんにちは。留学生さん。」


桜「あら、珍しいわね、ドーラとアンジュのツーショット。」


アンジュ「今度の体育大会に出るんです、私たち。」


翼「さっき概要を見てきたよ。すごく過酷な大会なのね。」


ドーラ「そう。だからS組が優勝するのは難しいの。毎年だいたいF組かE組が勝ってる。頑張って歩けばいいだけだから。」


紬「あと男子3人と女子ひとりが参加するのね。」


ドーラ「男子は、国王の嫡男フェルディナント、将軍の長男ジーグルト、国一番の豪商の息子ライヒァルトの3人。」


桜「残り1枠の女子は?」


ドーラ「モブリン・オルディネール。いたってふつうの子だけど、この大会を勝ち抜くために必要なスキルを持っているの。あとで紹介するわね。」



 クラス対抗魔力体育大会の当日になった。スタート地点に全生徒が集まり、学園長の挨拶を聴いている。



学園長「皆さん、伝統あるクラス対抗魔力体育大会が今年も開催されます。例年、完走できたクラスは半分以下という過酷なバトルです。ものを言うのは魔力だけではありません。クラスの結束力、仲間同士の協力が大切なのです。人類が全生物の覇者になれたのはなぜでしょうか?筋力でも頭脳でもありません。組織的な協力体制を構築できたからです。各クラス6名の精鋭がどのように協力して難局を乗り越えるかがこの体育大会では問われます。素晴らしい奮闘を期待します。」



ドーラ「皆さん、今回のリーダーを務めさせていただくドーラです。よろしくお願いします。まず参加者の自己紹介をお願いします。男子3人からどうぞ。」



挿絵(By みてみん)



フェルディナント「皇太子のフェルディナントだ。皇太子ではあるがこのまま国王になれるわけではない。我が国は嫡男相続制ではない。私の父も皇太子ではなかった。国王は65歳で退位し、その前に国民投票で次期国王が決まる。実績や名望が高くないと国王にはなれない。そのためにもこの大会でしっかり活躍して爪痕を残さなければならない。魔法特性は光と闇、そして治癒魔法も使える。」


ジーグルト「国軍士官のジーグルトだ。軍人なので荒事に秀でている。魔力量はそこそこあるがエレメント適性がない。使えるのは無属性の衝撃波だけだ。盾役にでも使ってくれ。」


ライヒァルト「商人のライヒァルトです。魔力量はかなりありますが、攻撃力は期待しないでください。適性はいちおう風と土と治癒です。期待していただきたいのは鑑定スキルです。動植物が食用に適しているか否かは瞬時にわかります。」


ドーラ「なかなか頼もしい男性陣ね。では残り1枠の女子、モブリン・オルディネール、自己紹介をしなさい。」



挿絵(By みてみん)



モブリン「こんにちは。モブリン・オルディネールです。魔法適性は火と水ですが、たいした威力はありません。ユニークスキルで、周囲に空気を作り出せます。陸上ではほぼ役に立たないのですが、水中では息ができます。ただし、私の周囲3メートルだけです。空気の質は一定に保たれます。泡になって浮かび上がることもありません。私の周囲に固定されます。ただし出入はできますので、敵の侵入を食い止めることはできません。」



ドーラ「ありがとう、モブリン。これで全員揃いました。」


アンジュ「あのう、私まだ自己紹介していません。」


ドーラ「あらごめんね、アンジュ。では私から。アンジュは魔力量がクラス1です。尽きない魔力。なのでいろいろなことができるのですが、これまであまり魔力に頼らない生活をしてきたので使いこなせていないかもしれません。今回のこの過酷なイベントに参加することで新たなスキルが生まれるのではないかと期待して参加させました。」


アンジュ「ふつつか者ですがよろしくお願いします。」





そもそも悪役令嬢ものを読んだりアニメで観たりした経験が乏しいので、これで合ってるか心配です。ご意見、ご鞭撻をお待ちしております。

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