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転移しまくるJKトリオ――港区の実家は太い  作者: 青い水


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142/165

要塞拠点が完成、王都の首里へ向かう、日本より先に琉球が銃を手に入れたい、ノーパン着物

首里にやって来ました、JKトリオ。このころはすでに首里城が存在してたんですね。小さな国でしたが、明の保護の元、上手に立ち回って交易の要になっていたようです。


挿絵(By みてみん)



桜「やったー!家が完成した!」


翼「20両もつぎ込んだ甲斐があるね。」


紬「シングルエントリーで防御力最高。開放的な回廊が周囲を包み、通気性も最高。」


桜「そして特注の常時水洗トイレだ。森からの水路を作ってトイレの下に常に水が流れる。その水はさらに地中に埋めた管を通って海に流れる。」


紬「そしてウンチはお魚さんの餌になる。」


桜「やめい!」


翼「これで荷物を置いて王都へ行けるね。」


桜「着物も手に入ったし、さっそく行こう。」


紬「着物は持って行って直前に着替えるよ。私、苦手なんだよ、着物着て歩くの。」


翼「現代人は誰でもそうだよ。」


桜「くノ一衣装にすれば良かった。」


翼「泥棒にしか見えないからそれはダメ。」



挿絵(By みてみん)



桜「さすが王都ね。人がいっぱいいる。」


翼「私、沖縄に来たの始めて。」


紬「私もだよ。家族旅行はいつも外国ばかりだった。」


桜「ふっふっふ、私は2回来たことがある。ダイビングが楽しかった。」


紬「ふえ~、水中令嬢。」


桜「この時代はボンベもレギュレーターもないから深く潜れない。亀とかいるんだけど。」


翼「お金はいっぱいあるけど、両替屋の場所を確認しておこうか?」


紬「ためしに金貨を1枚だけ両替してみよう。いつも樽金に頼んでいたけど、自分達でもできるようにしておかないと。」


桜「そうだね。それからこの首里にも拠点を構えようか。」


翼「それは大事かも。琉球を繁栄させるには首里で活動することが多くなる。」


紬「この時代、今は1543年だから、もうすぐ種子島に鉄砲が伝えられるよ。」


桜「たぶんそれだ、女神様の狙いは。日本に伝わる前に琉球がゲットするシナリオを考えてるに違いない。」


翼「おお、鋭いな。樽金の新造船でその船を首里に誘導させよう。」


紬「えーと、調べたらその船、ポルトガルの船じゃないよ。」


桜「え、そうなの?日本史でそう習った気がしたんだけど。」


紬「教科書には中国船って書いてあるけど、漂着したのは倭寇の船だよ。」


翼「倭寇って、あの日本人の海賊が中国や朝鮮を襲撃したってやつ?」


紬「倭寇って主に中国人で、日本人も少し混じっていただけなんだって。」


桜「なんで倭寇って呼ばれたの?」


紬「日本の武士が恐れられていたから看板にすると強そうだったとか。」


桜「喜ぶべきか悲しむべきか、はたまた怒るべきか、難しい問題だ。」


紬「種子島に漂着した船の持ち主は王直という中国人で、鉄砲を所持していたポルトガル人がふたり同乗していたんだって。王直は種子島を治めてる領主と筆談を交わしたそうだよ。」


翼「私が苦手とする漢文だ。」


桜「琉球にも倭寇は来てるかな?」


紬「巨大な海上交易商だから来てたんじゃない。ほら、あの人、どうみても服装が中国人だよ。」


翼「ホントだ。そして西洋人みたいな帽子をかぶってる。」



挿絵(By みてみん)



桜「訊いてみたいけど言葉が通じそうにないな。」


翼「筆談も無理だからね、漢文苦手で赤点すれすれなんだから。」


紬「仕方がないなあ。私がスマホで筆談してやるよ。翻訳アプリで。」


翼「あ、ズル!」



紬「“ねえ、おじさん。日本語話せる?“」


倭寇「“少しならな。”」


紬「中国人の倭寇なの?」


倭寇「しーっ、その名で呼ぶな。交易船団員だ。」


紬「なんで倭寇って呼んじゃダメなの?強そうでかっこいいのに。」


倭寇「琉球は明の朝貢国、いわば子分だ。そして明は民間の海外交易を禁じてる。俺たちは明にとって犯罪者、だから表立っては琉球にとっても犯罪者なのさ。」


紬「表立ってはということは、裏では違うのね?」


倭寇「ああ、俺たちは情報提供者だし、貴重な交易品を運んでくるし、琉球の産物もたくさん買い込むからウィンウィンだ。」


紬「なるほどねー。そういえば西洋人もこのあたりに来てる?」


倭寇「来てるさ。この帽子、かっこいいだろ?西洋人にもらったんだ。」


紬「琉球にも西洋人は入ってくる?」


倭寇「めったにこないな。あいつら、目立ちすぎだからな。」


紬「じゃあ船でお留守番なのね?」


倭寇「ああ、そうだ。」


紬「ありがとう。はいこれ、ミルキーだよ。」



 3人は両替商で金貨を2両の銀貨に変え、宿屋を探して部屋を取った。



桜「西洋人に接触するには船が必要か。」


翼「樽金の新造船ができるのを待つしかないかな。」


紬「うーん、それだと間に合わないかも。」


桜「お金が腐るほどあるんだから倭寇に賄賂を渡せば良くない?」


翼「あ、そうか。大富豪だったのを忘れてた。」


紬「ふう、それにしても着物は苦しい。とっとと脱ごう。」


桜「あ、紬、着物の下はノーパンかよ!」


紬「え、それが正式じゃないの?」


桜「んなわけあるかい!現代人はパンツはくに決まってるだろ。江戸時代の常識だ、それは。」


今でも、着物や浴衣のときパンツははかないと嘘情報を友だちに教える悪い女性がいるそうです。某声優が怒っていました。ともかく、日本より先に銃ゲット、ミッションの目的がはっきりしてきました。

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