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転移しまくるJKトリオ――港区の実家は太い  作者: 青い水


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鉄砲の次は台湾だ。周到な同化戦略を立てたあと、黄金の巫女たちは北を目指す

台湾を非暴力的に琉球国に併合します。そして黄金の巫女となったJKトリオは日本との国境線を目指します。

桜「これで念願の鉄砲が手に入りました。あとは試射のあとで国の優秀な鍛冶屋を招集して構造を調査させ、量産してください。


尚清王「簡単に安く手に入ったな。巫女どのたちの献金だけで買えてしまった。もっと吹っかけられるのかと警戒していたが。」


桜「相手の不名誉な言葉尻を捉えましたから。」


尚清王「あのチーカスか?」


桜「わずかですが西洋人の言葉を学んでいたおかげで聴き取ることができました。女の子という意味です。船乗りがニヤニヤしながらこの言葉を口走るのは...」


尚清王「なるほど、通じるはずがないとたかをくくっていた相手に聴き取られたので焦ったのか。」


桜「その通りです。会談の場で最も触れて欲しくない話題でしょうから。」


尚清王「なるほど、見事な手際であった。」


桜「次の目標は台湾に上陸することです。現地人と接触することになるでしょうが、ここで大事なのは決して戦闘になってはいけないということです。将来の国民になる人々ですから、敵対的な図式で関係を構築すべきではありません。血は一滴も流してはならないのです。」


尚清王「しかしこれまで彼の地に漂流した船乗りの中には首を狩られた者もいたという。」


桜「それは接触の態度に問題があったためだと思われます。武器を構えれば当然そうなります。」


翼「海岸で楽しそうなお祭りを催して、興味を持たれたら食べ物でもてなすのがよろしいでしょう。最初の上陸者は歌や踊りに通じた女中心に選抜するのです。」


紬「琉球にはあるじゃないですか、カチャーシーという楽しい宴が。」


桜「干し芋、干し魚、豚の加工品、お粥、泡盛、そしてデザートのお菓子。未知の味覚に現地人は驚き喜ぶはずです。」


尚清王「なるほど、説得力のある発想だ。よし、寄進された新造船で台湾を目指そう。各船に操船用の乗組員5名、祝祭および接待用の女10名を乗せる。」


桜「それなんですが、15人乗りの船10隻だと150人なります。これはかなり威圧的に映るはずです。どうみても侵略者です。なので2隻で上陸するのがよいかと思います。カチャーシーの宴会はこの人数で十分かと。」


尚清王「なるほど、一理ある。ならば複数の上陸地を目指すのはどうだろう?」


桜「それは非常に理に適っております。できるだけ多くの現地人と接触することが重要ですから。」


翼「えーと、女神様から賜った道具で調べましたら、与那国島から西へ100㎞で台湾の東岸に到着しますが、河口がふたつあります。この二カ所を目指して上陸するのが効率的でしょう。接触の可能性が高いと思われます。」


尚清王「よし、ではそれぞれ3隻を派遣して、1隻は予備として海上で待機ということにしよう。」


桜「朗報をお待ちいたします。」


紬「私たちは沖縄の北方、与論島およびその周辺の島々を訪れて、生活改善、および防衛強化の可能性を探ります。日本の薩摩が攻めてくる可能性がありますから。」


紬「とりあえず奄美大島までがっちり統治できるように環境を整えて、その周辺の小さな島も探検します。女神様の道具で調べたら宝島と小宝島という魅力的な名前の島もありました。」


尚清王「そこは奄美大島のすぐ北に接しており、薩摩との境界を守るための重要拠点じゃ。いわば防衛の要衝であり、船の寄港地としても重要な島じゃ。強化できるものなら強化したい。」


桜「数日の旅で状況を確認して参ります。」


尚清王「ならばこれを持て。王の代行者である黄金の巫女を示す朱印状と王家の数珠だ。これで各地の役人たちは黄金の巫女の家臣となる。」


桜&翼&紬「ありがとうございます。」



蘭「お帰りなさいませ。王宮はいかがでした?」


桜「大成功よ。鉄砲が3挺も安く手に入った。」


蘭「それはおめでとうございます。」


翼「まだ預けた資金に余裕はある?」


蘭「はい、まだまだ余裕です。3両以上残っています。」


翼「じゃあここに50両あるから、これで定期船事業を始めましょう。15メートル級の船一艘を購入して港に専用乗り場を作ってちょうだい。嘉手納と久米村の間の交通量は、今はまだ少ないけれど、そのうち飛躍的に増加するはず。午前中に2往復、午後に2往復。乗船券の設定と船頭の選定は任せるわ。」


蘭「了解しました。交通会社を始めるのですね。経営を任せていただけるなんて...ふつつかですが精一杯頑張ります。」



桜「定期便の運行が始まれば王都との行き来も楽になるね。」


紬「片道6時間も歩くの、港区女子には無理なんですけど。」


翼「名前が翼なのに空が飛べない。」



樽金「よお、お帰り。お見合いツアーの参加者たちが帰ってきたぜ。」


紬「結果はどうだったの?」


樽金「大成功だ。うちの村は美人が多いからな、6人も船乗りがやって来たぜ。」


紬「おお、ベビーブームの予感。」


樽金「織物工房も完成して、ハナとウミは大忙しだ。工房の代表者だからな。」


桜「うちらの周りでスタートアップの女社長が増えている。」


翼「倉金ちゃんは元気なの?」


樽金「おお、すごく元気だ。お乳をたくさん飲むからな。カヨはおっぱいが大きいからお乳がたくさん出るんだ。」


桜「....それは何よりだったな。」


樽金「ハナとウミも巨乳だ。うちの村は巨乳揃いだ。だから婿も集まる。」


翼「....ドンマイ、桜。」


桜「ときに樽金、子どもが生まれたばかりで申し訳ないんだが、うちらとしばらく遠征に付き合ってくれないか?」


樽金「いいぜ。どこへ行きたい?」


桜「北だ。与論島、沖永良部島、徳之島、奄美大島、そして奄美大島周辺の小島だ。」


樽金「ふむ、それぞれ1日で到着できる。島の滞在はどのくらいだ?」


桜「2日~3日。」


樽金「ならば往路は終点の奄美大島まで2週間、帰りは島の滞在が補給だけだから1週間で帰ってこれる。合計3週間だな。操船は俺と村の男のふたりでやる。人数が少ないから荷物はいっぱい積めるぞ。」


紬「ミョンとニョンは開墾した豆畑か?」


樽金「そうだ。毎日熱心に世話をしている。村人にも豆の作り方を指導しているぞ。」


紬「豆を分けてもらってくる。北の島々で豆を栽培させて維持できる人口を増やすんだ。」


スタートアップ事業が女たちによって動き始めました。3人は豆を持って北を目指します。

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