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転移しまくるJKトリオ――港区の実家は太い  作者: 青い水


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着物じゃ歩きにくい、首里にも拠点、部下を雇用、富豪なのでカネでごり押し

王都で本格始動です、鋼鉄の...あれ?鋼鉄の何にしよう?次回までに考えておきますね。

桜「じゃあ今日の予定は、首里にセーフハウスを確保。信頼できる部下を雇って管理を任せる。」


紬「部下はくノ一がいい。ミナルナさんみたいな。」


翼「そう都合良くアイドル双子くノ一なんて3つも属性を積み上げたキャラはいないだろ。」


紬「アイドルと双子は求めてない....いや、双子は欲しいかも。」


桜「そもそもくノ一なんているのか、琉球に?いるとしたらカンフー使いだろ?」


紬「あんたも認知が歪んでるよ、桜。それ中国だから。」


翼「えーと ………… いま首里の地理関係を調べてるんだけど、ここ首里は王宮がある高台で、丘陵地帯。交易の舞台はここから数㎞下った海沿いの港町。久米村っていって現在の那覇の元みたいだよ。明からの渡来人が基礎を作って、技術者や知識人がいたんだって。」


桜「おお、なんだか期待できそう。そっちにもセーフハウスだ。」


紬「何だかうちら、巨大な資本力を持つスパイみたいになってきたよ。」


桜「拠点と人材の確保だよ。まだ300ゴールドぐらいしか使ってないから、ここで一挙に吐き出す。」


翼「そうと決まれば、まず服装の一新だ。こんな着物でしゃなりしゃなり歩いていたんじゃ何もできないまま日が暮れるよ。今調べてみたら、筒袖で丈の短いカリーと呼ばれる簡素な服があるらしい。裾が短い。ミニ浴衣みたいな感じ。」


紬「今度はちゃんとパンツをはくからな。」


桜「当たり前だよ、痴女紬。」



挿絵(By みてみん)



桜「さて、不動産屋はどこだろう?」


翼「ちょっと待ってね………… 不動産屋はない。勝手に買えないみたい。基本的に屋敷と土地は士族の王府からの拝領物だから。でも金に困ってる困窮士族なら直接交渉でなんとかなりそう。要するに金貨でほっぺたを叩く。」


紬「おい、札束なら絵になるけど、金貨でやると血が出るからやめろ。」


桜「ふうん....じゃあ聞き込みかな。」



 3人はRPGの知識から情報収集の重要拠点となる酒場を探したが...ない!首里に酒場はない。



翼「ないじゃん、酒場。」


紬「琉球じゃ昼間から泡盛飲んでミミガー食ってると思ってた。」


桜「16世紀はそんなことやってる余裕がなかったんだよ、きっと。」


翼「あっちに人がいっぱいいる...市場みたい。」



桜「あ、屋台がある。」


翼「腹のゲリラ兵を蜂起させないやつにしてくれ。」


紬「焼き芋がある。サツマイモじゃないけど、これなら安心できそう。」



焼き芋屋「へい、らっしゃい!」


桜「3つちょうだい。」


焼き芋屋「へい、お待ち!」


翼「ねえ、おじさん。若い女を雇いたいんだけど、どうすればいい?」


焼き芋屋「なんだい、若い姉ちゃんが若い女を雇って娼館でも始めるのか?やめときな。役人にしょっぴかれるぞ。」


翼「違うよ。住み込みで家の管理人にしたいんだ。」


焼き芋屋「女を雇いたいなら、ほら、あそこに店を出してる奴、あいつが口入れ屋だ。」


翼「ありがとう、おじさん。はい、お礼のミルキーだよ。」



口入れ屋「いらっしゃい。使用人を探してるのかい?」


桜「ああ、読み書きができる若い女、できれば士族の娘がいいな。給金ははずむよ。住み込みの管理人にするので、生活費込みで月に500文だ。」


口入れ屋「そんなに払うのか。俺の手持ちの女、誰でも飛びつくな。」


桜「条件に合うの何人いるの?」


口入れ屋「身元がしっかりして読み書きができる...6人だ。見てみるかい?」


桜「面接で採用を決めると不採用の人から恨みを買いそうだな...」


口入れ屋「俺んちに集めてお茶会でもさせるから、様子をこっそり覗いて決めたら?」


桜「そうする。あと1時間後でいいか?これが手付けの100文だ。」


口入れ屋「ありがとよ、これが地図だ。待ってるよ。」



桜「さあて、1時間あるけど何しよう?」


翼「首里を散策して土地勘を養い、拠点にふさわしい地区の目星を付けておこう。」


紬「管理人さんが自炊するから市場から遠くないところがいいよ。うちらホワイト企業だから。」


桜「企業じゃないだろ。」



翼「ほら、あのあたり...士族の屋敷っぽいのが並んでる。市場からも遠くないよ。」


桜「ボロ屋敷と豪邸といろいろあるね。」


紬「ふっふっふ、困窮士族の屋敷を高額お買い上げだ。」


桜「生活こんきゅうダメディネロ...」


翼「は?何だ、急に?」


桜「とある声優アーティストの楽曲だよ。」


翼「ダメディネロとは?」


桜「スペイン語で“金をくれ”だ。」


紬「え?桜、スペイン語わかるの?」


桜「ふっふっふ、ふぁーっはっっは!よくぞ訊いてくれた、我が同志たちよ。翼はドイツ語、紬はフランス語を習ってるじゃん。私だけ何もないのは我慢ならなくてな、親に頼んでスペイン語の家庭教師を付けてもらった。」


紬「おお、それは強力スキルだ。やったな。」


翼「いきなり家庭教師か...広尾の令嬢は格が違うな。」


桜「ブエノス・ディアス!」



桜「そろそろ時間だね。覗き見面接に行こうか。」


紬「可愛い子...いるかな...(じゅる)」


翼「管理人だからな、ロリは求めてないぞ。」



桜「この小窓から覗こう。」


紬「AVシチュだ。」


翼「おまえ...ブレないな...」


桜「6人でお茶会となると、マウントで場を仕切ろうとするやつがでるよな。」


翼「そうそう、そういうのは使いづらいので外そう。」


紬「あ、あの子、かわいい。」


翼「おまえ、面接官失格だ。」


桜「あの子だ。そつなく話を良く聞いて場の状況を一番的確に把握している。」


翼「たしかに。立ち振る舞いも冷静だし、何より上品だ。」


桜「よし、さっそく口入れ屋を呼び出して採用決定を伝えよう。」


翼「とりあえず宿屋まで来てもらうか。」





士族の娘を部下にして、あとは芋ずる式に...JKトリオの富豪大作戦はどうなるのでしょう?

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